
久しぶりにYさんの工場へ行く。
ひととおり近況を聞き、「ところで」と切り出す。
最強のカメラ買いました。
もったいつけながらM8を見せると、彼は「おお」とおどろいてくれた。
あまり狙い撃ちせずに、初心にかえって自由に撮った方がいい、と助言をもらう。
2年近く眠っていたXL1200Sが復活したというので、少しだけ走りに行くことに。
ああ、やっぱりコイツのサウンドは最高だね。
ドルルドルルドルルドルルドルドル
Yさんの右うしろに付いて走るだけで楽しくなってくる。
炎天下にエキゾーストノートがトドロく。

信号が青になるとXL1200Sは猛烈なスタートダッシュでぶっ飛んでいく。
外気温「37℃」の表示にくらっとなる。
こんな中をバイクで走っているわたしたちはバカだ。
でも楽しい。
この楽しさを知らないヤツは少しだけかわいそうだ。
水越峠をのんびり走り、祈りの滝でしばしの休憩。
大阪とちがって、奈良にはちょっと走っただけでいいルートがたくさんある。
こんなところに住んでいるとライフスタイルだけでなく、ものの考え方まで変わってくる気がする。
多少不便でも自然に囲まれて生活する方が長生きできるのだろうな。
いやべつに長生きしたいわけではないが。

Yさんと分かれての帰り道、石川の河川敷では少年たちがサッカーをしている。
日本の少年よ、負けるな。
きっとここより暑い南米やアフリカの少年もがんばっているぞ。