今日の東京新聞から星のお話2題。
①午後8時頃、南東の空にくじら座という大きな星座が見えるそうです。
月を目印にして下の付近にあるとか。
その、くじら座の中にミラ(不思議)はあって、ミラは約332日で明るさが変わる変光星なのだそうです。時には肉眼で見えなくなったりする、文字通り不思議な星。
ちなみにくじら座自身も大きな前足がある不思議な姿なんですって。
②冬の星座を代表するおうし座。
「ヒアデス星団」、オレンジ色の一等星「アルデバラン」、「かに星雲」など見所いっぱいの星座ですが、「すばる」と呼ばれる「プレアデス星団」抜きでおうし座を語ることはできないそう。
すばるは、他にも「六連星(むつらぼし)」「羽子板星」「六地蔵」「ごちゃごちゃ星」などたくさんの和名があって、昔から多くの人に親しまれたそうです。
しかし、昔の人は、単に「きれいだなぁ」と眺めて楽しんでいたわけではないと筆者の高畠規子さん。
その証拠が「すばるまんどき粉八合」という言葉。
これは、日暮れ時、すばるが南中する季節に種をまくと、1升の実から8合ものそば粉が取れるほど、実の詰まったソバに育ちますよ、という意味で、いわば種まきカレンダーだったそうです。
今日のすばるは、夜9時頃は、12日月の左、南東の空高くに見えるとか。
あさってには、ちょうど双眼鏡に一緒に入るくらい月と近づくということです。
むしろ月が明るいのでオペラグラスでも十分ということですから、晴れるといいですね。