まず、前回のドイツ地図がかな~りいいかげんだったので、
お詫びして、訂正いたします。
ライン河の流れが違ってました。
そして、今回ダンナが先発して訪れた場所、
デュイスブルグとケルンは、
北ドイツと言うより、北西ドイツという辺りです。
正しくは、ノルトライン・ヴェストファーレン州(NRW州)です。
更に、デュイスブルグは、NRW州の中のルール工業地帯にあります。
いきなり色気のない街をお見せしましょう。
と思ったのですが、
私も面白くないので、
まずは・・・
ボビーちゃん
大家さんと仲良し
約15年前、この家の2階を借りて住んでいました。
下は大家さんの部屋とお店。
(Geschenk=贈り物を扱う店をやっています。)
私たちが住んでいた時も、2匹のレトルリバーがいました。
この子は何代目なのか???
大家さんは、ドイツ人の硬いイメージはなく、
明るい性格で美しく、少しオランダ人っぽい?と私は思っています。
この通りに住んでいました。
綺麗な通りでしょう?
中庭も緑が多くて素敵なんです。
2階からいつも、この庭を見降ろしていました。
時々、2ワンがしっぽフサフサで歩いてて、
仲良しの黒白ハチ割れ猫が散歩してたり・・・。
とても、とても懐かしいです。
さて、心の準備はいいかな?
Duisburg
奥が中央駅です。手前はIbisホテル。
いきなり高速が走っています。
私は、この辺の記憶がありません。欠落している。
駅の方へ行く時、どこを歩いていたのか?地下道??
謎です。
たぶん渡ってた橋が広すぎて見えてなかったのでしょう。
広すぎる橋
普通の道ですよね?
目抜き通りはこちらになります。
ケーニッヒ通り
デパートみたいな店が並んでいます。
通りの幅も広いので、ガラーンとした感じ。
フライブルグのような、チマチマした路が多い古い街とは違います。
この通りの奥へずっと歩いて行くと、ライン河にぶつかります。
Duis.は、鉄鋼業(ティッセン)と内陸港で有名な街。
あ、サッカーも!
(試合がある日は、ちょっと柄悪いです。。。)
長くなったので、また次回。
大学を紹介しようと思います。
プール付き!
ドレスデンでの宿は、新市街(Neustdt=ノイシュタット)にしました。
これが既出Gさんには不思議でならなかったらしい。
旧市街の中央駅前通りには、大資本チェーンホテルが何件かあって、
その辺をGさんも紹介してきたのですが、
1)便利だけどつまらない。
2)個人経営の温かい雰囲気のホテルに泊まりたい。
と思っていた私は、Gさんの推薦を却下したのでした。
いくつかの候補の中から、値段的にも環境的にも大丈夫だろうと思った所が、
Rothenburger-Hof
これが大正解!
確かに旧市街へは、歩いて行けないことも無いけれど、ちと遠い。
街は美しいとは言い難い。
でも、ホテルの中は別世界だったのです。
日曜日はゼクト!
小さなレセプションは、お菓子や紅茶がいつでも食べられる環境にしてあるし、
プールだけじゃなく、サウナやジムもある。
お風呂だってあるし・・・。
(フライブルグのホテルは駅直近のビジネスホテルだったので、
シャワーしかなかった。)
しかもしかも!
朝食のメニューは、元々ドイツはパンや飲み物の他に、
薄切りハムソーセージ、チーズ、サラダ、シリアル、玉子、果物、乳製品・・・
たっぷりの満腹コースなんですが、
ここのはそれに加えて、お菓子系や揚げ物もバッチリ。
日曜日はゼクト=スパークリングワインまで付いていたのです。
朝から酔っ払っちゃったよ~~♪
宿代に朝食代も込みになってるから、食べにゃ損損。
と言う訳で、私達のセレクトを、“Unusual.” と言っていたGさんに、
得意になって説明したのでした。
でも、まだ納得していないGさん。(どうも、私とは気が合わない。)
仕方が無いので、「日本語のホームページを持っている」と言ってみた。
そしたらやっと、「あ~、賢いホテルだ。」と納得。
どこまで信用してないんじゃい!
(いや、親切な方なんですが・・・。)
以下、画像の拡大あります。
さて、週明けの平日、ダンナは仕事。私は一人で街歩きです。
三王教会
三王教会は、ノイシュタットの
プラタナス並木が美しいハウプトシュトラーセ(中央通り)にあります。
ここも再建されていますが、破壊を免れた祭壇が中に残されています。
痛々しい傷跡が残る祭壇は、
どこの芸術的価値ある教会よりも、
戦争の愚かさを伝えている気がしました。
宿をノイシュタットに選んだ理由は、実はもう一つあります。
旧市街は大戦で壊滅的な爆撃を受け、
今の市街は終戦後再建されたものばかりです。
そして、東西ドイツ統一後、更に西側化され整備されました。
でも、ノイシュタットは旧市街ほど爆撃を受けず、
所々に17世紀の建物が残っていたりして、魅力的な街になっているのです。
(その分、少し建物が汚かったりします。)
ドレスデンの旧市街、新市街という呼び方は、
歴史的にも正しい新旧を表しているとは言えず、ややこしい。
でも、この話は興味があったら自分で調べてね。
と言う訳で、今度は新市街の目玉
クンストホーフ・パッサージュ
「芸術家の小路」とでも訳しましょうか。
表通りから建物の中を抜ける小路に入り、中庭に出ると、
そこは前衛的な壁を持つ興味深い空間になっていました。
手工芸の店や、ベトナムレストランがあって、
冷やかして歩くだけでも、なかなか面白いです。
世界で最も美しい乳製品店
Dresdner Molkerei Gebrüder Pfund
チーズ屋さんです。
HPに360°パノラマ画像があります。
1880年設立の店らしいですが、
とにかく、タイル装飾が美しい!
チーズ屋さんなので、当然店内はチーズの匂いプンプンです。
買って帰れないのが残念。
牛乳を飲むことは出来るのですが、
お腹がポコポコしちゃうと困るなぁ~、と思ってやめました。
(ちょっと悲しい。)
最終日、ダンナもフリーで、ノイシュタット散歩です。
郵便局に行って、局員のおばちゃんの情けに触れ、
ケストナー博物館で、面白い展示に解らないながらも感心したりして、
お腹が減ったら、もちろん・・・
ピルス!
中央通りの端っこ、アウグスト強王の像と、川向うの旧市街が見える店Watzkeで、
ドイツ旅行最後のビールを乾杯です。
粉もん!
フラムクーヘン=ピザみたいなもんです。
しかも、
MAX
最後の最後も、Pfifferlingです。
パリパリしてて、一番美味しかったわぁ~。
これで、今年のドイツ旅行記は完結です。
ドレスデン空港は、モダンだけど小さくて店もほとんど無く、
つぅ~まんない。
フランクフルト空港は、チェックインしちゃった内側だと、
免税店も大した物が無くて、つぅ~~~~まんない。
最後のお買い物は、期待できませんぜ、皆さん。
と言う訳で、長々のお付き合い、ありがとうございました。
おまけ
旧市街の老舗
Cafe Kreuzkamm
バームクーヘンが名物だそうです。
カフェしたかったけど、夕食のことを考えてパス。
編集後記
思えば、いろいろ我慢した旅であったことよ。
テロのおかげで、持ち込み手荷物の液体制限があるから、
バーデンワインも、希少なザクセンワインも諦めたし。
ブタちゃんも、増えるばっかりなんで、やめたし。。。。
元々検疫があるんで、ソーセージ類は買って帰れないし。
え?こんなに楽しんでるようなのに、まだ不満か!?って??
宿題ってのは、どうしても残るものなんですよ。
今年は夏休みが短い小学生諸君、
宿題、ラストスパートですよ!
次回から、通常モードです。
今日も快晴だ!
遅い朝食の後、トラムに乗ってエルベを渡り、旧市街へ。
本日の目的地は、
ツヴィンガー宮殿
アウグスト強王が建てたバロック建築です。
入口
ゲゲッ、王冠が切れてる・・・。
カリヨン
アウグスト強王(ザクセン王=フリードリヒ・アウグスト1世)は、
呼び名の通り強かったらしいけど、
問題は「趣味」。
この人、中国や日本の白磁に惚れこみ、
大壺を兵士と交換しちゃったほど。
自国の白磁を開発させるべく、錬金術師に研究させ、
マイセンを生み出しました。
んで、その膨大な陶磁器コレクションは、宮殿の一角にあります。
中庭の眺め
いやぁ~、素晴らしかった。
強王はやっぱり、大きさを求めたんだな。
作るのも大変だろうけど、運ぶのも大変だったろうなぁ。
宮殿にはこの他に、アルテ・マイスター絵画館もあって、
フェルメールやラファエロの作品に会えます。
日本でフェルメール展に行き損ねたので、
「手紙を読む少女」をゆっくり見ることが出来て、満足!
もう一つ行きたかった「数学物理学博物館」は修復のため閉館中。
次回だな・・・。
たっぷり観たら疲れちゃったので、
カフェ・タイム
宮殿の裏手にカフェがあります。
満席ー!
でも、親切な人に席を譲ってもらいました。
Eierschecke(アイアーシェッケ)
ドレスデン名物のチーズケーキです。
クヴァルクの白と玉子系の黄色で2層になっています。
甘さも程良く、美味しゅうございました。
栄養補給の後、まだ観る物があるのよ!と更に歩く。
劇場広場から臨む
左=カトリック旧宮廷教会
右=ドレスデン城
なんだかね、どれもこれも大きな建物で、広場も広いし、
目的地にたどり着くまで、えっらい疲れるんですけど・・・。
王宮の中の宝物はパスして、
シュタールホーフ(城の中庭にある)の壁にあるタイル画を観ます。
君主の行列
歴代のザクセン君主がマイセンタイルに描かれています。
画像の中央ぐらいに、アウグスト強王がいますよ。
戦時中も、避難させていたので被災を免れました。
兵士?
ビジネスマン?
歴史的お宝の下には、大道芸人たちが頑張っています。
コインをあげると、動きだします。
なかなかコミカルな動きで、面白かったです。
疲れてきたけど、もう1か所。
ブリュールのテラス
エルベ川を見下ろす遊歩道(と言っていいのか?)です。
いい眺めでしたが、暑い!
早々に避難しました。
夜は、Gさんお招きのお食事。
写真なんざ撮れる訳がござんせん。
歴代首相や要人も訪れたという割には気さくなレストランでしたが、
大雨&雷で眺めは残念。(いや、別の意味で見応えがありました。)
美味しかったけど、社交はボロボロ。
あああぁ~~~。
次回は、新市街についてです。
おまけ
今朝も届いた、カプちん
デッキで日向ぼっこ
聖十字架教会
ザクセン・スイスを下り、エルベ川を渡しで渡って、
やっと街に戻ってきました。
中央駅前通りの一番の繁華街で車を降ろしてもらい、
目的のドラッグストアでお買い物。(いやぁ~ねぇ~。)
安心したら、お腹が減ったぞ!
喉も乾いてるさ!
Radebergerのピルス
うみゃい!
昼からお外でビール、いいねぇ~。
(ご機嫌が直ってるってか?)
Pfifferlingのパスタ
ダンナってヴぁ、また食べてるよ~。
酢漬けニシンのプレート
私はお肉が好きだけど、
この酸っぱい系も大好き。
ヨーグルトソースにホースラディッシュが入ってて、美味しかったです。
ミックスサラダ
この店は当たりでした。
見た目も味も良かったわ~。
さて、やっと、ドレスデンの顔のお目見えです。
フラウエン教会
ドイツ統一前は、瓦礫の山だったのを、
使える石材は元の場所にあてはめるようにして再建。
巨大なジグソーパズルと言われた建物です。
こちら側からでは分かりにくいですが、
黒い石の部分が戦前からの石材です。
迂回の理由
まだ再建できていない建物があります。
ここにも数年後は綺麗な建物が建っているのでしょう。
フラウエン教会は、
せっかく行ったのに、この日は内部見学ができませんでした。
えーーーー!!
説明するお兄ちゃんの話を聞くと、
「夜にコンサートがあって、リハしてるから、
中が見たければ、明日来るか、夜のコンサートに来てね。」
あ、そうそう。そうでした。
あわ良くば、観ようと思ってたコンサート。
(もう、すっかりボケちゃって、忘れてたのよ~。)
んで、慌てて夜のチケットを買ったのでした。
一旦ホテルに戻り、出直しです。
フラウエン教会内部
丸天井
優しい色合いで美しく再建された教会、
美しすぎて、戦争の悲惨さを忘れます。
コンサートは、ズッカーマンと英国室内管弦楽団
若手ソリストの演奏を支援してる風な演奏会でした。
いや、皆さん上手でしたが、
ズッカーマンとデュオの部分になると、音質が・・・。
メロディーの掛け合いになると、歌い方の差が・・・。
へい、勉強になりました。
夏はオペラもコンサートも、観光用か音楽祭じゃないと無いので、
今回の旅行は諦めてたんですが、
うまく当たって良かったです。
(いやぁ~、我がまま言って、街に戻って良かった。)
次回も、ドレスデン観光です。
今回は拡大ありです。
バスタイ渓谷
景勝地であります。
ザクセンのスイスと呼ばれています。
6000年くらい前に、エルベ河による浸食とか、隆起とかで出来たらしい。
私は、ドイツのグランドキャニオンと呼びたい。
(行ったことないけどさ。)
眼下にエルベ川
お天気も良く、なかなか結構ですな。
そうね。お散歩には絶好のお日和。
体調が良ければね。。。
(イマイチって言ってるのにぃ~~。)
バスタイ橋
ここまで来ると、チェコも近い。
だからか?
昔は要塞だったらしい。(クリックで模型)
いや、いろんな民族が入り混じっていた頃の話か。
見学コースを歩いたりして、ちぃ~と足を使いましたよ。
いい所でした。
前回も書きましたが、
行ってみたかった所なので、連れて行ってもらって良かったです。
ドレスデンのGさんが、素晴らしいBMWでブーンと飛ばしてくださいました。
でも・・・、
お茶の後、「(エルベ川の対岸)ケーニシュタイン要塞も近いぞ。」
「いい所だ。遠慮はいらない。」などと、さらに誘う。
いや、だから・・・・、
「有難いけど、街に帰りたい。」と言って、お断りしました。
Gさん、不満(不思議?)そう。納得してくれない。
それじゃ、この手でどうだ!
「買い物がしたい」と言ってみました。
いや、実際買いたい生活用品があったのです。
この日は土曜日で、午後の店の開店時間が分からないし、
日曜日になると、店は全部休みなので、ちょっと焦っていました。
(男にゃ分らないのよね。)
と言う訳で、やっと納得してもらい、街に帰れました。
ううう、辛い。
気苦労する~~~。
次回はやっと、ドレスデンの街!です。