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チャボタイゲキ・3~開花

 日野市の幹線道路脇に生えている「チャボタイゲキ(矮鶏大戟)」トウダイグサ科トウダイグサ属の一年草で地中海沿岸原産。日本では関東地方以西に分布している。“大戟”とはタカトウダイの根を乾燥した漢方薬で一般的にトウダイグサの仲間もそう呼ぶが、本種は草丈15~20センチでトウダイグサよりは小振りなので“チャボ”の名を付けられている。初夏に茎頂や葉腋に総苞に包まれた杯状花序を出し1個の雌花と数個の雄花を付ける。写真ではツノ状の付属体のある腺体が4つ見えるがひとつの大きさはわずか1ミリほど。花序全体の直径は2ミリにも満たない。花序の中央に黄色い葯を付けた雄花とわかりにくいが雌花らしきものが見える。
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オニノヤガラ・8~種子

 ラン科オニノヤガラ属の「オニノヤガラ(鬼之矢柄)」。薄暗い林内などで見られる多年性菌従属栄養植物で5~6月に60~80センチの花茎を伸ばし長さ2~3センチの花を総状に咲かせる。果実は蒴果でラグビーボールのような倒卵状長楕円形で長さは1.5~2センチ。他のラン科植物の果実と同じように縦に裂けて中から糸くずのような微細な種子を多数零す。これは梶川緑地のもの。
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ヒトツボクロ・6~果実

 ラン科ヒトツボクロ属の「ヒトツボクロ(一黒子)」。5~6月に草丈10~15センチの花茎に総状花序を付け長さ1センチほどの花を数個咲かせる。花は地味な黄褐色で目立たないが写真の果実も長さ1センチほどで他の草に紛れて見つけるのは難しい。これは高尾山“3号路”のもの。
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