立憲民主、国民民主など主要野党の参院国対委員長は18日、予算委員会の開催に応じない金子原二郎参院予算委員長(自民)の解任決議案を提出する方向で一致した。提出時期は引き続き協議する。
立憲民主党の芝博一参院国対委員長は記者団に「金子氏は責務を放棄している」と強調した。伊達忠一参院議長を通じて予算委開催を申し入れた経緯を説明した上で「強い指導力を発揮してもらおうと思ったが、期待外れに終わった」とも語った。
国民民主党参院会派の舟山康江国対委員長は同日の記者会見で、10月22日の「即位礼正殿の儀」(即位の礼)などの際、皇室が祝いの品を受けることを可能とする議決案を扱う参院内閣委員会などの開催に応じない考えを示した。舟山氏は「予算委はやりません。でも法案はやってくださいというのはあまりにも虫のいい話だ」と述べた。
終盤国会を迎え、主要野党は麻生太郎財務相兼金融担当相と岩屋毅防衛相への不信任決議案の衆院提出などを検討する。立憲民主党の枝野幸男代表は安倍晋三首相の問責決議案を参院に提出する考えを示している。
今、本気で戦わずして野党の存在意義がない。
衆院も参院も、「予算委員会」が開催されるまでは徹底抗戦である。