この小麦は以前ブログでも紹介したことがある「ユメチカラ」という新品種で、2年前に撮影したカットです。
まるで赤麦のようですがそうではありません。
秋蒔きとしては珍しく穂に髭が生えており、色がとても綺麗です。
熟れてくると橙色(だいだいいろ)からやがて色が抜けて白っぽくなってきます。
一昨年前、赤麦を栽培してくれている農家の高谷さんが、委託で試験的に栽培したものでした。
この写真はその時のもので、ユメチカラの穂の色と美瑛の類い希な気象現象とが重なり、劇的な風景を生んでくれた一瞬です。
ここまで赤く染まるのはこの暗雲のおかげ。
落日間際の赤光が、暗雲の隙間から射し込むと決まってこのような色に染まります。
今年からは美瑛でも本格的に栽培開始したようで、特にパッチワークの丘近辺で多く目にすることが出来ます。
ちょうど色づき始めた頃。
機会があったら良い写真撮って見たいと思っています。
CANON EOS-5DMarkII 24~105mm F11 AE