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散歩道・12~端午の節句

 今日は“端午の節句”。五節句のひとつで“菖蒲の節句”とも呼ばれる。日本では古くは貴族社会の行事だったが、菖蒲の葉が刀剣を連想させることから次第に男の子の節句となったようだ。鎧、兜などの五月人形を飾り庭には鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝う。我が家では昨年10月、息子に男の子が誕生し今日が初節句。昔からの風習では五月人形は母方の実家で用意して夫側の家に持参したようだが、息子は嫁の実家近くの都心に新居を構えたので、兜は私が準備した。
 写真は南浅川“陵東橋”付近で泳ぐ鯉のぼり。平成元年から始まった『長房ふれあい端午まつり』で最近はコロナ禍で中止されていたが今年は3年振りに掲揚された。以前は1,000匹位いたらしい。向こうに見えるのは高尾駅前のマンションでその後方が高尾山麓になる。
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モミジバスズカケノキ・3~雌花序

 スズカケノキ科スズカケノキ属の「モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)」。スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種で日本各地で植栽されている。写真は雌花序で直径2センチほど。球体の表面一面に赤い柱頭が付いている。これは北野公園付近のもの。
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ギンラン・2~遊歩道

 南大沢駅前から続く遊歩道脇に毎年顔を出す「ギンラン(銀蘭)」。ラン科キンラン属の多年草で草丈は15~20センチ。全体的にキンランより小さく4~5月に茎の先に白い花を数個付ける。キンランやギンランは他のラン科植物がラン菌と共生しているのと異なり、樹木の根にある外生菌根菌と共生している。つまり樹木と外性菌根菌が揃わないと生きていけないがこの界隈ではその条件が上手く揃っているようでキンランやギンランが普通に道端で見られる。
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サクラスミレ

 スミレ科スミレ属の「サクラスミレ(桜菫)」。花期は4月中旬~5月中旬で比較的遅い。花が大きく紅紫色が美しいので“スミレの女王”とも呼ばれている。北海道~九州の明るい落葉樹林や草原に生育しており東日本のほうが多いようだ。花弁の先端がサクラのように凹んでいることから名付けられているが、全ての花弁が凹むわけではない。雌蕊は花弁の奥に隠れ側弁の基部には毛が密生している。これは奥高尾のもの。
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