マンハッタン滞在4日目。仕事の都合で先に帰国するHくんを見送りにニューアーク空港へいく。
女性軍はきょう一日自由行動で、夕方わたしと合流することになっている。
みんなケータイを持っているのでどこにいても連絡はとれる。便利な時代になったものだ。
朝6時半にホテルを出て、地下鉄レキシントン線96丁目駅をめざす。
63丁目駅でF線に乗り換えて、34丁目駅までいき、そこから1ブロックほど歩いてペンシルバニア駅までいく。
という予定であったのだが、63丁目で反対方向に乗りまちがえてしまった。
すぐに気づいてつぎの駅で降りたのだが、もとにもどる地下鉄がやってこない。近くにいた人に聞くと、なんとF線はマンハッタンからクイーンズ方向へしか走っていないという。そんなバカな。
もうすこし先の駅でE線と交わっているところがあるので、そこまで行ってもどってこいといわれた。
でも、あまりのんびりしていられないので、わたしたちはその駅を出てタクシーに乗り込んだ。
ペンシルバニア駅が間近かに見えたそのとき、その道の行く手を警官が封鎖していて、迂回を余儀なくされた。
ところがいくら進んでも封鎖がつづき、駅の方向へ曲がれない。
あとでわかったことだが、封鎖されたその向こうではマラソン大会がおこなわれていたのだ。
ものすごく遠回りをして、ようやく駅に着く。ああ、時間がない。
そこからNJトランジット鉄道に乗り、空港をめざす。
ところがここでも失敗。降りなければならない駅のひとつ手前の駅で降りてしまったのだ。
時刻表を見るとつぎの列車は40分後だ。うわっ、これはヤバいぞ。
わたしは内心ハラハラしていたが、Hくんに不安をあたえないように平静を装っていた。
出発時刻の1時間まえにようやく空港にたどり着き、急いでチェックインするが、ここでもまた問題が発生。
エコノミークラスの乗客はセルフチェックイン、つまり自分で機械を操作しなければチケットの発券ができないシステムになっている。
となりの人のやり方を見ながらなんとか発券までこぎつけた。あとはセキュリティーチェックだけだ。
Hくんがパスポートとチケットを見せ、セキュリティーチェックの中へ入っていったのが出発40分まえ。ああ、なんとか間に合った…
…ところが、このあと信じられないことが起こったのである。つづく。
女性軍はきょう一日自由行動で、夕方わたしと合流することになっている。
みんなケータイを持っているのでどこにいても連絡はとれる。便利な時代になったものだ。
朝6時半にホテルを出て、地下鉄レキシントン線96丁目駅をめざす。
63丁目駅でF線に乗り換えて、34丁目駅までいき、そこから1ブロックほど歩いてペンシルバニア駅までいく。
という予定であったのだが、63丁目で反対方向に乗りまちがえてしまった。
すぐに気づいてつぎの駅で降りたのだが、もとにもどる地下鉄がやってこない。近くにいた人に聞くと、なんとF線はマンハッタンからクイーンズ方向へしか走っていないという。そんなバカな。
もうすこし先の駅でE線と交わっているところがあるので、そこまで行ってもどってこいといわれた。
でも、あまりのんびりしていられないので、わたしたちはその駅を出てタクシーに乗り込んだ。
ペンシルバニア駅が間近かに見えたそのとき、その道の行く手を警官が封鎖していて、迂回を余儀なくされた。
ところがいくら進んでも封鎖がつづき、駅の方向へ曲がれない。
あとでわかったことだが、封鎖されたその向こうではマラソン大会がおこなわれていたのだ。
ものすごく遠回りをして、ようやく駅に着く。ああ、時間がない。
そこからNJトランジット鉄道に乗り、空港をめざす。
ところがここでも失敗。降りなければならない駅のひとつ手前の駅で降りてしまったのだ。
時刻表を見るとつぎの列車は40分後だ。うわっ、これはヤバいぞ。
わたしは内心ハラハラしていたが、Hくんに不安をあたえないように平静を装っていた。
出発時刻の1時間まえにようやく空港にたどり着き、急いでチェックインするが、ここでもまた問題が発生。
エコノミークラスの乗客はセルフチェックイン、つまり自分で機械を操作しなければチケットの発券ができないシステムになっている。
となりの人のやり方を見ながらなんとか発券までこぎつけた。あとはセキュリティーチェックだけだ。
Hくんがパスポートとチケットを見せ、セキュリティーチェックの中へ入っていったのが出発40分まえ。ああ、なんとか間に合った…
…ところが、このあと信じられないことが起こったのである。つづく。