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ワレモコウ・2~溢水

 バラ科ワレモコウ属の「ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)」。若葉が成長する時期にこのような水滴が鋸歯の先端に付くのを良く見る。これは朝露ではなく根から活発に吸い上げられた水分が多く空気中の湿度が高く気孔から蒸散されるだけでは追い付かない分が葉先の水孔から押し出されたもの。“溢水(いっすい)”と呼ばれている。葉の鋸歯の先端のごく一部の赤い部分が水滴に映っている。
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コアジサイ・2~長沼公園

 長沼公園“野猿の尾根道”で見られる「コアジサイ(小紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木でアジサイよりも早く開花する。花序には装飾花は無く全て両性花になり、無香のアジサイとは異なり花には微香がある。
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イヌブナ・6~虫こぶ

 高尾山に生育している「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木でその葉に直径6~7ミリの毛玉が付いている。これは新葉の展開とともに形成される虫こぶで“ブナハアカゲタマフシ(ぶな赤毛玉五倍子)”と呼ばれるもの。タマバエによるものでしばらくすると脱落して見られなくなる。毛玉はもっと赤くなるものがあるがこれはやや白っぽかった。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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