「繊細さん」という性格のくくりがある。
「繊細さん」の定義は、他人が怒られているのを見ただけでで自分が怒られているような気になる、音や光や匂いに敏感、地震や戦争などへの恐怖、批判や指摘をされて落ち込む、社会の不正や悪を許せない、人にどうみられるか気にしたり、人に気を遣いすぎて疲れたり。
HSP専門カウンセラーの武田友紀さんの著書から生まれた言葉らしいけど、「繊細」な性格の人は昔からたくさん存在する。
5人に1人は「生まれつきの繊細さん」だとのこと。
娘①がこの「繊細さん」にピッタリ当てはまる。
私も「繊細さん」の傾向があり、若い頃から気を遣いすぎて疲れることがよくあった。
とはいうものの、かなりズボラでいい加減な部分もあるし、自分が「繊細さん」である自覚があまりなかったのは後天的だからだと思う。
自己中なのは認識してたけど、社会人になって気遣いが全くできないことに気づき、以来空気を読むようになった。
だから気を遣ってるつもりでも結構ボケッとしてたり空回りしていることはよくある。
先日本屋で「繊細さん」関連の本を立ち読みしたら「繊細さんは返事が早い」とあった。
ここ数カ月所属団体でトラブルに巻き込まれているのだが、相談に乗ってくれた友達から
「カフェオレさんは『困ったメール』にすぐに返信するでしょ。解決のためのアイデアがどんどん出てくるし、早く解決して自分も楽になりたいからすぐに答えを返すけど、相手はまたそれに乗っかってくる。結果カフェオレさんに頼って当の本人は何もしなくても解決するから、また困りごとをカフェオレさんに言ってくる。だから、すぐに反応しちゃダメだよ 『困ったメール』が来ても仕事が忙しくて気づかなかったふりをして、何日か経ってから「返事遅くなってゴメンなさ~い」って返信すればいい。そうすれば相手もそのうち何を言ったか忘れちゃって言ってこなくなるよ」
とアドバイスを受けた。
言いえて妙とはこのことか
ホントその友達の言う通り。
そしたら本にも同じことが書いてあった。
「すぐに返事をするな」と。
そして「気を遣いすぎた結果、相手は自分の危機管理能力の低さに気づかずにまた同じ過ちを犯す」と。
だから相手の成長のためにも気をまわして動いたりしない方がいいんだって。
私みたいな、次に起こる困りごとを予想して先回りして準備したり自ら動いちゃうタイプは、その気遣いが結果、人をダメにするんだと今更ながら気づいた。
その典型が母と娘②だ。
母は言わずもがなだけど、娘②も危なっかしい行動を見ていられず手を出してきた結果、親離れ子離れできずこっちも心配が尽きない毎日である
あ~、やっちまった
60過ぎて気づくこの体たらく
もう遅いかもしれないけど、これからは敢えて直接頼まれたことしかしないようにしよう、と心に誓うカフェオレ
何度も言うけど、例の占い師が言ってた「絶対自ら動いてはいけない」とはこういうことだったのか
つまり自分の仕事や趣味で能動的に動くことはOKで、受動的な出来事に自ら動くとろくなことにならないよって意味だったのかも。
この際、良いように解釈しよう(笑)
そういえば今年の24時間テレビのテーマは「動く」だったな。
自分のために動けるうちに動いて、余計な動きはしない。
「動いちゃいけない」あと1年半、肝に銘じます。