モンゴル旅行、第七日目。
朝食をたべに食堂へ降りていくと、そこで二人の日本人と出会った。
この1週間ではじめて出会った日本人だ。
一人は昨夜おそくウランバートルに到着し、空港で夜を明かして、たった今このゲストハウスに着いたばかりの男性。
もう一人はモンゴルに10回も来ているという女性。
モンゴル航空は高いので、中華航空で一度中国に入り、そこから長距離バスでモンゴルにやってきたという、かなりの強者だ。
どちらもわたしより少し年上のようである。
日本にもバックパッカーのような旅をする人がまだいるのか。少しおどろく。
革命記念日に合わせてナーダムを見に来たという。
ゲストハウスを出て、とりあえずチンギス通りをどんどん南へ歩き、ザイサン・トルゴイという丘陵をめざす。
そこはウランバートルの市内を一望できる小高い丘で、モンゴルの独立を象徴する記念碑や壁画が飾られている。
でもその壁画というのは、日章旗を踏みつけるモンゴル兵の姿が描かれているものもあって、ちょっと複雑な気持ちにもなる。
つまりここは日本の侵略からモンゴルを守った記念の場所なのだ。
平和橋をわたって少し歩くと左手に中央スタジアムが見えてきた。
大勢の人が集まっているので、なにかやっているにちがいない。屋台の店もたくさん出ている。
どうやらスタジアムではナーダムの本大会がおこなわれているようだ。
入口で中に入るにはどうすればいいか聞くと、係員はあそこに立っている人からチケットを買え、とダフ屋っぽい男を指さした。
その男に値段を聞くと、チケットに書いてあるとおり2000Tg(約125円)だったので1枚買って中に入る。
中では今まさにモンゴル相撲の試合がおこなわれていた。
中央の芝生のフィールドで10組くらいの選手が同時に戦っている。
ルールは相手を倒して地面に背中をつけたら勝ちのようだ。相撲というよりはレスリングに近い感じ。
だが試合のテンポはゆっくりしていて、両者は組んだままあまり動かない。
息があがってくると、審判が二人を離して少し休ませ、ふたたび組ませるというのんびりさ。
双眼鏡でじっと見ていたけど、あまりおもしろくない。もう少しスピード感があればなあ。
ようやく勝った選手は鳥が羽ばたくように両手を大きく広げながら、フィールドを一周してスタンドの方へ帰っていく。
こんな調子でずっとやっているのだから、決勝戦がいつおこなわれるのか予想もつかない。
スタジアムを出ると、となりの会場で弓射の試合がおこなわれていた。
この競技は、75メートル離れたところにある「ソル」とよばれる円筒形の的を40本の矢で射る。
団体戦と個人戦があるらしいが、きょうは団体戦のようだ。
ソルの置いてある場所には、レーンごとに審判が2~3人立っていて、飛んでくる矢をじっと見ている。
矢が命中すると、みんな両手を高くあげて「当た~り~」って感じのかけ声を発する。
そして倒れたソルを起こして、つぎの矢が飛んでくるのを見守る。
こちらも相撲と同様、ほのぼのとした雰囲気であまり緊張感は感じられない。
YouTubeに動画をアップしました。
さらにべつの会場では大勢の男たちが集まって、妙な節回しの歌をうたいながら奇声をあげている。
的当てゲームのような競技?で、なんかたのしそう。こんなのはじめて見た。
競馬もどこかでやっているのだろうが、残念ながらそれは見ることができなかった。
ハラホルンで地方大会を見たのでよしとしよう。
ナーダムを見たあと、ザイサン・トルゴイへ行く。
さて、いよいよ帰国の途に着く。
朝食をたべに食堂へ降りていくと、そこで二人の日本人と出会った。
この1週間ではじめて出会った日本人だ。
一人は昨夜おそくウランバートルに到着し、空港で夜を明かして、たった今このゲストハウスに着いたばかりの男性。
もう一人はモンゴルに10回も来ているという女性。
モンゴル航空は高いので、中華航空で一度中国に入り、そこから長距離バスでモンゴルにやってきたという、かなりの強者だ。
どちらもわたしより少し年上のようである。
日本にもバックパッカーのような旅をする人がまだいるのか。少しおどろく。
革命記念日に合わせてナーダムを見に来たという。
ゲストハウスを出て、とりあえずチンギス通りをどんどん南へ歩き、ザイサン・トルゴイという丘陵をめざす。
そこはウランバートルの市内を一望できる小高い丘で、モンゴルの独立を象徴する記念碑や壁画が飾られている。
でもその壁画というのは、日章旗を踏みつけるモンゴル兵の姿が描かれているものもあって、ちょっと複雑な気持ちにもなる。
つまりここは日本の侵略からモンゴルを守った記念の場所なのだ。
平和橋をわたって少し歩くと左手に中央スタジアムが見えてきた。
大勢の人が集まっているので、なにかやっているにちがいない。屋台の店もたくさん出ている。
どうやらスタジアムではナーダムの本大会がおこなわれているようだ。
入口で中に入るにはどうすればいいか聞くと、係員はあそこに立っている人からチケットを買え、とダフ屋っぽい男を指さした。
その男に値段を聞くと、チケットに書いてあるとおり2000Tg(約125円)だったので1枚買って中に入る。
中では今まさにモンゴル相撲の試合がおこなわれていた。
中央の芝生のフィールドで10組くらいの選手が同時に戦っている。
ルールは相手を倒して地面に背中をつけたら勝ちのようだ。相撲というよりはレスリングに近い感じ。
だが試合のテンポはゆっくりしていて、両者は組んだままあまり動かない。
息があがってくると、審判が二人を離して少し休ませ、ふたたび組ませるというのんびりさ。
双眼鏡でじっと見ていたけど、あまりおもしろくない。もう少しスピード感があればなあ。
ようやく勝った選手は鳥が羽ばたくように両手を大きく広げながら、フィールドを一周してスタンドの方へ帰っていく。
こんな調子でずっとやっているのだから、決勝戦がいつおこなわれるのか予想もつかない。
スタジアムを出ると、となりの会場で弓射の試合がおこなわれていた。
この競技は、75メートル離れたところにある「ソル」とよばれる円筒形の的を40本の矢で射る。
団体戦と個人戦があるらしいが、きょうは団体戦のようだ。
ソルの置いてある場所には、レーンごとに審判が2~3人立っていて、飛んでくる矢をじっと見ている。
矢が命中すると、みんな両手を高くあげて「当た~り~」って感じのかけ声を発する。
そして倒れたソルを起こして、つぎの矢が飛んでくるのを見守る。
こちらも相撲と同様、ほのぼのとした雰囲気であまり緊張感は感じられない。
YouTubeに動画をアップしました。
さらにべつの会場では大勢の男たちが集まって、妙な節回しの歌をうたいながら奇声をあげている。
的当てゲームのような競技?で、なんかたのしそう。こんなのはじめて見た。
競馬もどこかでやっているのだろうが、残念ながらそれは見ることができなかった。
ハラホルンで地方大会を見たのでよしとしよう。
ナーダムを見たあと、ザイサン・トルゴイへ行く。
さて、いよいよ帰国の途に着く。