ピアノ講師(ただし午前中はパートもしている)の妻と作家の夫(数年前までは会社に勤めていたというから津村自身の男性版か)が、うつ病の母親にネグレクトされている小学生の女の子と知り合う話です。
ネグレクト、養子、不倫、離婚など、今日的な素材を扱っていますが、あまり深刻にならないように描いています。
どうも最近の津村の作品は、主人公たちがだんだん自由業に限定されていくのが不満です。
そんな小説はごまんとあるので、津村の得意分野であった普通の会社で働く人々(世の中の大半の人々がそうでしょう)をリアルに描かなくなると、このまま埋没してしまう恐れがあります。
もっとも、津村自身が会社を辞めてしまったので、実際に普通の会社で働く人々からどんどん乖離してしまっているのかもしれません。
ネグレクト、養子、不倫、離婚など、今日的な素材を扱っていますが、あまり深刻にならないように描いています。
どうも最近の津村の作品は、主人公たちがだんだん自由業に限定されていくのが不満です。
そんな小説はごまんとあるので、津村の得意分野であった普通の会社で働く人々(世の中の大半の人々がそうでしょう)をリアルに描かなくなると、このまま埋没してしまう恐れがあります。
もっとも、津村自身が会社を辞めてしまったので、実際に普通の会社で働く人々からどんどん乖離してしまっているのかもしれません。
ポースケ | |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |