昨日は東京・千駄木に3月にオープン予定の虫の館の記事を書きましたが、東京新聞の同じコーナーで「少女まんが館」が紹介されていた。
こちらは同じ東京でも都心から電車とバスを乗り継ぎ三時間。
奥多摩の日の出町にある少女漫画の聖地である。
明治時代の古民家を改装した一軒家に、作家の中野純さんご夫妻が捨てられる寸前の少女漫画を集めた私設図書館。
現在の蔵書は二万冊以上で、貸本時代の貴重な作品もあるという。
蔵書の大半は全国のファンからの寄贈だそうだが、「なかよし」「少女フレンド」など講談社ものが手に入りにくいとのこと。
訪れるのは、当初は近所の小学生ばかりだったが、最近は七割が大人で、60~70年代に読者層だった30~40代の女性が中心。
そんな私も当時バリバリのオタク読者であった。
それが高じて今こういう仕事をしていると言っても過言ではないくらい、家には週間少女漫画誌がウズタカク積まれていたものだった。
今もアレがあったらすっごいプレミア…なんて思わないでもないけど、こうして自分が青春の一時期のほとんどを占めていた少女まんが文化を今でも守り続けてくれる人がいるって、素晴しいことですね
同館は毎週木曜午後1時~6時まで開館。042(597)7040