goo

スズサイコ・5~果実

 早くも稔り始めた「スズサイコ(鈴柴胡)」の果実。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の多年草で花期は6~8月。果実は茎の下部に出来ていて上部にはまだ花や小さい蕾がある。果実は袋果で長さ7~8センチ。熟すとキョウチクトウガガイモのように中から種髪を飛ばす。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

ミヤマハハソ・3~奥高尾

 奥高尾“日影林道”に生育している「ミヤマハハソ(深山柞)」。アワブキ科アワブキ属の落葉低木で6~7月に枝先に円錐花序を出し直径4ミリほどの小花を咲かせる。花弁は5枚で外側の3枚は円形で大きく内側の2枚は小さく鼻の穴のような鱗片状になる。その中に黄色い葯を持つ雄蕊が突き出ているのが見える。ハハソ(柞)はコナラの古い呼び方で葉の形コナラに良く似ている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

カンガレイ

 カヤツリグサ科フトイ属の「カンガレイ(寒枯藺)」。湿地や湖沼周辺に生育する多年草で草丈は70~80センチ。葉身が退化して葉鞘だけになっており見た目は茎だけに見える。花期は6~10月で花序は多数の小穂からなり茎に側生する。花は雌性先熟で写真の右側が雌性期のもの。白い糸のような雌蕊の柱頭が確認できる。左側は雄性期で雌蕊の柱頭が萎れ小穂は褐色になり先端には黄色い葯を付けた雄蕊が多数見える。カンガレイの名前は冬になっても枯れた茎が残っているイグサという意味。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )