カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

Pechな旅 その2

2017-09-17 18:26:54 | ドイツ

フランクフルト空港駅



今回の旅も、ダンナのお供。
このシリーズは、
2008年松江(日本)
主催でドロドロ。。。

2011年イスタンブル(トルコ)
ネコ旅

2014年ハワイ(アメリカ合衆国)
マケマケ・ハワイ

そして、今年2017年フライブルク(ドイツ)

そう、思えば、今回の主催者H氏と初めて会ったのも松江だった。
気さくで、私がフライブルクに住んでいたことがあると言うと、とても喜んで、
「来年(2009年)フライブルクで会議があるから、また会えるね。」と言ってくれた。

2009年は別の会議だったので、彼は参加者ではなかったけれど、
ダンナは現地で会ってディスカッションをしていた。

トルコでは、彼も大きな葛籠を選んでドイツに持ち帰った。
(この時既にチャラさが出ていた。)


そしてハワイで調子こいた彼は、「次は私が主催でフライブルクでやりたいでーす!」と立候補し、
次にやりたいと言っていたフランスを蹴落とし、まんまと開催国となったのだった。


今年は9月の開催に向けて、
春にはボチボチ会議のアナウンスが始まったので、
GW後に航空券手配をし、ホテルを決めていた。

そしたらららら、6月になってH氏からメール。
「準備が間に合わなそうだし、参加者があまりいなそうなので、来年に延ばしてもいい?」

なんですと

あんた、今までの3年間、何をやってたのよ。
こっちはもうキャンセルできない航空券だったり、
他の人もキャンセルできないホテルだったりを手配しちゃってるよの。

それをキャンセルせいっちゅうなら、キャンセル代払ってくれるんでしょうね。

そもそもアナウンスが研究者全員に送られていないという事実が判明。
そりゃ、参加申し込みが来ないわけだ。
ヨーロッパ勢は、大変なら来年にしてもいいよ。などと、移動の枷が少ないもんだから言うけれど、
日本勢は、猛然と抗議。

そうこうするうち、7月になって「やっぱりやりまーす。」とメール。
(人に迷惑かけても謝らないな!)

こいつ。。。絶対に夏のバカンス優先に考えてたな。
(あとで、真面目なドイツ人女性研究者が尻を叩いた説が浮上していた。)

と言うわけで、行く前からハラハラが始まっていた。

このH氏、最後までやらかしてくれるので、ご期待ください。



お断り:私はダンナのお供ですが、旅費等は自腹です。


Pechな旅 その1

2017-09-15 22:11:17 | ドイツ

帽子をかぶったミュンスター



いつ行っても、どこかを修理しているフライブルクの大聖堂。
ゴシック様式の傑作の一つとされる尖塔が見えなじゃん。



いつもは横から入るけど、今日は正面から。

この中に悪魔がいるんだって。



天井



あたしゃ、行く前はもっと天井やステンドグラスをじっくり見るつもりだったのに、
いろいろあって、そんなこたぁ、すっかり忘れてたね。

修繕したらしいパイプオルガン


後日、オルガンコンサートへ行った。

日曜日なので、市場が立ってなくてガラガラ。
奥の赤い建物は昔の商館



ミュンスターの外壁に、時代時代のパンの大きさ基準が彫られている。


ドイツ南西地域バーデンヴュルテンベルク州のフライブルク
ここには2009年に来て以来、8年ぶり。
昔住んでいた頃から何度か来ているけれど、随分街が変わってしまった。
変わらず建ってるミュンスターだけど、修復が進んでいるせいか、少し明るくなってる気がした。



タイトルの、"Pech" とは、ドイツ語で「不運」とか「ご難」という意味。

今回もダンナの学会絡みで行ったのだが、2か月前ぐらいから暗雲が立ち込めて、
それはフランクフルトを発つ時まで続いたのだ。

最初から書くと、暗くなるので、初回はミュンスターで気持ち良く。

次回からをお楽しみに?

 

 


激しい国だよ

2015-04-20 21:10:37 | ドイツ




ドイツに住む叔母(正確には母の従妹)と、昨年末に電話で話していた。

昨年、ダンナも私も歯を抜いたし、叔母も抜く羽目になったのだそうだ。 

叔母によると、「歯を抜いたら(特に親知らず)、
その日、出来たら翌日も仕事を休んで安静にしてると腫れも酷くならず、治りも早い。」
それと、「冷やしたタオルを当てているといい。」

まぁ、人それぞれ、いろんな「いいと思う方法」があるんでしょうが、
基本的に、歳を取ればとるほど、下の歯(親知らず)は顎との関係で、大事になりやすい。
上は頭蓋骨が抜けてるので、軽く済むというのが定説。

さて、抜歯に至る前に、酷く進んでしまってる虫歯は「神経を抜く」っていう処置がある。
あぁ、これも痛いよね。
昔は、ひゅーんと細いネジネジの器具で、グリグリっと刺してピュッと抜く。
昔診てもらった先生なんて「ちょっと泣いてもらいます。」なんて必殺めいたセリフをはいて、ピュッ!
最近は、カラフルで太さ長さの違う細いので何度も刺してはピュッ!ピュッ! 

そしたら叔母によると、ドイツでは歯の神経なんか抜かないんだそうだ。
(叔母の話は時々ガセがあるので、100%信用してはいないのだが。)

神経を抜く=歯が死ぬ
なので、死んだ歯なんて取っといても仕方ないから、とっとと抜く!

ガセかもしれなくても、ドイツならやりかねないと思うのだ。

昔、聞いた話では、ドイツでは治療に麻酔を使わない。
どんなに痛くても耐え抜くのがドイツ魂!
このネタ元は叔母ではないので、信用した私は、ドイツでは決して歯科に行くまいと固く決心したのであった。 
(叔母曰く、ドイツ人のあんなぶっとい指で、繊細で小さな口の日本人の歯なんて治療できるわけない!)

ちょっと違うが、ドイツで借りていた部屋では、大家さんが窓辺にゼラニウムのプランターを置いていた。
週1回、お掃除のおばさんが水をやり、きれいに花を咲かせてくれていた。
ドイツの街によくある花のある窓辺の風景だ。

それが、まだ花がちらほら残る秋口のある日に、おばさんがザクザクと茎を切って、さらに抜いてしまった。
ええーー!?まだ咲いているのに?と聞くと、

「もうすぐ冬だし、どうせ枯れる。汚くなる前に抜いてしまうのよ。」 

そう。そういうお国柄なんである。
枯れたように見えても、春になればまた芽を出すかも。
まだ生きてるだろうから、大事にしよう。
ではないのだ。

日本人の叔母と結婚しているドイツ人の叔父は、そういう意味でドイツ人離れしている。
捨てられている枯れかかった鉢植えを持ち帰り、
日本語で「かわいそ~ね~。」と言って、再生を図っている。
だ~からドイツ人とじゃなくて、日本人と結婚したんだなって思う。 
 
話は逸れたが、ドイツでテレビを見てるとやたら綺麗な歯並びでごつそうな口元の俳優を見ることがある。
あぁ、こりゃ入れ歯だな。
きっと神経を抜かずに全部抜いちまってこうなったに違いない。 

ま、そういう国なのかもしれないってことで。。。 
 


2009ドイツ旅行:ダンナ編3

2009-08-26 22:41:06 | ドイツ

Duisburgの駅には、
以前からからケバブ屋さんがあります。



Duisburgは、ルール工業地帯にあるため、労働者が多いです。
出稼ぎ労働者のトルコ人も多く、
「同じ移民」とし括ることもできるし、
親日であるアジア仲間のトルコ人と日本人は、
仲良くしていける関係です。

住んでいた時は、よくトルコ人が多い地区の市場へ行き、
スイカを買ったり、長葱を手に入れたりしました。

さて、

Duisburgを後にします。
駅では、家族が南へ向かう列車を待っています。

タラ~タ~タタ~タタ~タ~ラ~♪(←クリックで答え)


行き先は、列車で約30分のケルン。

駅前にドーーーーン!



大聖堂です。
ケルンは、ローマ人の遠征によりできた街で、植民地(Colonia)が語源です。
圧倒的な存在感がある大聖堂。
尖塔の一つは地上にあります。


 

左は昔からのステンドグラスですが、
右はコンピューターによるデザイン。
物議をかもした。

 

ローマ人の遺跡


こんな古臭いものばかりじゃござんせん。

なんじゃこりゃ?


「イランの不正選挙に対して抗議するデモ」だそうです。
多人数乗りの自転車なんですが、
先頭にビール樽があって、
走りながら皆で飲めるような構造になってるようです。
これって飲酒運転では??
お気楽な抗議運動ですなぁ。

ドイツでは微量のアルコールは、運転で認められているようです。
なので、ビール1杯ぐらいとか、ワインちょっとはOKと言って、
皆さん飲んでます。
事故を起こしたらアウトですが、
「ビールは飲むパン」なんて言ってる国民性。
元来アルコールに強い身体。
日本人と一緒に考えたらいけませんね。

そして、ダンナの初Pfifferling


ここから、果てしない(?)キノコ旅が始まった。

ケルンは、15年前にお世話になった教授訪問が目的です。
1泊お世話になりつつ、研究についてのディスカッション。

遊びじゃないのよ~~。

先生の家のネコちゃん


すんごい面構え。
昔はワンコがいたんだけど、猫に趣味が変わったのかにゃ?

こうやって、先発のダンナは2ヶ所での仕事を終え、
Freiburgへ向かったのでした。

これで本当に、今年のドイツ旅行記はおしまいです。
お付き合い、本当にありがとうございました。


2009ドイツ旅行:ダンナ編2

2009-08-21 01:43:31 | ドイツ

前回最後の画像=ケーニッヒ通りの地下には、
トラムの駅があります。

暗い・・・。


ここからトラムに乗って、降りた駅は、

Zoo/Universitaet
(動物園/大学)



降りるとそこには、クッキー缶という愛称の大学の校舎があります。

デュイスブルグ大学


ちょっと前まで、メルカトール大学って呼ばれてました。
そう、あのメルカトール図法の地理学者の名前です。
ベルギー生まれの人だけど、デュイスであの地図を発表したらしい。

このクッキー缶で、ダンナは約15年前に研究をしていました。

メンザ=学食


んで、真っ先に学食へ行ったのか??

何を食べたのかにゃ?


おばちゃんは、昔とは違う人。(当り前だ)


メニューは、以前とあまり変わりが無かったそうです。
きっと山盛りだったのでしょう。

Duis.の大学は、駅の近くの方に別棟があります。

こっちは四角で普通


お世話になってた研究室で一緒だった学生が、
今はここで教授になっています。

S教授の研究室


クリーンルーム


昔使っていた機械は、別室に保管されていました。

お疲れ様



ダンナは懐かしい場所を訪ね、
S教授と学術的ディスカッションと講義をこなし、
次の場所へ移動したのでありましたぁ~~~。

次回はDuisburugを旅立ち、ケルンへ向かいます。

タラ~ンタ~タ、タ~タタ~ン、タ~ラ~♪
(分かるかな?)