Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

久しぶりにいろいろと

2016年12月12日 | Camera
ようやく受験用の証明写真が完成し、アルバムの編集もあと4ページをのこすのみとなった。今週中にはできると思う。
すこし時間ができたので、きょうは久しぶりに大和川へ走りにいく。

10月にフルマラソンを完走して以来、走る距離とその時間の感じ方が変わったように思う。すなわちフルマラソンの長距離にくらべたら、たとえば10キロのランニングは1/4程度だからぜんぜん長く感じないし、1時間走っても大した長さには感じないのだ。
さらにランニング中の姿勢も安定感が増したようで、どこにも力みのない非常にリラックスした感じで身体がすすんでいくのがわかる。
きょう大和川の土手を14キロほど走ったが、さいごまで非常に気持ちよく、身体のどこにも痛みを感じずに走れた。



帰宅して溜まった洗濯をし、部屋の隅々まで掃除機をかける。お恥ずかしい話だが、掃除機も久しぶり。
そのあと、きのう難波で撮ったスナップ写真をプリントしたりして過ごす。腰の引けたカットも、DP2クワトロだと細部まで解像しているから、一応写真として成立してしまう。写真の下手な者こそいいカメラを持つべし?



DP2つながりで話は変わるが、いまもっとも注目されている写真家のひとり、伊丹豪さんは最近「シグマDP3クアトロ」を使っている。
彼はハイセンスなストリートスナップを得意とするが、フィルムからデジタルカメラに切り替えてから「意識がより細かなディティールへと向かい、主題という概念がなくなった」という。画面を構成するすべての要素が等価に見えるように、ボケないように絞り込んで撮っている。
この写真に対する考えや制作スタイルが、わたしのそれとよく似ているので、その入力装置としてのカメラも同じものに行き着いたのだと思う。写真表現とカメラとは切っても切れない密接な関係にあるというお話。

退化する視覚

2016年12月11日 | Life
日本画家のOさんから作品展「咲き誇れ」の案内が届いた。6人の作家とのグループ展だが、すでに会期ははじまっている。万難を排して、きょう観にいくことにした。
彼女は毎年2回のペースでコンスタントに作品展を開催している。この地道な創作態度にはいつも頭の下がる思いで、自分のきまぐれな作品制作を反省せざるを得ない。
今回は0号キャンバス3点と6号1点、8号2点の合計6点も出品している。

最近のモチーフでよく出てくる「舟」シリーズはわたしのお気に入りの作品だ。舟の上に森林や家などが乗っていて、月夜のなかをしずかにすすんでいく。Oさんの世界観がもっとも表れている作品のひとつだと思う。
そしてこの作品を読み解くヒントとなる作品がそのとなりにあった。山のふもとに大きな家が建っていて、そのまわりに星が降り注ぎ、ほの明るく輝いている。よく見ると広い庭には物干やベンチ・イスが置いてあり、エントツからは煙が出ている。この家でだれかが生活していることがわかる。
おそらくここは彼女の故郷で、心の原風景なのだと思う。そしてこの家と山の一部分を舟に乗せて旅をつづけているのが、先述の舟シリーズなのだと理解した。(誤解かもしれないけど)



Oさんの作品以外にペン画や刺繍、漆器、陶芸など日本画とちがう表現の作品が展示されていて、それぞれに見応えがありおもしろかった。
天上から垂れ下がった「ひらひら」という陶芸作品は、花びらのような小片が無数に細い針金でつながっている。けっこうな重さのはずだが、重量を感じさせないふしぎな作品だった。粘土を焼いているので素材と技法は「陶芸」だけど、これはもはや現代アートと呼ぶべき作品だ。その自由さが気に入った。



6人の作品に触発され、久しぶりに心斎橋〜難波でスナップを撮るも、ぜんぜんおもしろいものが見えてこない。仕事にかまけて作品づくりをサボっていたので、視覚が退化している。
何でもつづけなければモノにはならない。つづけることが才能なんですね。

片道20キロのしあわせ

2016年12月07日 | Life
11月の中旬にめずらしく風邪をひき、やっと体調がもどった。どうやら原因は根を詰めてアルバムの編集をやっていたせいだと思う。
で、先々週からずっと卒業アルバムの撮影でM大学に通っている。撮影の内容は研究室ごとの集合写真と個人写真、そして研究しているようすのスナップ撮影(ヤラセです)。
予約のすくない日はゆっくり撮れるけど、希望時間が重なったりすると走り回らねばならず、なかなかたいへんだ。でも要領のわかっているカメラマンが3人いてるので、制作会社のNさんの指示で臨機応変に撮影をこなしている。
どんな仕事でもチームワークはたいせつ。



ところで今週は月曜日から毎日バイクで通っている。自宅からこの大学までちょうど20キロ、時間にして40〜45分くらいかかる。車だと1時間はかかるから、その差15分はけっこう大きい。
通勤途中に国土交通省の寒暖計のついた道路標識を見るが、一番寒い日でも10度である。それ以下になるとさすがにオーバーパンツが必要だけど、今年の冬はまだ一度もはいてない。
ボアつきの厚手の革ジャケットを着て、ヘルメットの中ではSuperfly。国道163号を流していると、このまま奈良の方まで走りにいきたい気持ちになる。
ま、それは我慢するとしても、バイク通勤だと気分よく仕事につける。そして帰りはシングルエンジンの鼓動が一日の疲れを癒してくれる。ああ、しあわせ。SRと出会って、つくづくよかったと思う。

 帰りはこの景色を見ながらのんびり走る