Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

人工芝の幼稚園

2012年10月13日 | Life
今年の運動会の撮影はきょうでおわり。



きょう行った幼稚園の運動場は人工芝だったのでおどろいた。
砂煙がたたないのでカメラにはありがたいことだが、はたして子供たちにはどうなのか。
たしかに転んでもケガをすることが少なくて安全だろう。
でも土の運動場で走りまわって擦りむいたりケガをする方が自然な気がする。
あまり子供を過保護にするとかえってよくないとわたしは思うのだが。
それとも子供の安全性以外に、なにか人工芝にするとよい理由があるのだろうか。

それはともかく、足元が緑色だと撮影の露出がオーバーになりやすい。
それと逆光のときに下からの照り返しがほとんどないので顔がつぶれやすい。
土の運動場ならプラス補正をかけてノーストロボで撮れるけど、きょうはそれではきれいに写らなかった。
なので露出補正はかけずにほとんどマニュアル露出、逆光は小型ストロボで日中シンクロをつかって撮る。
光の状態をよく見ながら、順光のときはストロボを切り、逆光や半逆光になったらストロボを焚く。
その切り替えはボディの下部にあるファンクションボタンを左の薬指で押したり離したりしながら操作する。
ニコンのストロボの調光はなかなか正確でいい感じに写ってくれた。

きょうは下請けの撮影なので、画像をお見せできないのが残念。

わたしのライカ遍歴

2012年10月11日 | Camera
勢いで買ったライカM2を手にして、一人にんまりとしている。
フィルムを入れずに、ただファインダーを覗いて空シャッターを切るだけの動作に、これほど心を落ちつかせるものがあるとは。
ライカに限らず、こういうクラシックなカメラは触っているだけで癒し効果があるようだ。
そのうえ写真も撮れるというのだから、もういうことなし。



いまから20年ほどまえ。
日本はバブル経済の絶頂期で、それに呼応して空前のライカブームであった。
その波に乗ってわたしもライカのバルナックモデルで一番人気のある3fというカメラを買った。
とても小さなカメラでフィルムの巻き上げレバーと巻き戻しクランクの替わりに、それぞれノブが付いている。
巻き上げはいいとしても、巻き戻しがたいへんで、途中で必ず指が痛くなった。

またフィルムの出し入れがやっかいで、底ブタを開けて巻き上げの軸を抜き、そこにフィルムの先端を差し込んで(これがうまく差さないと後でたいへんなことになる)ボディのすき間にフィルムと軸をスライドさせながら装填する。
文字で書いてもぜったいにわからないほど独特な作法があった。
こんな面倒くさいカメラをよくもブレッソンは使っていたな、と思うほど使いにくいカメラである。

でもだんだん慣れてきて、その面倒な作法もすばやくできるようになると、今度は逆にカメラを操作しているという気持ちが心地よくなる。
露出計も付いていない完全なマニュアルカメラだから、撮影の成功も失敗もすべて自分の責任というところが潔くておもしろい。
いまこうして思い出してみると、ある意味、写真の撮り方をこのカメラから教えてもらった気がする。
シャッターの調子が悪くなって手放してしまったが、修理さえすればいまだに使えていたと思う。

その後しばらくライカから離れて、コニカのヘキサーRFとかフォクトレンダーのベッサRなどの国産ライカを使う。
満を持してM3(ダブルストローク)、M6TTLを買う。
さらに勢いづいてM4ブラッククローム、バルナック3c、そしてM8を買う。
いろいろ使ったけど、結局フィルムのライカはすべて手放し、デジタルのM8だけが残った。
そこへこのたびM2がやってきた。

M2というライカもけっこう使いにくい。
フィルム装填はほぼバルナックモデルと同じ方式だし、フィルムカウンターは手動式になったし、当然露出計は入っていない。
今どきのデジカメしか使ったことのない人には、まずフィルムを入れてシャッターを切ることすらできないであろう。
そういう敷居の高さが使いこなせたときの満足感につながるわけだ。
相当ストイックなカメラだといえる。

使用感はそのうちまた。

勢いで銀塩カメラを買う

2012年10月10日 | Camera
先月ブルーム・ギャラリーで石川圭花さんの写真展と、シネリーブル神戸で福島菊次郎の映画を見て以来、フィルム回帰の誘惑に駆られている。
だが3年まえにデジタルで作品を撮りだしたのを機に、銀塩カメラはほとんど手放してしまったので、いま手元にあるのはニコンFM2とコンタックスT2の2台だけ。
とりあえずヨドバシ.comでイルフォードSFX200という赤外線フィルムを購入し、FM2に詰めて撮ってみた。

ああ、だけど一眼レフで赤外線写真を撮るのはいろいろやっかいだね。
IRフィルターは赤外線だけを通して、可視光線はほとんど通さないので、ファインダーを覗いても真っ暗でなにも見えない。
なのでフィルターを外した状態でピントとフレーミングを合わせて、あとからもう一度フィルターを付けるのが一般的な撮影方法。
わたしはいちいち面倒くさいので、ピントは目測で、フレーミングは外付けのビューファインダーで行なった。

一応1本撮ってみたのだが、1本だけ現像所に出すのは気が進まないし、自分で現像するにはまたD76やら酢酸やらフジフィックスやらを買ってこなければならない。
ゆえに未現像のままだ。
露出が不安なので、まず1本だけ現像したいのだが、どうするべきか。だれかやってくれないか。



ところで、赤外線写真はレンジファインダー機なら、ピントやフレーミングの問題がないので撮りやすい。
銀塩ライカを1台置いておけばよかったと後悔している。
昨夜、そんな気持ちでヤフオクを見ていると、「買ってくれ」といわんばかりのライカが出ていたので、酔った勢いで入札したら、あっという間に落札してしまった。

それは114万台のM2というモデルで、製造年がわたしと同じ1962年なのが気に入った。
ライカ好きはシリアルナンバーや製造年にこだわる人が多い。
○○番以前のズミクロン35ミリが最高だとか、××番以降のM4はダメだとか、その手の話は山ほどある。
まあ、そんな楽しみ方もあるという程度で、深入りしないのが身のためだ。

さてと。
銀塩ライカでもう少し赤外線写真を撮るとして、プリントはどうしようかな。
クリアすべき問題が果てしなくある。

新しいシューズで弾みをつける

2012年10月02日 | Life
11月の大阪マラソンに向けて新しいシューズを買う。
「クッションが効いて、指の付け根がやわらかく、軽くて幅広のモデル」というと店の人がこれを奨めた。
履いてみるといい感じだったので、一番明るいカラーをえらぶ。



プロランナーは何十足というシューズをもっていて、その日の練習内容や体調によって履き分けるそうだが、わたしのような素人ランナーはそこまでできない。
いつも同じシューズで走っているが、それだとクッションのヘタリも早い気がする。
筑波大学の鍋倉賢治氏によると「約500キロの走行によって衝撃吸収力は60パーセント低下する」そうだ。
ヘタってくると当然、足や腰への負担が強くなってくる。
いつもと同じ練習なのに、きょうはずいぶん足が痛いなと感じたら、そのシューズはもう寿命と考えるべきであろう。

いま履いているシューズでいったいどのくらいの距離を走ったのか、練習日誌を見なおして計算すると、なんと1252キロも走っていた。
これはいくらなんでも走りすぎで、すでに使用限界を超えている。
最近、なんか足や腰が痛いと感じていたのはシューズのせいであった。危ない危ない…



きょうはいい天気なので、新しいシューズを履いて大阪城公園へいく。
ゆっくりと走り出すと、まずその軽さにおどろく。
シューズ自体も軽いのだが、クッションがいいので足の運びがとても楽なのだ。
また、少し大きめのサイズにしたので、指先への圧迫感がなく履き心地はすこぶるよい。
長い距離を走ると足全体がむくんでくるので、このくらい余裕があった方がいい。
外堀と内堀を合わせた4.5キロのコースを3周する。
3周目は1キロ5分を切るハイペースで走れたが、これはまちがいなくシューズのおかげである。
さあ、大阪マラソン本番までどれくらい走り込めるか。