ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

聖書預言の終末が近づいている

2019年04月16日 | 聖書
現在、国際情勢は非常に大きく動き、一昔前には考えられなかった世界の情勢が変わってきている。つまり北の国ロシアが、遠いイスラエルを攻める環境が整いつつあるのだ。
 
エゼキエル書では、その38章に次のような預言がある。
下の文中でゴグとは、メシェク(モスクワ)とトバル(トボリスク、つまりウラル山脈東側=シベリヤの中心の街の意)の大首長だから、現ロシアの全体を指していると思われる。15節にも「北の果てのおまえの国から、多くの国々の民とともに来る。」とある。
また、マゴグとは、黒海とカスピ海沿岸の地(はんちゅう)を指すので、これも広い意味ではゴグの範疇に入るだろう。これら北のゴグとマゴグを主力とした軍勢に、ペルシャやクシュ(エチオピア)にプテ(リビア)などの軍勢も加わった多国籍の大軍勢が、平和条約で安心しているイスラエルを攻め来るという預言である。
それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。『神である主はこう言われる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、まさに、その日、おまえは知ることになる。おまえは北の果てのおまえの国から、多くの国々の民とともに来る。彼らはみな馬に乗る者で、大集団、大軍勢だ。おまえはわたしの民イスラエルを攻めに上り、地をおおう雲のようになる。終わりの日に、そのことは起こる。ゴグよ、わたしはおまえに、わたしの地を攻めさせる。それは、わたしがおまえを使って、国々の目の前にわたしが聖であることを示し、彼らがわたしを知るためだ。」エゼキエル書381416節聖書 新改訳©2017
 
このエゼキエル預言のポイントはロシアとイスラエルを結ぶ中間点に当たる国、イランとトルコ、シリアにある。ロシアは伝統的に南下政策を取ってきたので、基本、これらの国々とは多くの戦争を繰り返し、その都度徐々に土地を奪ってきている。つまりイランやペルシャにとってロシアは、日本の北方領土どころではない、不倶戴天(ふぐたいてん)の敵なのだ。
 
そのトルコやイランがロシアに近ずいているから、驚きなのだ。まずアメリカがイランに厳しい制裁を科している。それでイランは対抗上シリアに近ずかざるを得ない。またイランの傀儡(かいらい)軍であるヒズボラとの関係もある。
トルコについて言えば、クルド人問題で、これを支持するアメリカとの間に乖離(かいり)が生まれつつある。
さらにシリア情勢だ。アサド政権がほぼシリアを平定しつつある現在、シリアの軍事などの最大の後ろ盾はロシアだ。シリア内に軍事基地を持っているほどだ。イスラエルと国境を接する隣国シリアに、なんと親イラン、親ロシアの国が誕生していくのだ。
 
こうしてみると、シリア領内のヒズボラやイランの革命防衛隊をイスラエルが空爆しているが、これが本格的な争いになった時、シリアの救援要請に、ロシアという北の果ての国が、イランなど周辺諸国を巻き込んで、その大軍団をまっすぐ陸路南下させる道が、今こうして完全に開けたことになる。これは歴史上、全くあり得なかった事態なのだ。
 
エゼキエルのこの預言は約2600年前のものである。その間1900年にわたるイスラエルの離散と復活があった。長崎の隠れキリシタンでは禁教が250間年だった。信仰を守るのでも、これは桁が違う数字だ。
奇跡を成し遂げた今日のイスラエルは、核兵器を持ち、スンニ派の国々と手を結び、アメリカを後ろ盾にして、今日では平和を得ている。私たちは平和を謳歌しているが、聖書の断じる世界の終わりが、こうして今、刻々と実現しつつあるのだ。今日、明日ではないが、終末が確実に近づいていることだけは確かだ。
 
 
 
 
ケパ
 
 
 
 
 
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