先日恩師の奥様がお亡くなりになった。
私が20代前半の頃アシスタントをしていたイラストレーターの奥様だ。
私が細々とでも今もこの仕事に携わっていられるのも恩師あればこそで、恩師亡き後も奥様との交流は続いていたので訃報を聞いた時はビックリしたしショックだった。
門下生の友達も「平成が終わった時より一つの時代が終わったことを実感した」と。
私も同感
奥様は私の母と同い年。
正直年には不足はないけれど、お元気だっただけに残念だ。
門下生数人で弔問に伺い、お嬢さん（私と同い年）とお話しさせていただいた。
実際は1年前から癌で闘病生活を送られていたとのことで、弟子達にはもちろん、ご親戚にもご近所の方にも内密にされていたようで、誰にも知らせず家族葬も済まされていた。
奥様は手芸家であり、完璧な主婦で、お料理やお花を育てるのが大好きだった。
気配り上手でお洒落で頭が良くておしゃべりも大好きだから、社交的で交流範囲がとても広い方だった。
70代からボタニカルアートを始める向上心もあって、私も年を取ったらかくありたい
と思わせてくださった（私の母とは大違いだ）。
今月は奇しくも私にとってのメディカル月間。
奥様の癌は顔にできたものだが、痛みや腫れは全くなかったのに、たまたま「最近物忘れが多くなった」と訪れたクリニックから紹介された病院でＣＴを撮ったら病気が発見されたということだ。
結局は亡くなってしまわれたけど、やはり検診って必要なんだなと思った。
長生きしなくてもいいけど、あと10年は何とか元気でやりたいことをやって、悔いのない人生を送りたいと切に願う今日この頃です
