goo

キッコウハグマ・19~長沼公園2

 長沼公園“中尾根”に点々と生えている「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。キク科モミジハグマ属の多年草で9~11月に閉鎖花や開放花を咲かせる。高尾山系では登山道で多く見られるが、この界隈でもこの公園や小山田緑地などでも見られる。キッコウハグマは3つの小花が集まってまるでひとつの花のように見える。雄性先熟で雄蕊が花粉を出した後、雌蕊の柱頭がねじまき状に2裂する。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

シャクチリソバ・2~果実

 小山内裏公園“戦車道路”脇に植栽されている「シャクチリソバ(赤地利蕎麦)」。タデ科ソバ属の多年草で一年草のソバに対して本種は根が残るので「シュッコンソバ(宿根蕎麦)」とも呼ばれている。昭和初期に小石川植物園で薬用として植栽されていたものが逸出し各地の道端や河川敷で野生化している。夏から秋に掛けて白い小さな花を多数咲かせ果実は3稜のある痩果になる。果実は苦く食用には向かないようだ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

トウカエデ・5~並木道2

 大竹橋北交差点から越野の住宅地に向かう坂道には「トウカエデ(唐楓)」が植栽されている。トウカエデはムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で中国や台湾原産。葉身は5~8センチの倒卵形で先端は浅く3裂する。大気汚染などに強く秋に赤や黄に色付くので街路樹や公園樹として利用されることが多い。当地では松木小学校前小山内裏公園付近の道路はトウカエデ並木になっておりこの時期は紅葉が美しい。当地では電線地中化工事が少しずつ始まっており、ここも電柱が無くなれば更に見映えが良くなる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )