現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

アントマン&ワスプ

2018-09-05 08:35:05 | 映画
 人気アニメ映画の「アントマン」の続編です。
 超人的な力を発揮するところは他のスーパーヒーロー物と一緒ですが、なんといっても、ヒーローだけでなく、動物も乗り物も、そして建物までが小さくなったり大きくなったりするところが、この作品の最大の魅力でしょう。
 自由自在に大きさを変化させるのはSFXではお手の物なので、アントマンシリーズはそうした技術がフルに使われています。
 また、全編がユーモアで統一されていて、悪人も警察もぜんぜんシリアスでなくて、アクションシーンを純粋に楽しめます。
 ラストも「続編に続く」と言う感じなので、アメコミの世界を堪能できます。
 ミシェル・ファイファーやマイケル・ダグラスといったかつてのスター俳優が脇を固めているのも、オールド・ファンとしてはうれしい限りです。

【映画パンフレット】アントマン&ワスプ 監督:ペイトン・リード 出演:ポール・ラッド エヴァンジェリン・リリー マイケル・ダグラスほか
クリエーター情報なし
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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東野圭吾「人魚の眠る家」

2018-09-05 08:17:21 | 参考文献
 さすがに当代随一のエンターテインメント作家は、脳死や臓器移植といった重いテーマでも、一級の娯楽読物に仕上げています。
 おそらく最新の医療技術などは、彼の優秀なスタッフたちが集めて、彼自身は物語を紡ぐマシーンと化して、作品を量産しているのでしょうが、天性のストーリーテラーの腕前はさすがなものがあります。
 もちろんエンターテインメント作品なので、あちこちにご都合主義な展開はあるのですが、それを大きく破綻させることなくひとつの物語にまとめあげています。
 現在の児童文学の世界にも、彼のような剛腕のストーリーテラーが必要でしょう。

人魚の眠る家
クリエーター情報なし
幻冬舎
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