ブナ科コナラ属の「カシワ(柏・槲)」。日本を含む東アジアに分布している落葉高木で雌雄同株。5~6月に葉の展開と同時に開花し果実はその年の秋に稔る。葉身は長さ10~30センチで互生し、縁は波状に大きな鋸歯がある。秋には紅葉するが冬でも褐色のまま長く残っていることが多い(=枯凋性)。
大栗川沿いの遊歩道に植栽されている「カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で葉の形がカシワに似ていることから名付けられている。北アメリカ原産で明治時代に日本に渡来し庭木や公園樹として栽培されている。花期は5~6月で円錐状の花序を出し白い花を咲かせる。葉は長さ10~25センチで掌状に5~7裂し秋には紅葉する。