モンゴル旅行、第三日目。
5時起床。1時間の散歩。
散歩から帰って食堂へ行くと、すでに数人のツーリストたちがたのしそうに朝食をたべている。
若者もいるし、わたしと同年齢くらいの夫婦もいる。
自分で飲み物をつくり、パンを焼き、バターやジャムを塗っていただく。
ここでいろんな旅の話や情報交換をするのはたのしい。
しばらくして、日本人のような顔立ちの女性が入ってきた。
でも白いボストンフレームのメガネにショートパンツという出で立ちは、明らかにそうではない感じ。
声をかけるとやはり日本人ではなく、韓国人であった。
むこうはわたしを韓国人だと思ったらしい。(旅先でわたしはよく韓国人か中国人にまちがわれる)
彼女は昨夜おそくウランバートルに到着し、このゲストハウスにやってきたという。
とくに予定はないがモンゴルに3週間くらい滞在するそうだ。
わたしが1週間というと「Very busy!」とおどろいていた。
わたしが学生だった30年くらいまえには、若い女性の一人旅なんて考えられなかったけど、いまは良い時代になったものだと思う。
9時にチェックアウトし、22番バスに乗ってソンギノハイルハン長距離バスターミナルへ向かう。
じつはきのうバスの切符を買ったターミナルからは、ハラホルン行きのバスは発車しないということを切符売場で聞き、ちょっと冷や汗をかく場面があった。
もし、きのう出発の切符が買えていたとしても、べつのターミナルへ移動する時間があったかどうか。
二つのターミナルはウランバートルの町の東端と西端に位置し(距離にして17キロ)、市内中心部からそれぞれべつの市内バスに乗っていかねばならない。
つまり一度乗り換えないと行けない場所なのだった。
それを考えると、きょうの切符が予約できたことは大正解だったわけである。
11時すぎに超満員の長距離バスが発車する。
指定座席なのに通路に立っている客がいるのはなぜ? 6時間以上かかるのにそのまま立って行くのか? そもそもこの人たちは正規の乗車券を買っているのか?
いろんな疑問が思い浮かぶ。
バスが走り出すと、立っていた客は小さなプラスチックのイスを通路に置いて座った。
わたしの目のまえにいる客は車掌用のイスの背もたれを水平に倒し、そこに座っている。こいつの足がわたしの足をぐいぐいと圧してくるので、座りにくいことこのうえなし。
3時間ほど走って休憩。
男たちはみな道路のわきで立ち小便する。
女性はそうもいかないので、ちょっと離れたところにある小屋までいって用をたす。
お腹のすいた人はいくつか並ぶ小さな食堂でなにかたべている。
わたしが昨夜買ったリンゴと巻き寿司をバスのなかでたべているとき、座席のない客たちが車掌に金を払っているのを目撃。
正規料金は17,000Tg(約1,054円)なのに、そいつらは10,000Tg札1枚だけだ。はは、そういうことか。
どうやらこれはバス会社に内緒で客を乗せ、車掌と運転手が小遣い稼ぎしているのだろう。
45分後、ふたたび寿司詰めバス出発。
18時にハラホルン到着。小雨が降っている。
かなり疲れたけど、さて、いまから宿さがし。
こんな地方でもケータイの電波がよく飛んでいるのがおどろきだ。とりあえずガイドブックに載っている適当なホテルに電話をかける。
ラッキーにも1回目の電話で空室のあるホテルを見つけた。だがガイドブックの地図がアバウトすぎて、場所がよくわからない。
ぬかるんだ道を迷いながら30分くらいかかって、ようやくそのホテルにたどりつく。
部屋を見せてもらうと、シャワーとトイレの付いたいい部屋だったが、トイレの電気を点けたとたん「バチッ」といって消えてしまった。
そのせいか、ほかの部屋の電気も点かなくなり、停電状態。わたしはそのホテルをあとにした。
もう一度バスを降りた場所までもどり、近くにツーリストゲルっぽいところを見つける。
運よく一人用のゲルが空いていたので今夜はここに泊まることにした。
併設の食堂でおそい夕食をたべる。
ガイドブックを見せながら注文した料理は「ベンシタェ・シュル」というモンゴルの定番料理で、水餃子の入った野菜と肉のスープ。
歯ごたえのあるこの肉はおそらくヤギだろう。旨い!
とても疲れたので、21時すぎに寝る。だが…
5時起床。1時間の散歩。
散歩から帰って食堂へ行くと、すでに数人のツーリストたちがたのしそうに朝食をたべている。
若者もいるし、わたしと同年齢くらいの夫婦もいる。
自分で飲み物をつくり、パンを焼き、バターやジャムを塗っていただく。
ここでいろんな旅の話や情報交換をするのはたのしい。
しばらくして、日本人のような顔立ちの女性が入ってきた。
でも白いボストンフレームのメガネにショートパンツという出で立ちは、明らかにそうではない感じ。
声をかけるとやはり日本人ではなく、韓国人であった。
むこうはわたしを韓国人だと思ったらしい。(旅先でわたしはよく韓国人か中国人にまちがわれる)
彼女は昨夜おそくウランバートルに到着し、このゲストハウスにやってきたという。
とくに予定はないがモンゴルに3週間くらい滞在するそうだ。
わたしが1週間というと「Very busy!」とおどろいていた。
わたしが学生だった30年くらいまえには、若い女性の一人旅なんて考えられなかったけど、いまは良い時代になったものだと思う。
9時にチェックアウトし、22番バスに乗ってソンギノハイルハン長距離バスターミナルへ向かう。
じつはきのうバスの切符を買ったターミナルからは、ハラホルン行きのバスは発車しないということを切符売場で聞き、ちょっと冷や汗をかく場面があった。
もし、きのう出発の切符が買えていたとしても、べつのターミナルへ移動する時間があったかどうか。
二つのターミナルはウランバートルの町の東端と西端に位置し(距離にして17キロ)、市内中心部からそれぞれべつの市内バスに乗っていかねばならない。
つまり一度乗り換えないと行けない場所なのだった。
それを考えると、きょうの切符が予約できたことは大正解だったわけである。
11時すぎに超満員の長距離バスが発車する。
指定座席なのに通路に立っている客がいるのはなぜ? 6時間以上かかるのにそのまま立って行くのか? そもそもこの人たちは正規の乗車券を買っているのか?
いろんな疑問が思い浮かぶ。
バスが走り出すと、立っていた客は小さなプラスチックのイスを通路に置いて座った。
わたしの目のまえにいる客は車掌用のイスの背もたれを水平に倒し、そこに座っている。こいつの足がわたしの足をぐいぐいと圧してくるので、座りにくいことこのうえなし。
3時間ほど走って休憩。
男たちはみな道路のわきで立ち小便する。
女性はそうもいかないので、ちょっと離れたところにある小屋までいって用をたす。
お腹のすいた人はいくつか並ぶ小さな食堂でなにかたべている。
わたしが昨夜買ったリンゴと巻き寿司をバスのなかでたべているとき、座席のない客たちが車掌に金を払っているのを目撃。
正規料金は17,000Tg(約1,054円)なのに、そいつらは10,000Tg札1枚だけだ。はは、そういうことか。
どうやらこれはバス会社に内緒で客を乗せ、車掌と運転手が小遣い稼ぎしているのだろう。
45分後、ふたたび寿司詰めバス出発。
18時にハラホルン到着。小雨が降っている。
かなり疲れたけど、さて、いまから宿さがし。
こんな地方でもケータイの電波がよく飛んでいるのがおどろきだ。とりあえずガイドブックに載っている適当なホテルに電話をかける。
ラッキーにも1回目の電話で空室のあるホテルを見つけた。だがガイドブックの地図がアバウトすぎて、場所がよくわからない。
ぬかるんだ道を迷いながら30分くらいかかって、ようやくそのホテルにたどりつく。
部屋を見せてもらうと、シャワーとトイレの付いたいい部屋だったが、トイレの電気を点けたとたん「バチッ」といって消えてしまった。
そのせいか、ほかの部屋の電気も点かなくなり、停電状態。わたしはそのホテルをあとにした。
もう一度バスを降りた場所までもどり、近くにツーリストゲルっぽいところを見つける。
運よく一人用のゲルが空いていたので今夜はここに泊まることにした。
併設の食堂でおそい夕食をたべる。
ガイドブックを見せながら注文した料理は「ベンシタェ・シュル」というモンゴルの定番料理で、水餃子の入った野菜と肉のスープ。
歯ごたえのあるこの肉はおそらくヤギだろう。旨い!
とても疲れたので、21時すぎに寝る。だが…