高尾山の登山道で見られる「ハナミョウガ(花茗荷)」。ショウガ科ハナミョウガ属の多年草で関東地方以西に分布している。花期は5~6月で穂状花序に紅白の派手な花を咲かせる。果実は液果で長さ1.5センチほどの楕円球形。熟すと緑色から赤く変化する。
奥高尾の登山道脇に生えている「マユミ(真弓)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で初夏に目立たない花を咲かせ果実は秋に稔る。果実は直径2センチほどの巾着袋のような形で熟すと中から朱色の種子を出す。この種子には有毒成分が含まれており誤食すると吐き気や下痢を引き起こす。マユミの枝はとてもしなやかで古くはこの材を弓に使ったことから名付けられている。