Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

猛暑のプチツーリング

2010年07月24日 | Life


久しぶりにYさんの工場へ行く。
ひととおり近況を聞き、「ところで」と切り出す。
 最強のカメラ買いました。
もったいつけながらM8を見せると、彼は「おお」とおどろいてくれた。
あまり狙い撃ちせずに、初心にかえって自由に撮った方がいい、と助言をもらう。

2年近く眠っていたXL1200Sが復活したというので、少しだけ走りに行くことに。
ああ、やっぱりコイツのサウンドは最高だね。
 ドルルドルルドルルドルルドルドル
Yさんの右うしろに付いて走るだけで楽しくなってくる。
炎天下にエキゾーストノートがトドロく。



信号が青になるとXL1200Sは猛烈なスタートダッシュでぶっ飛んでいく。
外気温「37℃」の表示にくらっとなる。
こんな中をバイクで走っているわたしたちはバカだ。
でも楽しい。
この楽しさを知らないヤツは少しだけかわいそうだ。

水越峠をのんびり走り、祈りの滝でしばしの休憩。
大阪とちがって、奈良にはちょっと走っただけでいいルートがたくさんある。
こんなところに住んでいるとライフスタイルだけでなく、ものの考え方まで変わってくる気がする。
多少不便でも自然に囲まれて生活する方が長生きできるのだろうな。
いやべつに長生きしたいわけではないが。



Yさんと分かれての帰り道、石川の河川敷では少年たちがサッカーをしている。
日本の少年よ、負けるな。
きっとここより暑い南米やアフリカの少年もがんばっているぞ。

百聞は一見にしかず

2010年07月23日 | Camera
価格がCX3の10倍以上するM8は、その写りも10倍以上なのか。

デジカメの価格を大きく左右するのは撮像素子のサイズだという。
両機の画素数はほぼ同じ1000万画素だが、撮像素子のサイズを比較してみると、CX3の6.3×4.7ミリに対し、M8は27×18ミリの大きさをもつ。
単純計算で面積比は16.4倍、圧倒的だ。
M8の大きさを100パーセントとすると、CX3はわずか6パーセントの大きさでしかない。
画素数が同じでも、光を受ける面積が大きい方がきれいな絵を生みだすということは、イメージとして想像しやすい。
じっさいにどのくらい違うものなのか。

M8で撮影(ISO160、F8、1/90秒)


CX3で撮影(ISO80、F4.3、1/190秒)


少年野球チームがメジャーリーグと試合したというべきか。
小さなサイズで見るのなら少年も負けてはいない。
だが作品として全紙サイズなどにプリントすると、この差は歴然だと思う。
それにしてもM8の吐き出すデータは素性がよい。
デジカメの性能というのは、つくづく画素数ではないということがよくわかる。

M8の中古がなかなか出てこないのは、M9が品薄だからというだけではなく、このカメラを使うとほかのカメラに乗りかえる必要がないからだと気づく。
中古品でもバカ高いのはしかたがない。

M8 ファースト・インプレッション

2010年07月22日 | Camera


大阪の太陽光線は肌を刺すように痛い。
きっとオゾン層がこのあたりだけ薄いのではないか。
顔と腕に日焼け止めクリームをたっぷり塗りこみ、M8を持って出かける。
いつもなら見過ごすような風景も、きょうはすべてフォトジェニックに見える。

M8の使い心地はM7よりもヘキサーRFに近い。
絞りを確認してファインダーを覗き、レリーズボタンを半押しするとシャッタースピードが表示される。
強い日差しのなかでも視認性はよい。
予想したシャッタースピードと大きくずれることはないが、少し露出補正したいときはカメラを振って、ほしい露出になったところでAEロックする。
このAEロックのかかるレリーズボタンの感触が絶妙で、適度な深さと重さがあるので、押し込みすぎてシャッターが切れてしまうということはない。
これはヘキサーRFのフェザータッチよりも使いやすい。

そもそもM型ライカには露出補正ダイヤルなどない。
M8はSETボタンを押して「露出補正」のメニューを呼び出さねばならないのでとても面倒だし、もとに戻すのを忘れてしまう事故にもつながる。
しかも液晶モニタは太陽光線が当たっているとほとんど見えないので、この方法は使いものにならない。
上に書いたようにオート露出とAEロックを併用するのが正しい方法だと思う。



わたしはこのカメラでJPEGの撮って出しなど、はじめから想定していない。
すべてRAW撮りで1枚1枚現像するつもりである。
最良の現像方法はこれから模索していくが、画質に関しては相当なポテンシャルを感じる。
1030万画素とは思えないシャープ感と粘りがある。
ちなみにきょうのレンズはローライのゾナー40ミリF2.8で、撮影の絞りはF8、ISO160。

禁断の実 M8を手にする

2010年07月21日 | Camera


ようやくM8を手に入れた。
中古品なので程度はそこそこだが、動作に問題はなさそうだ。
それにしても発売から4年近く経つデジカメを今さら中古で買うというのは、国産デジカメなら考えられないことである。
デジカメの性能は日進月歩であるから、できるだけ新しいものを買うというのが本来の使い方なのだが、ライカの場合はちょっと事情がちがう。

ライカは新製品の出るサイクルがとても長い。
フィルム時代でいうと、M6からM7になるのに18年も(!)かかっている。
そのあとデジタルのM8が出るのに4年。
さらにCCDがフルサイズになったM9の登場が3年後の2009年12月だった。
だが半年以上たったいまもM9は品薄状態で、ライカもアナウンスしているとおりM8とM8.2は併売されている。
つまり4年たっているがM8は現行機種なのだ。

かつて「ライカ1台で家が建つ」といわれたほど、ライカはどの機種も高価だ。
一番安いコンデジでさえ国産の2倍はする。
M8も新品なら693,000円もするカメラで、わたしにはとうてい買える代物ではない。
こんなに高いカメラが国産メーカーのように1年や1年半でつぎつぎとモデルチェンジして旧型になったなら、ライカユーザーは黙っちゃいないだろう。
クラフトマンシップに長けたドイツ人には「開発にじっくりと時間をかけて良いものをつくる」精神がいまだに受け継がれているようだ。
(日本製と差別化するための一種の戦略でもあるだろうが)



このM8が何年もつかによって、対費用効果が変わってこよう。
過度な期待は禁物だが、それでも期待はふくらむ。

杭全祭礼ラスト

2010年07月14日 | Life


杭全神社の夏祭りもきょうでおわり。
明るいうちに各会の集合写真を撮り、18時からいよいよラストのふとん太鼓巡行である。
昼間降りつづいた雨が夕方から小止みになり、出発のときにはほぼあがった。
これなら機材の心配はいらない。
だが万一に備えてウエストバッグに予備のストロボとバッテリーを入れ、いざ出陣。

きょうは1日目とだいたい同じ感じだったので、まわりを見る余裕があった。
撮影は順調にすすみ、宮入りまで無事に撮りきる。
杭全神社から引き上げるとき、太鼓台に乗っていた4人のたたき子が11人に増えていたのにはおどろいた(神社で7人待機していただけだが)。

今回の撮影で出番の多かったレンズはタムロンの11-18ミリ。
ニコンの10-24ミリがまだ出てなかったころに買ったものだが、非常によく写るレンズだ。
ネットの口コミ情報では「ピントが遅い」とか「逆光に弱い」、さらには「被写界深度の表示がない」などと酷評されているが、わたしは写りさえよければ文句はないのである。
事実このレンズはとてもシャープだし、発色もニコンのレンズと傾向が似ていて使いやすい。
おまけにズーム倍率と開放値を欲ばっていないので軽くてハンドリングがよいのも気に入っている。



今回の撮影で気づいた美点は、超音波モーターを内蔵していないことだ。
超音波モーターでフルタイムにピント合わせできるレンズは便利そうだが、指が当たって不用意にピントが動くことがある。
このレンズはボディ側と機械的なつながりだけでなので、フォーカスボタンを押さなければヘリコイドが回ることはない。(わたしはレリーズボタンによるAFはOFFにしてある)
つまり3メートルにピントを固定しておけば、F5.6でも1メートルから無限遠までパンフォーカスになるのだ。
ピントが遅いという文句をいう人は広角レンズの使い方をまちがっている。
安いレンズでも一生懸命使ってやれば愛着もわくというものだ。
雨の中でよく働いてくれた。