菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

満月

2011年08月14日 | Weblog
 
正確には今日が満月ですが、昨日もほぼ満月状態。
写真を撮るには昨日がベストです。
私は月を撮る場合、以前も書いたことがあるのですがちょっとしたこだわりを持っています。
まず第一に、月のディテールを捉えること。
月をテーマにした場合、白く飛んでしまった月の写真は、全く意味の無い作品だと思っています。(あくまでも内容にもよりますが・・)
第二は周りの風景を取り込むこと。
かなり暗めになりますが、これらの風景がつぶれないぎりぎりのところです。(つぶれる→真っ黒になる)
となると、今までの経験から昨日の月の出がベストとなるわけです。
満月の本日となると、かなり陽が沈んでから昇るので、前述の条件が重なり合いません。
月のディテールを出すと周りが暗くなりすぎてつぶれてしまうし、周りに露出を合わせると月が飛んでしまうのです。

元々満月は年に12回しかないのに(3.287%)、まして快晴あるいは月が見えているという条件となるともっと確率が低くなってしまいます。
かなり貴重ですね。

Canon EOS5D MarkII EF70-200mm F8 AE

あ~、早とちり

2011年08月14日 | Weblog
 
朝晩涼しくなってヒンヤリした空気が気持ちよく、また散歩を始めています。
朝食を6時に終えて(皆さんまだお休み中か・・)玄関を出るのですが、キジバトの巣を見上げてもやはり空。
「ん~ん、やはりいないか。」
一分の望みもあったのですが、現実と捉えてビバウシガッセに向かいました。

丘の上の一本のカラ松まで、往復で20分ほど。
都会でいえば電車一駅区間といったところでしょうか。
戻って再び巣を見上がると、羽根を少しばたつかせたキジバトが巣にいたのです。
もしや、餌やり。
カメラを持ち出して望遠レンズでのぞき込むと、何と大きくなったヒナが餌をねだっています。

全く気がつかなかったし、いつの間にこんなに大きく育ったのか。

考えてみると、ヒナは一羽。
自分の存在をアピールする必要が無いので、親鳥に対して鳴かないのではと推察します。
キジバトの鳴き声は、デデーポッポ、デデーポッポ。
ヒナの時にどんな声で鳴くのか興味津々だったのですが、ちょっと残念です。

でも、孵って(かえって)いて良かった。
心のモヤモヤ感が吹っ飛びました。
無事に巣立ってくれれば良いのですが・・