母に報告した翌日は、実の両親(母の妹夫婦)に報告に行った
前の日に電話で報告しておいた姉と妹も応援に駆けつけてくれた
実の母もさすがに驚いたけど、娘②の覚悟を伝えて彼も早速就活を始めたことを報告したら理解してくれてすぐに祝福してくれた
実の父に至っては手放しで喜んでくれた
せっかく胃がんの手術が成功したのにドクターストップも聞かず早くもお酒を飲んだりしてたけど、「コレは長生きしなくっちゃ」と言っていた(笑)
そんなわけで特に姉と妹の応援が必要になるほどでもなくあっさり喜んでくれたのだが、その後は母の話に…。
みんなに母の愚痴を聞いてもらいました
夫も私も力強いエールを得て帰宅。
家を出る時には部屋から出てこなかった母がリビングに居て、これは和解のチャンスと思い「昼間の地震、大きかったね~。大丈夫だった?」とフツ~に話しかけてみた。
そしたら「私なんかもうどうなってもいいんだから関係ないでしょ」と言い放って再び部屋へ
その後実の両親にも報告してきた旨を伝えたけど「だったらそれでいいじゃない」と言って布団をかぶってしまった。
その翌日、母は朝の7時に家を出て実の母(母にとっては妹)宅へ向かった
多分そうなるだろうと思ってたけど、予想通りの行動。
友達が一人もいない母が愚痴をこぼせるのは妹だけなのだ。
母はプライドが高いくせに「いい人」に見られたくて、周りが見方をしてくれないと知ると意外とあっさり翻意するのである。
だから実の両親のところに行くということは軟化して帰ってくる…という、いい方向に進むバージョンなのだ。
結局母は朝7時に家を出て帰宅したのは午後6時近かったけど、すっかり人が変わったようにご機嫌で帰ってきた
大変だったのは実の母である。
「これから行くよ」っていう予告もなしに早朝から来られて、ものすごい剣幕で話す母の相手を何時間もして、最後は母のご機嫌が直るように大好きなショッピングに連れ出してくれたらしい。
ご機嫌で帰宅した母は娘②に「心配してるから言ったんだから、頑張ってやっていくなら困った時は援助するからいつでも言って。頑張ってね」と言っていた。
娘②も最初は「ありがとう」とうなずきながら聞いていたが、またもしつこく言うので次第に顔色が曇り…でもぶちギレは免れた
私が「ああいう風に言ってくれたんだから、もう『ひ孫は絶対抱かせない』なんて言うんじゃないよ」って言ったら、「だけど結局『おめでとう』も『応援する』とも言ってくれなかった」と娘②はイマイチ納得がいかない様子。
あ~あ、応援する気があるのに何で「お金の援助」っていう話になっちゃうんだろう
母は本当に人を喜ばせるのが下手なんだよね。(前世がお姫様だからか)
娘②はもう少し受け流すことができればいいんだけどいつも直球勝負だし
私もね、結構直球のところがあるから今回は「お母さん、わかってくれてありがとう」と抱きついてみた。
普段絶対にしない行動だったから不審に思ったのか、母の背中に回した手を思いっきり振りほどかれましたぁぁぁぁぁ(爆)
熱い親子の抱擁はなかったわ
後から実の母に聞いた話では一番母の逆鱗に触れたのはやっぱり「順番が違う」ってことだったようだ。
「順番が違う」といえば普通結婚前に子どもができることと考えるけど、母にとっては相談・報告する順番。
だって一番最初に彼に相談して、両親に報告して、それからおばあちゃんって普通のことだと思うけど、母は彼に相談する前に自分に相談してほしかったようだ。
彼に相談する前に母に相談したら、母は「娘②はこれから未来があって、彼よりもっといい人がきっと出てくるから子どもを堕して新しい人生を歩くように」と助言したに違いない。
本音を言えば母はそれを言いたかったんだろう。
それに実の母が「だって彼両親祖母の順序が普通でしょ」と言ったら、母は「あの家の主人は自分だ」というようなことを言ったと言う。
すべてはそこなんだよね
たしかに娘②は小さい頃はおばあちゃん子で、母も娘②は自分が育てたような気があるのだろう。
私達も家賃なしで住まわせてもらってるし、娘達の学費も出してもらったし、外食やアレコレ買ってもらうことも多い。
自分の気に入らないことがあったときやイライラがMAXになった時はいつもそのことを言われるけど、私達にしてみれば家賃の支払いを申し出れば「水臭い。家族じゃない」と固辞され、学費も自分たちで用意してるのに勝手に学資保険をかけて恩を売られた感がある。
ましてや固定資産税を払っていないだけで食費や光熱費、家電など母の分も私達が出しているのである。
そこまで言われる筋合いないよ
いつもそこまでして私達の感謝が足りないって言われるけど、お互いさまのような気もするんだけどね。
…と、考えること自体感謝が足りないのかな
甲斐性のない義息(私の夫)の代わりに自分が娘(私)達一家の面倒を見ていると思っているんだろうけど、家だけじゃなく小金も持ってると変な勘違いしてたち悪いな。
男(私の夫)のプライドはずたずたにしても自分のプライドは守りたい人なんだよね
以前ブログで、「港のような母親になりたい」なんてことを書いたことがある。
母親は子ども達を荒波に負けない船にして外海に送り出す港だと。
そして寄港した時はドックで傷を癒してまた送り出す。
だけど母のように豪華客船しか寄港させないような港にはなりたくない
私が子ども達を荒波に負けない船にできたかどうか全く自信はないけど、それがどんなに小さくて今にも壊れそうな船でも受け入れたい。
母に対しても港にならないとダメなのかなぁ…
結局また愚痴になったけど、娘から「でき婚」宣言されて、父親がすっごい勢いで怒ったり反対したりするパターンって多いじゃない。
勘当とかになっちゃたりしてさ。
すぐに家族全員の賛同が得られればそれに越したことはないけど、案外スッとは行かないケースはうちだけじゃないし、うちはたまたまそれが「おばあちゃん」だったわけで。
母親港論と矛盾するようだけど、思えば最初からすんなり行かない方が娘達にはいいのかも。
世の中山あり谷ありなんだから、それはその第一の試練っていうことで
果たして暴風雨一過となるか、カフェオレ家。
まだまだ続く…多分。