性格にもよりますが、お年寄りにとって新しいことを覚えるというのは大変なことですね。
特に最近の電化製品や駅の券売機など、便利になればなるほど複雑というかわかりにくいというか…。
かくゆう私もいまだにPC音痴だし、「ケーキが焼ける」「グリル料理ができる」「揚げ物もカラッと」という機能がついた電子レンジをわざわざ買ったのにいまだにその便利機能を一度も発動してません
だからね~、人のことは言えないんだけど…。
みなさんは紙パックの牛乳の口を開ける時どうやって開けてますか?
開け方の決まりはないんでしょうけど、パックの口に開け方の説明が載ってます。
要するにこんな感じ
これだと注ぎ口に指が触れないので衛生的です。
私もこうやって開けてます。
でも母は違います。
要するにこんな感じ
意外とこういう開け方をしている人は多いと思うんですが、家族同士ならともかくあんまり気持ちのいいものでもないし…と思って指をつっこまない開け方を教えました。
がっ、しかぁーーし
最初教えたときは「なるほど~」と納得していたのに、2度目はもうわからなくなりました。
簡単なようでも普段慣れていないことや習慣を変えるのは難しいので2度目も3度目も4度目もその都度教えて、実際に母に開けさせたりして…。
ところがそれがストレスになったのか母は牛乳を飲まなくなりました
もちろんすでに牛乳パックの口が開いているときは飲むけれど、自分が新しい牛乳パックを開けなきゃいけない時は、誰かが飲むのを待つか、飲まないで我慢しています。
母がかわいそう? 私って意地悪?
確かに開けてあげればいいことだし、指をつっこんで開けたっていいじゃない。
それは簡単なことだけどそれでいいのかな…?
母は75歳だけどまだボケてません(ボケる要素はおおいにあるけど)。
むしろ年より若く見えるし、自分も年寄り扱いされたくないと思っています。
このことは年のせいというより、母の性格に起因してると思うので釈然としないんです。
新しい家電と牛乳パックの開け方は同じレベルなんだろうか…。
こんなことするなら飲まない方がいいと思うほどストレスのかかることなんだろうか…。
もしそうなら仕方ないけど、なんか違う気もする…。
新しいことを覚えようという気がハナからない
これはもう若い頃からずーーーーーっとです。
だからこの土地に引っ越して20年になるけど、「この横道はどこへ行くんだろう」「新しくオープンしたお店に行ってみよう」ということがなく、決まった道以外行かないからいまだに自分の住所以外の町名やお店の名前や場所がわからない。
学歴や会社の知名度や地位や近所の噂話以外にもう少しいろんなものに興味や好奇心を持って挑戦してほしいと望むのは無理なんだろうか…。
親といえども人を変えることは難しい。
せめて自分はそうならないように気をつけよう。
そう思ってるけど子供達から見たらやっぱり私もおんなじなのかな…。
昨日から落ち込み2連発…