平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

博士と狂人

2020年10月21日 23時57分37秒 | 映画・ドラマ・アニメ
月曜日の大谷ノブ彦映画会でフェアウェルを観る前に、観た映画は「博士と狂人」です。
土曜日のスケジュールと月曜日の時間で、観る時間は決めましたけどね。
これは事実に基づいての物語だったので、観ることにしていました。
メル・ギブソンとショーン・ペンという名優二人の共演というのも魅力。


内容は、初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される「オックスフォード英語大辞典」の誕生秘話を、映画化。
原作は、全米でベストセラーとなったノンフィクション「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」。
貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない異端の学者マレー。エリートでありながら、精神を病んだアメリカ人の元軍医で
殺人犯のマイナー。2人の天才は、辞典作りという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれていく。しかし、
犯罪者が大英帝国の威信をかけた辞典作りに協力していることが明るみとなり、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや
王室をも巻き込んだ事態へと発展してしまう。


当時は辞典作るのって、大変でもあり栄誉でもあったんだなあと痛感。またオックスフォードということで、
大学の権威や国の権威も背負っていかなければいけない。編集者に選べることは喜ばしいことではあるが、
大きな責任もあるため喜んでばかりもいられない。辞典作りに他人にはないアイディアもって挑むマレー。
たまたま手にした本から、協力者となるマイナー。マイナーは、辞書作りに協力することで自分のアイデンティティを
取り戻そうとしたのかもしれない。しかし、ある出来事をきっかけに又精神を病んでいく。マレーも心配し、
マイナーの元を訪れ変わり果て姿に驚くとともに、何とか彼を回復させようとする。そこにマレーに嫉妬し
辞書作りの足をひっぱる輩がマイナーの存在を明るみにする。崖っぷちに追い込まれるも友人と妻に助けれる。
それにしても、今も昔もこういう妬み深い輩はいるもんですね。色々裏工作するのも昔も今も変わりなし。
マレーの妻は素晴らしいね。自分だって色々我慢しているのに大仕事している夫のために動ける。夫への愛なのかなあ。
マレーは幸せ者だ。マイナーもマレーの計らいで、なんとか自分を取戻し母国アメリカに帰ることができた。
彼は統合失調症との診断だったそうだが、戦争の強いPTSDだったんでしょうね。戦争の犠牲者ともいえるかも。
それにしても、この2人が手掛けた辞書が完成するまでに70年もかかるとは!もちろん2人とも完成をみず亡くなってます。
今じゃ、辞書は電子辞書が主体。それどころかスマホやPCでネットで調べる時代になりました。
そんな時代が来るとは、あの世の2人もビックリしているんでしょうね。















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マイルス・デイヴィス クールの誕生

2020年10月20日 23時55分15秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日に名古屋で観た最後の映画は、「マイルス・デイヴィス クールの誕生」。
ジャズの帝王マイルス・デイヴィスのドキュメンタリー映画です。
音楽モノで、しかもドキュメントとくれば、もう観るしかない。
マイルス・デイヴィスは、もちろん名前は知っていますが聴いてはいないんですよね。
そんなわけで、どんな人物なのかも興味はありました。


内容は、「ジャズの帝王」と称される天才トランペット奏者マイルス・デイビスを描いたドキュメンタリー。
「クールの誕生」「カインド・オブ・ブルー」「ビッチェズ・ブリュー」といった決定的名盤で幾度となく
ジャズの歴史に革命をもたらし、ロックやヒップホップにも多大な影響を及ぼしたマイルス。
常に垣根を取り払い意のままに生きようとした彼は、音楽においても人生においても常に固定観念を破り続けた。
貴重なアーカイブ映像・音源・写真をはじめ、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコックといった
アーティストや家族・友人ら関係者へのインタビューを通し、マイルス・デイビスの波乱万丈な人生と素顔に迫る。


「ジャズの帝王」と言われているだけに、王道なジャズをひたすら追求していたのかという勝手なイメージだったが、
全く違っていた。常に新しいモノをドンドン取り入れて、もうジャズの枠を広げていった感じなんです。
ジャズを全ての音楽をやっていたとインタビューで誰かが言っていたが、観ているとそのとおりですね。
また、プライベートも派手だったのには驚き、フェラーリやランボルギーニを次々に乗換えていたり、
ステージ衣装もメッチャ奇抜だし、こんなスタイルのジャズミュージシャンはマイルスが最初じゃないのかなあ。
その才能は音楽だけじゃなく、絵を描かせても素晴らしかった。ただ、この時代のアーティストは何故か
みんな薬で一回はダメになるようです。マイルスもでした。才能が有り過ぎると、そうなるんですかね。
車で大きな事故もしてしまい、数年プレイしなかったが、そこからの復活。復活のためにフェラーリ買うってが凄い。
マイルスのジャズを超えた音楽性の高さに、ただ驚き。すぐにマイルスのCDを買いに行きました。
インタビューにサンタナが出てきてるし、プリンスとも共演していたんとは知りませんでした。偉大すぎるアーティスト。
















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フェアウェル(大谷ノブ彦映画会)

2020年10月19日 23時53分16秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、午後からお休みをとってフェアウェル(大谷ノブ彦映画会)に行きました。

時間的に余裕があったので、その前に1本映画を観ました。
これで、「大谷ノブ彦映画会」は3回目になります。
基本、観たい映画でなければ行かないようにしてますが、
行くようになってから、行かなかったのは1回だけなんですよね。
次回はセンチェリーシネマなんですが、すでにこちらも申込み済みです。


あらすじは、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、余命わずかな祖母のために帰郷し、
それぞれが祖母のためを思い、時にぶつかり、励まし合うながら過ごす日々を描いたハートウォーミングドラマ。
ニューヨークに暮らすビリーは、中国にいる祖母が末期がんで余命数週間と知らされる。この事態に、
アメリカや日本など世界各国で暮らしていた家族が帰郷し、親戚一同が久しぶりに顔をそろえる。
アメリカ育ちのビリーは、大好きなおばあちゃんが残り少ない人生を後悔なく過ごせるよう、
病状を本人に打ち明けるべきだと主張するが、中国に住む大叔母がビリーの意見に反対する。
中国では助からない病は本人に告げないという伝統があり、ほかの親戚も大叔母に賛同。ビリーと意見が分かれてしまうが…。


映画会なので、終了後はいつものようにトークショー。

この物語は、監督の実際の体験を基に作成されています。本当にあった嘘の話に基づいているという
ややこしい感じ。観ながら思ったのは、日本では告知か隠すかどっちが多いのかなあということ。
この物語だとザクッと西洋は個人主義で命も一人の命と考えるので告知で、東洋は全体主義というか、
命は個人のモノではなく家族や社会に繋がってる全体の一部で、助からないなら告知しないと。
日本は、どう?なんか無宗教で個人主義な感じもするんだけど、自分だったら告知だけど家族の場合はとか、
色々考えさせられた。映画自体は、ニューヨークに住んでる主人公なので、最初はもちろん告知しないのかとなるのだが、
中国に帰って、親戚皆で過ごしているうちに変化していく。そんな過程が見所なところでしょうか。

いつものように、パンフレットにサインをもらいました。

最近のパンフレットは、作品によって大きさがバラバラなんですね。















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薬の神じゃない!

2020年10月18日 23時54分52秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日に名古屋で観た映画の2本目は、「薬の神じゃない!」です。
これは、実際に中国であった実話を基にした映画ということで観ることに。
中国の映画って、あんまり観たことがないのですが、最近「クライマー」を
観たばかりなので、結構立て続けに観る感じになっています。


あたすじは、2014年に中国で実際に起こり、中国の医薬業界の改革のきっかけともなった
ジェネリック薬の密輸販売事件を映画化。上海で小さな薬屋を細々と営むチョン・ヨンは、
店の家賃も払えず、妻にも見放され、人生の底辺をさまよっていた。ある日、血液のがんである
慢性骨髄性白血病患者のリュ・ショウイーが店にやってきた。彼は国内で認可されている
治療薬が非常に高価なため、安くて成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいとチョンに
持ちかけてきた。最初は申し出を断ったチョンだったが、金に目がくらみ、ジェネリック薬の密輸・
販売に手を染めるようになる。そしてより多くの薬を仕入れるため、チョンは購入グループを結成する。
白血病の娘を持つポールダンサー、中国語なまりの英語を操る牧師、力仕事が得意な不良少年などが加わり、
密輸・販売事業はさらに拡大していくが……。


映画のタイトルからニセ薬を売ってのサギ師の話かなあとか思ってたら、全然違った。ニセ薬ではなく、
ジェネリック薬で認可がとれないのも高額な薬を売ってるスイスの製薬会社の圧力のせいで、主人公も
金にめがくらんだというよりか、父親の手術等でお金がいるようになったのでという感じで商売始めるしね。
薬買いにくるのも患者が直にというよりも、医者が買いに来てたりするから、よほど正規が高すぎるだよね。
前回観た中国映画の「クライマー」と違って15年くらい前の中国なので、たいぶ現在の中国っぽくなってる。
なんか夜のいかがわしいお店もできていて、こんな店が中国にもあるんかあとか思ったりね。街並みも大都会だ。
インドは、まだこの時代は貧しかったのかなあと描写を観て思ったり、今だったらIT産業で儲かってるけど、
もうちょい後なのかな。でもジェネリック薬を開発する能力のある製薬会社はもうあったってことだから、
インドの経済が良くなる少し前なのかも。ストーリー的に展開が早くテンポがあって面白かった。
登場人物のキャラクター設定も良かったしね。主人公の妻の弟がよりによって刑事ってのがね。
でも、その刑事もジェネリック薬を使ってるので捕まえた人達から、それで命が助かっていると訴えられ逃がすし、
そういえば最後の主人公に対する判決も儲けるためでなき人助けで密輸や販売をしていたので判決は軽めだった。
なんか中国って杓子定規なイメージしかないので意外だった。判決後、主人公の輸送車を白血病の患者が
沿道にいっぱいに並んで見送るところは感動でした。
この事件を機に中国の医学業界は革命が起こり、白血病での死亡者が劇的に減少したのをみても、
いかに正規品が高額だったかがわかる。













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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵

2020年10月17日 23時58分21秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、名古屋へ行って映画を3本観る。この頃4本の日が続いたので、
1本少ないだけでも、だいぶ違う。時間をうまい具合に組み合わせて、
どうやら、夕食前には家に帰れることもできたしね。
それにしても、今日は日中も気温が上がらずでビックリだ。
まあ映画館の中は暖かいので逆に助かるんだけどね。
1本目は「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」。
事実に基づいた映画ということで、観ることに。


あらすじは、南アフリカ人のティム・ジェンキンは、白人でありながら反アパルトヘイト組織
「アフリカ民族会議」の隠密作戦をおこなった罪のより、同胞のスティーブン・リーとともに
プレトリア刑務所に投獄される。ティム、スティーブンたちは、自由と平等を手にするため、
最高警備を誇る刑務所からの脱獄を決意する。さまざまな脱獄方法を模索した結果、
ティムたちが最後に選んだ手段は木片を集めた鍵を使った脱獄だった。鍵を作っては解錠を繰り返し、
徐々に出口までの鍵が完成していった。投獄から18カ月、彼らは木鍵による鉄製扉の突破を試みる。


主演は、「ハリー・ポッター」シリーズのラドクリフだ。と言っても、「ハリー・ポッター」シリーズ
観てないんだけどね。でも、あの少年がもうこんな役をやる歳になってんだね~ってのが感慨深い。
そりゃ自分も歳とるはずだとか。脱獄モノになるし、事実に基づいてるので成功するとわかっていても、
脱獄までの色々なエピソードにドキドキハラハラさせられる。2時間くらいの映画なんだが、
ちょっと時間が短いじゃないかなあと思わせる。それは獄中の人間関係がらみのエピソードが薄いから。
そこまで詳しく描いていると、かなり長い映画になるからはしょった感がある。多少は描かれてはいるが、
1年以上居たにしては薄いかなあ。それと、なんだろう最高警備というわりには、おそまつな警備に感じて
しまう。今までよく誰にも脱獄されんかったなあと。でも鍵作って正面から出ていくなんて考えんもんなあ。
それにしても、木で鍵を作ってしまった主人公の器用さが凄い。それと鍵を見て型を記憶して再現できる能力も。
本当の話なんだもんなあ、凄い。あきらめない思いがあっても、これは個人の能力だよね。みんなができることではない。








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