今日は地震前兆現象調査専門部会が大阪で開催された。
初めに公開で京都大学名誉教授である岡田篤正氏の講演があった。
テーマは「地震と活断層の本質に迫る」だ。
近畿圏における活断層についての細かな話を初めて聞いた。
地震発生確率は、過去何年前に地震があったのか、ということで決まるそうだ。
最近地震が起こった場所は、次の地震が起こる確率が低い。
もしそうだとすれば、神戸に住むのがよいのだそうだ。
本当にそうなのだろうか。
金属疲労と同じなのなら弱い部分が折れやすいわけだから、単純にエネルギーの蓄積だけでもないようだ。
続いて委員会が開催され、非公開で大阪大学名誉教授の塩澤俊之氏の講演があった。
地殻活動が引き起こす低周波の電磁波を計ることによって、地震の短期予測が出来そうだという話だ。
地震の前に1Hzくらいの電磁波が発生するのだそうだ。
確かに低周波の電磁波は深いところまで届きそうだ。
続いて京都産業大学の筒井稔氏が20Hzほどの低周波の解析結果を示した。
にわかに地震の短期予測の話に活気が出てきた。
最近、福島では震度5程度の地震が多発している。
今後もっと活発化する可能性があるので、気をつける必要がある。
私のほうの解析は遅々として進まないが、びわ湖を用いたセンシングが出来ればよいと思っている。