菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

白い樹林

2009年01月15日 | Weblog
 
今日は終日雪となりました。
まとまった雪になったのは今年に入って始めて。
すでに今日だけで2回雪ハネを行いました。

でも、あまり大きな声では言えないのですが、なんだかとても嬉しいんです。
日照りが続いた後の待ちに待った雨のような、そんな感じとよく似ています。
体の中が潤いで満たされていく感覚がありました。
明日以降の撮影が楽しみになってきそうです。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F8 AE RAW

wine

2009年01月14日 | Weblog
 
最近、ブログでお酒の話題を多く取り上げるせいか、以前にも増してお酒を送って下さる方が多くなって来ました。
先日も「お酒が好きなようなので、チリの友人が送ってくれたワインをお裾分けします」といった内容でわざわざ送って下さった方がいらっしゃいました。
とまどいやら恐縮やらはあるものの、正直「お酒」と聞くとつい顔がほころんでしまうのが悪い癖。
大変申し訳ございません。皆さんお気遣いいただきありがとうございます。

このところワインを一緒に頂いたり、またお送りいただく機会が多いので、少しはワインの知識を持ちなさいという意味なのか、家内が「神の雫」というアニメ本を全セット(19巻)揃えてくれた。
この本はワインを通じて繰り広げられる人間模様を描くアニメで、さながら人気アニメ「おいしんぼ」のワイン版に当たる内容となっています。
ワインの知識を高めるのには非常にわかりやすく、またアニメなので気軽に入っていけるのが大きな魅力となっているようです。

そうはいってもわざわざ本を読む暇もないし、第一ワインは銘柄が多すぎるしまたカタカナなので覚えきれません。(脳も硬くなっている・・)
お酒なんて美味しければそれでいいんです。
大体そんな暇があったら自分の使うソフトを覚えた方が肝心と思っていた矢先、日テレ系で「神の雫」というドラマが始まった。
それが、偶然にも昨晩その番組を見てしまったのだ。
テレビは朝晩のニュースや天気予報しか見たことがなく、ましてドラマなどは皆無。
でも、いままでの経緯などもあり何となく見ていたら、これが意外にはまってしまって最後まで見てしまった。
う~ん、けっこう面白いかも。
ワインの知識を高めるのも立派な社会勉強、これを機会に次回も「神の雫」見ます。(単純!)

アップの写真は美瑛に誕生したワインハウス「ヴェン・ヴェール」
さりげなく五大シャトーなども取りそろえているのが美瑛では意外&魅力です。

CANON EOS-5DMark 50mm F1.8 AE RAW

狙い続ける。

2009年01月13日 | Weblog
 
美瑛はどうしたことか、正月からほとんどまとまった降雪がありません。
現在の積雪は30cmほど。南斜面の丘はもっと少なく、地肌が見えているところもあります。
今日のウェザー解説でも、日本海側の積雪は昨年の半分から1/3とのこと。
丘はまるで3月下旬頃の風景となっています。

そんな中、毎年この連休恒例となっている、とあるグループのご案内がありました。
この時期は当然冬晴れに当たるのは宝くじ並み。
このグループもけして例外ではありませんでした。
幾度となく通い詰めてもことごとく裏切られ、「今回もダメなようなら神様はこの世には存在しない」とまで断言し、「この時期の撮影は諦めるしかない」とまで豪語したようです。

でも、なんと最終日、早朝こそ曇っていましたが、みるみる青空が広がり晴れ上がって来たのです。
「オー・マイ・ゴット」
やはり神様は存在していました。
前述のように雪の条件は最悪でしたが、鉛色に沈んだ雪原はその太陽の光で見渡す限り白銀の世界へと変わっていきました。
これぞ総天然色。
やはり太陽に照らし出された大地は美しい。

諦めないで狙い続ける。
単純なことですが、その成果が実った瞬間でした。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW

大荒れ

2009年01月11日 | Weblog
 
北海道は大荒です。
といっても荒れているのは特に道東方面で、美瑛は全く雪は降っていません。
やや風が強い程度ですのでご心配なく。

昨晩はホテル・ラヴニールで「スライド&トーク」
このレクチャーはご案内しているモニターツアーの一環で行われたものです。
この催しはオプショナルということと食事終了後だったので、はたして聞いてくださる方がいるか心配したのですが、ツアー以外の宿泊者の参加もあったりと思った以上に盛況でした。
主催者側としては一安心で、夏のシーズンにも定期的にこのようなイベントを行いたいと意気込んでいました。

しかし、私としては大きな不満がありました。
投影メディアが一般的なプロジェクターです。
どうしても写真のクオリティが伝わりません。
弁解しながらのおしゃべりとなってしまいましたが、もともと持っている美瑛の風景力に助けられた感じです。
次回は、開催するようであればこの問題をクリアする必要がありそうです。

今日はこれから富良野新プリにて、ワインパーティ&レクチャートークです。
(これがまた実に楽しい会なんです)

CANON EOS-5DMark 24~105mm F5.6 AE RAW

レクチャー

2009年01月09日 | Weblog
 
今朝は薄曇り。
結局、快晴とはいきませんでした。
出掛けモードに入っていたので、一通り回りましたが今ひとつ。イメージしたような風景には出会えませんでした。
自然相手なので、なかなか思い通りにはいってくれません。

今、レクチャーの資料づくりに追われています。
この画像は、明日行われる「体験型観光プログラム作成事業」講演のトップ画面です。
講演といってもそれほど大げさなものではないのですが、パワーポイントでおよそ35ページ。
そのほとんどが写真を投影しての解説になりますが、レクチャーは明日の夜なので、それまでにシュミレーションを何とか済ませようと考えています。

この「体験型観光プログラム作成事業」とはどんなものかというと、北海道観光のくにづくり推進局と当協議会が行うもので、参加者を募り内容などモニターを行ってもらいながら今後のツアー企画などに役立てるというものです。
利点は双方に当然ありますが、特に参加者にとってとにかく格安というのが大きなメリットです。
今回の企画はすべて完売、募集は終了してしまいましたが、HPを紹介しますので、今後是非ご活用下さい。

さっぽろチャレンジオフィス

こちらは、逆にリッチなツアー。
まだわずかながら参加可能とのこと。これでも格安料金。きっとご満足いただけます。
~もう一度ハネムーン~


束の間の光

2009年01月08日 | Weblog
 
この写真は一昨日撮影したカット。
暮れからずうっと鉛色の空に覆われていたので、青空を見たのは久しぶりでした。

今年は昨年以上に雪が少なく、丘の積雪は30~40cm程度。
草がまだ雪に隠れていないので、晴れてもなかなか写欲がわきません。
昨日ご案内したウィンターサーカスなど、雪を使ったイベント関係者はヤキモキしていると思います。
雪が少ないのは生活するには楽ですが、多くもなく少なくもない例年並みというのが良いと思います。

予報では明日は朝から晴れそうです。
久しぶりに早朝から撮影に出ようと思っていますが、はたして予報が的中するでしょうか。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW

ウィンターサーカス

2009年01月07日 | Weblog
 
今年もやります「ウィンターサーカス2009 in 大雪・富良野ルート」

ウィンターサーカスとはあまり聞き慣れない言葉ですが、さしずめ「冬の見せ物」といったところでしょうか。
寒くて長い北海道の冬を楽しむアートプロジェクトで、今年で4回目となります。
地域資源である『雪』をつかったランドアートをアーティストが発想し、地域が制作をサポートするというもので、札幌雪祭りや旭川冬祭りのような大規模なイベントには遠く及ばないまでも、「大雪・富良野ルート」らしい切り口の違ったランドアートを楽しむことが出来ます。

このリーフレットは前回ブログで取り上げたphotoshopで制作しています。
(ベースはillustratorですが)
photoshopも10に進化しCS-3とバージョン名が変わり、格段に作業がしやすくなりました。(すでにCS-4が発表されました)
そういえば、以前は悲惨だった。
何しろその当時のバージョンはレイヤー機能が無かったからです。
では、どうしたかというと新規で制作する作業ごとに別名で保存していったのです。つまり新規レイヤーを追加していく分をすべて別名保存したといえばわかるかもしれません。
HDやメモリーの容量も少ない時代に、一工程ごとに保存するのはかなり無理がありました。
あげくのはてには途中でかたまってしまったり・・と。

スミマセン、懐古趣味に走ってしまいました。
何れにしても、善し悪しは別として、各分野の進化の恩恵を受けているのは間違いなさそうです。

ウィンターサーカス2009はこちら

捨てる

2009年01月05日 | Weblog
 
この正月はOSのアップデートと、それに事務所と書斎の大掃除を行った。
ほんの少しで止めるつもりだったのですが、一箇所綺麗にしたら他がかえって気になりだしたからです。
結局、2日、3日、4日と続いて、そのおかげで昨日、今日と筋肉痛。
立ったりかがんだり、重いものを持ったりと、その繰り返しが効いていたようだ。
正月にやらなくても良かったのですが、でも何となく達成感もあるし、振り返ってみれば充実した正月になった。(おかげでお酒も旨かったし)

「捨てる、どうでもいいものから捨てていくんだね。」
というのは書画家「相田みつお」の言葉ですが、今回はたまりにたまった「どうでも良いもの」をとにかく捨てた。
今は「もったいない」という言葉も良く耳にしますが、「古いものを出さなければ、新しいものは入らない」という格言もある。
結局、ここ何年と使わなかったものは、これからもきっと使わないだろうということで思い切って捨てました。
おかげで部屋の中は随分とすっきり、これなら新しいものが十分に入りそうです。

そんな中、出てきたのが15年ほど前に購入したphotoshopのバージョン3です。
ちょうど移住するときに、購入してきたもので懐かしく思いました。
よく写真のレタッチにはphotoshopでないと無理ですかという質問を受けますが、全くその必要はありません。
photoshopは高価ですし、レタッチだけなら使う機能はそれほど必要ではないからです。
photoshopの最大の特徴はCMYK写真データ(通常はRGBデータ)を開くことが出来るというもので、このデータを開けないと仕事にならない印刷所や、それに関連するデザイナー達には必須となってくるだけです。
今では安価なレタッチソフトが沢山出回っていますのでそれで十分です。

このバージョンも結局「どうでも良いもの」になってしまいましたが、何となく愛着がありしばらくは手元に置いておきたいと思っています。