マメ科フジキ属の「フジキ(藤木)」。福島県以南の山地に生育する落葉高木で樹高は20メートルを超えるほどになる。花期は6~7月で枝先に複総状花序を出し白い蝶形花を多数咲かせる。しかし花を付けるのは近縁のユクノキと同様数年に一度。ここでは去年開花を見ており今年の様子を確認しに来たところ全く花が見えなかった。今年は裏年のようだ。写真は谷の反対側から見下ろしたもの。
植物と動物の中間に位置している変形菌(粘菌)の存在を知ったのは1年前だったが、この日、去年初めて見つけた大垂水峠付近の朽ち木に発生している「ツノホコリ(角埃)」に再び出会うことができた。ツノホコリ科ツノホコリ属でゼラチン質の角状の担子体は長さ1ミリほど。この先端に胞子があるがマクロレンズで撮ってもこれが限界。