Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

スノードームの呪い(1)

2014年08月16日 | Life
マンハッタン滞在4日目。仕事の都合で先に帰国するHくんを見送りにニューアーク空港へいく。
女性軍はきょう一日自由行動で、夕方わたしと合流することになっている。
みんなケータイを持っているのでどこにいても連絡はとれる。便利な時代になったものだ。



朝6時半にホテルを出て、地下鉄レキシントン線96丁目駅をめざす。
63丁目駅でF線に乗り換えて、34丁目駅までいき、そこから1ブロックほど歩いてペンシルバニア駅までいく。
という予定であったのだが、63丁目で反対方向に乗りまちがえてしまった。
すぐに気づいてつぎの駅で降りたのだが、もとにもどる地下鉄がやってこない。近くにいた人に聞くと、なんとF線はマンハッタンからクイーンズ方向へしか走っていないという。そんなバカな。
もうすこし先の駅でE線と交わっているところがあるので、そこまで行ってもどってこいといわれた。

でも、あまりのんびりしていられないので、わたしたちはその駅を出てタクシーに乗り込んだ。
ペンシルバニア駅が間近かに見えたそのとき、その道の行く手を警官が封鎖していて、迂回を余儀なくされた。
ところがいくら進んでも封鎖がつづき、駅の方向へ曲がれない。
あとでわかったことだが、封鎖されたその向こうではマラソン大会がおこなわれていたのだ。

ものすごく遠回りをして、ようやく駅に着く。ああ、時間がない。
そこからNJトランジット鉄道に乗り、空港をめざす。
ところがここでも失敗。降りなければならない駅のひとつ手前の駅で降りてしまったのだ。
時刻表を見るとつぎの列車は40分後だ。うわっ、これはヤバいぞ。
わたしは内心ハラハラしていたが、Hくんに不安をあたえないように平静を装っていた。

出発時刻の1時間まえにようやく空港にたどり着き、急いでチェックインするが、ここでもまた問題が発生。
エコノミークラスの乗客はセルフチェックイン、つまり自分で機械を操作しなければチケットの発券ができないシステムになっている。
となりの人のやり方を見ながらなんとか発券までこぎつけた。あとはセキュリティーチェックだけだ。
Hくんがパスポートとチケットを見せ、セキュリティーチェックの中へ入っていったのが出発40分まえ。ああ、なんとか間に合った…



…ところが、このあと信じられないことが起こったのである。つづく。

ストロベリーフィールズで平和を祈る

2014年08月16日 | Life
そもそもこの旅の目的はなにかというと、かつてジョン・レノンが住んでいたダコタアパートを見にいくというものだ。
西72丁目にあるそのアパートは玄関に守衛が二人も立っているような、とても大きなマンションである。
音楽好き、とりわけジョン・レノンが大好きだという友だちとここを訪れるのはとても意義深い。

8時すぎにホテルを出て、近くのお店でサンドイッチとコーヒーを買う。
それらを持ってセントラルパークへ。景色のよいところでたべる。
そのあと公園を横切るようなかたちでダコタアパートをめざす。いよいよ待望の場所である。



はたしてダコタアパートに到着し、住人や通行人のじゃまにならないよう気を使いながら、玄関先で何枚か記念写真を撮る。
同じような観光客が何組かいたので、やはり同じ想いの人は多いのだなと思う。
いまジョンが生きていたら、彼はなにをしているだろう。
あまり望みたくはないが、もしかしたら政治家にでもなっていたかもしれない。いや牧師になって平和の祈りをささげていたかな。



セントラルパークの一角にストロベリーフィールズという場所がある。ダコタアパートから歩いて5分くらいのところだ。
その中心には「IMAGINE」と書いた慰霊のモザイクがあり、ダコタアパートとセットでここを訪れる人は多い。
わたしたちは買ってきた花をモザイクの周りにならべ、みんなで記念写真を撮る。
するとすぐ近くからタイミングよくイマジンが流れてきた。
ギターを弾くその男性とすこし話をし、わたしたちが日本から来たというと、「Oh Yoko!」も歌ってくれた。
Thank you so much!

マンハッタン生活を味わう

2014年08月15日 | Life
ニューヨークの中心地といえばマンハッタンであるが、ご承知のとおりここはイースト川とハドソン川に挟まれた南北(正確には北東-南西)に伸びる細長い形をした島だ。
島といっても大昔(7億年くらい前)にできた硬くて安定した岩盤なので、まず地震の心配はない。
今回、このマンハッタンに5日間滞在していたが、お世話になった「ルームA」というホテルは快適だった。



東99丁目にあるこのホテルはじつはふつうのアパートで、ここに住んでいる人もいるのだが、その中の三部屋をルームAとして使っている。
なのでベッドのほかにキッチンや冷蔵庫、PC、テレビ、電話まで付いていて、きのうまでだれか住んでた?って感じのする部屋なのだ。
じっさい冷蔵庫を開けると使い切れなかった調味料や食材がのこっていたりするので、使用期限内のものは自由に使ってもよいことになっている。

一日あちこち歩き回ったあと、帰りにスーパーで食材を買ってきて、ルームAの部屋で簡単な料理をしてみんなで食べた。
高級レストランで食事するのもいいけど、こういう地元の人たちとおなじような生活もたのしいものだ。ずっとここに住んでいたい気がする。
ちなみに宿泊代は一泊120米ドルで、わたしたちは男女にわかれて二部屋借りたから、一人60米ドル。かなりリーズナブルだと思う。
管理しているのが在米25年という日本人男性なのもありがたい。

セントラルパーク 7:00 a.m.

2014年08月14日 | Life


ニューヨークに着いたつぎの日、朝早く目が覚めたのでセントラルパークへジョギングにいく。
公園のちょうど真ん中あたりに大きな池があり、その周りにジョギング&ウォーキング用の道がある。
やわらかい朝日を受けながらゆっくりと土の道を走るのはとても気持ちがいいものだ。



その道のもうひと周り外側には公園全体を周回する舗装路があり、その道はジョギング用のレーンとバイク(自転車)用のレーンに分けられている。
ジョギングはどちらでもいいけど、バイクは左回りの一方通行だ。
けっこうなスピードで走ってくるので、道を横断するときはよく注意する必要あり。

走りながら、きれいな景色が出てくるたびに立ち止まって写真を撮るので、うしろから来る人にどんどん追い抜かれるけど、きょうは必死に走る気はなし。
朝の冷たい空気を吸い込み、地面の感触を味わいながらゆっくりと走る。
ここが大都会の真ん中であることを忘れてしまうくらい気持ちよかった。

こうしてわたしたちの旅ははじまった。

RX100で白黒写真

2014年08月10日 | Camera
ソニーのRX100はJPEGの撮って出し画像も非常に美しいカメラであるが、RAWデータを「イメージ・データ・コンバーター」というソフトで現像すると、さらにクォリティの高い画像が得られる。
通常の撮影では「クリエイティブスタイル」(ニコンでいうところの「ピクチャースタイル」)を「スタンダード」に設定しておき、現像時に「ビビッド」あるいは「ポートレイト」「風景」「夕景」「白黒」に変更すると、また雰囲気のちがう写真になる。
ちなみにイメージ・データ・コンバーターはソニーのウェブページから無料でダウンロードできる。



現像時に「白黒」にするだけでもけっこういい感じになるけど、さらに微調整すると自分のイメージに近づく。
上のカットは明るさを「-0.33EV」、コントラストを「+20」、D-レンジオプティマイザーは「切」にして現像してみた。白黒写真はすこし暗めにしてコントラストを付けた方がカッコよく見えるね。



現像したデータはTIFFデータで保存していくので、元のRAWデータはそのままだから、何度でも現像できる。つまりRAWデータはフィルムのネガみたいなもので、まさに暗室で焼き方を変えてプリントするような感じだ。
12種類もの調整項目があるのでいろいろなイメージに現像できるが、あまりやりすぎるとワケがわからなくなるのでほどほどに。



上のカットは台風11号の影響で水位が上がってきた大和川。白黒の方は1500ピクセルにしました。中判カメラ並みに解像しています。
このデータを使ってDGSMプリントするとおもしろそう。