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ハンゲショウ・3~境川

 今日は雑節の半夏生。農家の方にとっては田植えを終える節目の日で農作業を休み田の神様に感謝してお供えをするなど各地で様々な風習がある。
 写真は城山の境川付近で見掛けた「ハンゲショウ(半夏生・半化粧)」。ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で花期に葉を白くして昆虫を誘き寄せる虫媒花。葉の表面は白いが裏面は緑色のままなので「カタシロクサ(片白草)」とも呼ばれる。総状花序の長さは10~15センチでひとつの花の直径は2~3ミリ。花弁も萼片も無い。
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ソクズ・4~花外蜜腺

 ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ニワトコ属の「ソクズ(蒴くず※)」。本州~九州の山野に生育する多年草で花期は7~8月。茎頂に出来る花序には直径3~4ミリの小花が多数ありその中に杯状の黄色い腺体(花外蜜腺)がある。腺体を目当てにアリが舐めに茎を登っているがその茎の途中にも花外蜜腺の突起がある。
 ※くずの漢字は草かんむりに羽にふるとり
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ナワシロイチゴ・2~果実

 国道16号線沿いの歩道のフェンスに蔓を伸ばしている「ナワシロイチゴ(苗代苺)」。バラ科キイチゴ属の落葉小低木で5~6月にピンク色の花弁が開かない花を付け果実は6~7月に赤く熟す。果実は集合果で直径1.5センチほど。生食できるが少し酸味が強い。砂糖を加えてジャムにすると美味しいようだ。
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