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ナンキンハゼ・6~別所くすのき公園

 別所くすのき公園の植栽されている「ナンキンハゼ((南京櫨)」。トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木で中国原産。若葉や紅葉が美しく公園樹や街路樹として多く利用されている。雌雄同株で6~7月に雌雄の花を咲かせ果実は秋に稔る。果実は黒い蒴果で3室あり熟すと果皮が取れて3個の白い種子が顔を出す。果実は落葉後も枝に残り野鳥が良く訪れる。
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コクサギ・5〜種子

 奥高尾“日影林道”の沢沿いに生えている「コクサギ(小臭木)」。ミカン科コクサギ属の落葉低木で雌雄異株。花期は3~4月で果実は晩秋に稔る。果実は4分果になり中に直径4ミリほどの黒い種子が入っている。外果皮と種子の間にクリーム色の内果皮が見える。これは果実が熟すまでは折り畳まれているが外果皮が裂開するとこの内果皮がバネになって勢い良く拡がり種子を遠くに飛ばす仕組みになっている。写真はその弾ける直前の様子。これを指で挟んで少し押すと種子が発射され外果皮だけが残る。その後、外果皮は再び閉じて翌年の花期まで空のままで残っていることが多い。
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ヒカゲワラビ

 イワデンタ科ヘラシダ属の「ヒカゲワラビ(日陰蕨)」。山地の日陰のやや湿った場所に生育するシダ植物で、当地では以前蓮生寺公園の林内で1株確認していた。ところがそこではいつの間にか消滅して見られなくなっていた。先般当地の専門家が東中野公園の石垣に生えているのを発見したという情報があった。夏緑性なので見つかるかどうか心配したが何とか見つけることができた。ソーラスはㇵの字が並んでいる。
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