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タシロラン・3~蓮生寺公園

 蓮生寺公園の薄暗い林内に伸びてきた「タシロラン(田代蘭)」。ラン科トラキチラン属の多年草で自身では光合成を行わず菌類と共生している菌従属栄養植物。開花期の草丈は20~50センチで小花の長さは1センチほど。写真は花を下から撮ったもので背萼片と側萼片が大きく拡がりその間に側花弁がある。唇弁には赤紫色の斑点があり下からも透けて見える。タシロランは開花してから数日で種子散布し2〜3週間で地上部が消えてしまう。
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キヌガサタケ・2~幼菌

 スッポンタケ科キヌガサタケ属の「キヌガサタケ(衣笠茸)」。菌糸が密に集合した原基と呼ばれる段階から2ヶ月ほどで写真の直径5~6センチの球形の幼菌(菌蕾)になる。これが熟すと皮膜を破って子実体が伸びレース状の菌網を拡げる。この幼菌はこの数日の間に裂開するだろう。
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コクラン・8~自家受粉

 鑓水の雑木林で見られる「コクラン(黒蘭)」。ラン科クモキリソウ属の多年草で花期は6~7月。花を確認しに来たところだが去年の花の果実がまだ残っていた。コクランは自家受粉をする性質があり果実がたくさん出来る性質がある。おそらくこれも自家受粉によって稔ったものだろう。
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