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アキザキヤツシロラン・12~種子散布2

 下柚木の竹林で見られる「アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)」。関東地方以西の暖温帯の竹林などに生育する多年草で9~10月に直径1.5センチほどの花を咲かせる。花期の背丈は4~5センチで見つけるのに苦労するが、果実期の背丈は40~50センチになりあちこちに伸びている。晩秋に茎頂に長さ2センチほどの果実が稔り熟すと縦に割れてラグビーボール状になり中から細かい種子を飛ばす。写真では右下側に種子が飛んでいるのが見える。
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ソメイヨシノ・9~側芽

 高尾登山電鉄・清滝駅前広場で長い間、登山客を迎えていた「ソメイヨシノ(染井吉野)」。しかし老木化や腐食により倒木の危険性があるため今年9月に伐採された。伐採後は切り株が残っているが、そこには『このサクラは今後根を取り除く作業を行うため幹を残してあります』との表示があるのでいつかは根こそぎ除去されてしまうのだろう。しかし幹の横からは小さな側芽が出ている。幹の腐食の様子は下からは見えないが、この側芽が大きく育てば樹が復活するかも知れない。
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