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タカトウダイ・4~雌性先熟

 トウダイグサ科トウダイグサ属の「タカトウダイ(高灯台・高燈台)」。本州~九州の山野の陽当たりの良い場所に生育する多年草で花期は6~8月。草丈は60~70センチで茎の上部に放射状に花茎を出し杯状花序を付ける。トウダイグサの仲間は雌性先熟で球状の子房の先端に柱頭を伸ばしている。
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シロウツボホコリ

 高尾山“5号路”の倒木に発生していた白い物体。1本の長さは2~3ミリでおそらくこれは変形菌の「シロウツボホコリ(白靫埃)」だろう。ケホコリ科ウツボホコリ属で朽ち木や生木の樹皮などで見られる。変形菌は粘菌とも呼ばれアメーバの状態で過ごし粘性のある物質を体外に分泌する。18世紀には粘菌は植物に分類されたが19世紀には植物界でも動物界でもない原生生物界に位置付けられた。しかし近年DNA解析により”アメーバ動物(Amoebozoa)”という新たな分類となった。変形菌の存在は去年大垂水峠付近でツノホコリを初めて見てこんな生物があることを知った。写真はまだ胞子を出していない若い子実体かと思われる。
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ミヤマナミキ・4~花

 高尾山“3号路”で咲き始めた「ミヤマナミキ(深山浪来)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で6~8月に長さ4~5ミリの小花を数個咲かせる。同属のナミキソウ(浪来草)が海岸の砂地に生育するのに対して本種は山地に生育する。ナミキソウの名前は花が打ち寄せる波に似ていることに由来しており“ナミキ”は“並木”ではない。
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