昨日のこと。
朝、いつものように母と韓国ドラマを見ていたら、母がソファーで寝始めた。
よくあることだ。
母はストーリーを楽しんだり理解して観てるわけじゃないから、すぐに眠くなるらしい。
だけどソファーで寝られると迷惑なのよ。
ウトウトが気持ちいいのはわかるけど、風邪ひくし、私が仕事休憩したくても座れない
だからそんな時は自室で寝るように促している。
眠いくせに頑として認めず、いつも渋々自室へ行くのだが、年のせいかベッドに入れば2~3時間は起きない。
で、昨日もソファーで寝てるから自室へ行くよう促したが起きる気配がないので腕を引っ張って体を起こそうとしたら…。
意識がない⁉
痙攣ほどじゃないけど、手が小刻みに震えていくら呼んでも肩をたたいても無反応。
しかも腕を引っ張ったせいで体がソファーからずり落ち、動かそうにも動かせない状態になってしまった。
そして思った。
「さっきまで元気だった人が急に逝くってこういう感じなんだな~」と。
溢れる期待感
しばらくしたら少し意識が戻ったので自室のベッドへ。
このまま逝くかも…と思ったが、残念~、半日寝たら生還したよ
しかも夕飯時には食卓にフツ~にやってきた。
おかゆを作ってたら台所に入ってきて「炒り卵が食べたい」と言い出した。
意識が戻ってから「気持ち悪い。お腹痛い」と言っていたので「動物性のものを食べて大丈夫?」と聞いたら、「朝から何にも食べてないんだから、おかゆだけで足りるわけがない」と
いや、朝ご飯はちゃんと食べたよ。
お昼は抜いたけど、お腹痛いって不調になったんだから当たり前でしょ、何にも食べてないって、何なの、この人
そんなこんなで昨夜はいつもより早めに寝たけど今日は朝から完全復活
まぁ、ちょっとふらついてはいるけれど、89歳、昨日の今日だからね。
それでもお昼は消化にいいように煮込みうどんにしたのだが、「炒めうどんでもいいわよ」だって
どんだけ油っこいものが食べたいんだか。
昨日母が食卓に来る前、おかゆと梅干とお茶を自室に運んでベッドで食べられるように置いてきた。
だが、ふらついたのか、母がお茶を床にぶちまけた。
すぐに駆けつけて片付けたけど、そういう時でも母は「ありがとう」も「ごめんね」も一切なし
なんせ、やってもらうのが当たり前だから。
あ~、母から解放されるチャンスを逃したよ
なんでソファーで意識がなくなった時に声をかけちゃったのかなぁ。
あのままそっとしておいたら静かに逝ってくれたかも…と思うと、母を起こそうとした自分のバカさ加減に腹が立つ
この罰当たりな娘にはまだまだ修行期間を与えなくては、と神様が思ったのか。
やれやれ