カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

Pechな旅 その16

2017-10-05 00:15:32 | ドイツ

eチケット



チェックインカウンターへ急ぐ。
帰りは全日空とルフトハンザの共同運航便なんで、LHカウンターへ。
感じがいいって言うか、明るいドイツ人男性がやってくれて、
ここはすんなり進んだ。
いや、後から考えればすんなり過ぎた。
座席の話をしなかったのだ!

予約の時に座席決定が出来なくて、
「あとでやり直してみるか」とか、「事前チェックインの時にやるか」って思ってたのに、
旅行前からのH氏事件、DB事件、現地入りしてからのT君ホテル事件 etc.
で、すっかり忘れてて、
とどめのDB遅延で、空港に辿り着いた時には、それだけで安心しきっちゃって、
LHだって信用できないぞ!って思わなかったのだ。

手荷物検査はまあまあの混み。
この辺で、座席が決まってないことに気が付いた。
やばい!
手あたり次第、インフォメーションで聞いてみると、
「搭乗口で聞いてください」と言われる。

その後のイミグレは・・・ゲゲゲ!
ニ~ハオな方々がいっぱい。
うわぁ、長蛇の列やんけ。大丈夫か?
カウンターは4つ。
左端はクルーと赤ちゃん連れとかの優先カウンター。
右端はEU専用。
残り2つでトロトロ進む。
もっとちゃっちゃと仕事せんか!って言いたいけど、
テロも怖いからちゃんとやってもらわなくちゃね。

しかし、それにしてもかなりのタイムロス。

ボーディングタイムは17:20なのに、16時半にはなっていたと思う。
やっとこさで、イミグレを通過して、目の前には夢のDuty Free!の世界が広がって、
にこやかにキレーなお姉ちゃんやイケメンが割引券配ったりしてるのに、
「こんなとこに引っかかってる時間は無い!」
「ゲートへ急ぐぞ。」
「とにかく座席を決めないと大変だ!」
なんか、急に主従交代。
ダンナが先に立ってずんずん歩いて行く。

「待ってくれよぉ、わたしゃもぉ、速く歩けないよぉ。」

そんなに遠くないはずだ!って思ったのに、これが意地悪!
だんだん店が無くなり、
ソーセージを売る屋台とキオスク程度の店だけになった頃、
最果ての地に、ゲートZ25があったのだ。

”Z”だよ!遠いに決まってるじゃん!

で、まだ地上職員はカウンターにいない。
来るまで待って、すぐに食いついて席を決めてもらわなくちゃ安心できない。
どうも周りの様子を見てると満席な気がする。

係員来たー!
聞いたーー!
まだPC繋いでないから、待ってね。って言われたーー!
カウンターに食いついて、よそ見しないように。
他の客の応対をしないように。
後回しにされないように。。。
最後の力を振り絞って、目力使ってててて。。。。

他の職員も来て、PCが繋がって、やっとこさっとこ座席を決めてもらって。

「良かったわね。最後の席よ。」

って、当たり前だ。そりゃ、私たちの席だ!

でも、もう言い返す力は無い。
はいどうも~、ダンケシェーン。ってなもんや。

あとはゲートが開くまで、私はベンチでへたってた。
ダンナはキオスクまで戻って、義理土産のチョコを買っておしまい。

あああ~、夢の免税店まで戻る元気も時間も無かったのよ。
高級チョコとか、コーヒーとか、薬草酒とか買いたかったのに、
全部パア!

DBのバカー!LHのバカーーー!!

機内ではヤケ酒。
LHの映画、面白くね~~!

はい。これで運の尽きた旅行の記録は終わり。

次はいつ、どこへ行くことが出来るやら。
でも、今回みたいな旅でも、何とか切り抜けることが出来て、
考えようによっては、結果オーライ。
今の時代、テロや事故に巻き込まれることもあるのだから、
そういうのではなくて良かった。

と言うわけで、長々とお読みくださり、ありがとうございました。



おまけ画像


これなら軽いし、トランクに入れても邪魔にならないかと、
学会初日の月曜日にドラッグストアで買ったトイレブラシ。
結局、自分へのお土産はこれと香りのいい石鹸だけになった。

ま、断捨離世代には良かったよ。(負け惜しみ)