今日あたりから雪模様になるとの予報だったので、昨日は急遽HDを修理に出すために札幌へ。
雪道の高速道路運転は緊張するので、戻ったらぐったり、夕食後すぐに寝てしまいました。
ということで、今日は残りのフイルムを終日スキャン、先ほどすべて終了しました。
結果が出る作業は達成感がありスッキリです。
「いつまでもフイルムにこだわっている必要あんの?」
という声が聞こえてきそうですが、これがあるんです。
私の作品発表のメインはカレンダーやポスターなどで、印刷物(印刷所で行うオフセット印刷)が主になっています。
カレンダーもここ何年かデジタルカメラでの作品を掲載しておりますが、仕上がりが何となくフイルムと違うことに気がつき始めています。
言葉ではなかなか言い表せないのですが、やはり何かが違う。
途中の色が抜けているというか、奥行きが感じられないというか、ツルッとしているというか、淡泊というか・・
こんな感じ。
これは一見しただけではわかりませんが、撮影者にはその違いがはっきりと感じます。
写真の中身まで変えるものでは決してないので、それがデジタルと言ってしまえばそれまででしょうが、その微妙な色表現にはやはりこだわりたい。
ですので、2011年版の大型カレンダーはフイルム中心に構成しております。
(10月の青い池を除いてすべてフイルム作品にしておりますので、購入された方は是非意識して見て下さい)
オフセット印刷でデジカメデータをフイルム並みに表現出来れば、その時はフイルムとは決別する時。
それまでは両刀使いが続きそうです。
デジカメのうんちくがネット上に山ほど載っていますが、ディスプレーの表示だけを見て判断するのはやや危険ということでしょうか。
Hasselblad 503C/W,Distagon 50mm,1/4sec. f/22 RVP
オフセット印刷とは