12月15日 「箱根旧街道」を歩いてきました。
ここ旧街道は何回か歩いているが、いつも元箱根~畑宿へ下っている。
今回は「箱根ユネッサン」の
招待券があるので、湯本から登ることにした。
:「箱根の山は天下の険」と
謡われた箱根旧街道は、小田原宿から三島宿までの約8里(32km)に及ぶ
江戸時代に東海道随一の難所とされた街道である。
ここを歩いた多くの達の
音と
使いが色濃く残る、風情ある石畳の道である。
しかしはじめから石畳が敷かれていたわけではありません。
寛永元年(年)に来朝した第3次朝鮮通信使の
記録によると、
竹が敷きつめられていて、まるで乾いた道を行くようであった、と記録されています。
これは箱根山に群生している通称「箱根竹」と呼ばれる細竹のことです。
ところが道に敷かれた竹は腐ってしまうため毎年敷き替えなければなりません。
そのために多くの竹と人手、
お金を必要としました。
そこで幕府は、延宝8年(1680)公金1400両(1.4億円)あまりをかけて、
箱根峠から三島宿に至る西坂のうち、約10kmを「石畳の道」としたのです。
弥次さん
喜多さんで親しまれている江戸時代後期に書かれた十返舎一九の『東海道中膝栗毛』には、
小田原宿から箱根宿までの行程の一部が描かれ、そこには箱根八里は敷いた石がごろごろした
凹凸の多い坂道で、その石は踏めど叩けどびくともしない堅い石道として語られています。
両側を鬱蒼とした杉並木で覆われていたり、富士山の眺望が楽しめたりと爽快な気持ちで
散策することができる。また、急勾配の箇所が多く、峠越えの大変さが分かる。
この石畳のルートは、現在の国道1号と随所で交差、併走している。
:ユネッサン招待券
何かの懸賞で当たった「招待券」無駄にできずとこの企画を選択した。
9:15 JR東海道線~小田急線を乗り継いで湯本駅に着いた。
天候は晴れ、須雲川をあじさい橋を渡り、スタート。
表示は充実している。(英語表記まである)
:須雲川
:早雲寺正門
:改修工事中
9:32 早雲公園を経て、早雲寺へ。本堂は改修工事中。
:1521年北条早雲の遺言でその子
氏綱が京都大徳寺から以天宗清を招き創建。
1590年豊臣秀吉の小田原征伐で本営が置かれるが、石垣山城が完成すると、早雲寺一帯は
焼き払われた。
北条氏の庇護を失って荒廃したが、焼失後の(1627年)、僧・菊径宗存により再建。
1648年三代将軍徳川家光に朱印状を与えられ現在に至る。
(日本史で習いましたよね?執権北条氏、元寇とか・・・)
:①正眼寺
お寺、神社が多い地域、正眼寺のお地蔵様。
大きい!!何でも聞いてくれそうな気がする?
:②正眼寺
五百羅漢にあるような表情、多分年代物。
9:50 台の茶屋から石畳道へ。
:石畳
:番猫
湯本ホテルの下にある猿橋を渡ると二匹の猫が、鋭い視線「番猫」か?
:箱根新道
芦ノ湖へ向かう多くの車は「箱根新道」を利用する。
:塔ノ峰
晴れてはいるが、県道は日影、
寒い。
:葛原坂
この旧街道東坂にはの坂がある。
観音・葛原・女転がし・割石・大澤・西海子・橿の木・猿滑・追込・於王・白水・夭ケ石・権現と続く。
いずれも距離は短い、石碑にはその長さも記されている。
:大天狗山神社
10:17 箱根大天狗山神社、原色を使った賑やかな(ド派手な)だ。インド風といっていいのか?
規模がメチャ大きい、金ピカ、
あ・や・し・い
:双子山
ホテルはつはな(小田急経営)前から臨む「双子山」=入山
止 ↓
箱根駅伝で中継基地が置かれる場所でもある。
:マユミ&ツリバナ
:ギリ残っている
:鎖雲寺
須雲川集落にある鎖雲寺。
:霊泉の滝
水量は豊富、これだけ多いと”霊験”を疑ってしまう。
:須雲川探勝道
10:35 二度目の石畳道、やっと旧街道の雰囲気が。
:須雲川渡渉
発電所(東電)前の丸太橋を渡る。
:割石坂
10:50 県道を横断し、割石坂へ、旧街道再開。
:石畳のしくみ①
:その②
ただ石を敷いただけではない、排水方法を含め良く
考えられている。
:畑宿
11:10 大澤坂を上り寄木の里:「畑宿」へ、(約2時間・行程通り)
:旧街道
一目瞭然「旧街道」を説明してくれる看板。
:畑宿入口
11:20 休憩後、畑宿を後にする。
:石畳
西海子坂、風情があるでしょう?
:七曲り
10:30 ここから七曲り(最大の難所)100m歩いて10m登るという意味です。
道路は「ドリフト族」のタイヤの跡が無数に残っている。
:寒椿
排気ガスに負けず咲いている寒椿、
強か・・・。
:鷹巣山
鷹巣山あたりか?
:橿の木坂バス停
11:40~11:45 ここから七曲りを階段で上る、約段あった。
:
雲助の説明
:ロゼット
:葉を地面に放射状に広げた形をバラの花に見立てロゼット(根生葉)と呼びます。
葉を地表にベッタリ広げて凍える風を避け、
日だまりの暖かさを利用して光合成を行う。
うっかり伸びようものなら茎はたちまち凍りつき、全体が破滅に向かいます。
春になり寒さが去ると、ロゼットは茎を伸ばし、葉を立体的に配置して三次元成長を始める。
ロゼット植物の葉が赤みを帯びるのは、低温に誘導されて液胞にアントシアニンがたまるから。
低温時に強光を浴びると有害な過酸化物が葉緑体に蓄積するので、葉は赤くなって身を守る。
ナズナやマツヨイグサ、コオニタビラコ、タネツケバナ、ハハコグサ、オオアレチニギク、ヒメカツヨモギ
らがこれにあたる。
:猿滑坂
12:00 猿滑坂、下には距離が記されている。
:昼食
今日はmerel です、県道脇で(軽い)
昼食。
下を通るサイクリストが見えますか?喘ぎながら”
ノタノタ”と登っていきます。
:親鸞の足跡
親鸞さんもここを歩いたようです。(当然石畳ではない頃)
:甘酒茶屋
12:30 甘酒茶屋、もう少し歩けばここで
昼食だった。
:干し柿
中之条駅でも見た「干し柿」食すにはまだ早いか。
:大先輩
大先輩です、元気そうではなかった。
:最後の上り
12:45 最後の石畳、約1km二つの坂を上ります。
:こもれ陽
:箱根馬子唄の碑
箱根八里は 馬でも越すが 越すに越されぬ 大井川
箱根御番所に 矢倉沢なけりゃ 連れて逃げましょ お江戸まで
三島照る照る 小田原
曇る 間の関所は
雨が降る
松になりたや 箱根の松に 諸国大名の 日除け松に
雲か山かと 眺めた峰も 今じゃわしらの
眠り床
箱根番所と 新井がなけりゃ 連れて行きましょ 上方へ
尾上高砂 千歳の松は 千代も変わらぬ 深緑
この唄は箱根子唄で、
追いが
をひきながら唄う、
子唄の一種です。
:軍事的な理由から大井川には橋がかけられず、水かさが増すと何日も足止めを食らうことから
唄われた馬子唄となります。
:権現坂
ここから芦ノ湖が見えます、江戸からの旅人はここでホット一息ついたといいます。
:箱根駒ヶ岳
13:10 元箱根に着く、芦ノ湖畔へ足を伸ばす。
:箱根神社
箱根神社の鳥居です、ここまでくると富士山は山影にかくれて見えない。
湖畔でコーヒーを飲んで、その辺をウロウロ。
:キヤラ
13:48 発のバスで箱根
ユネッサンへ向かう。
招待券はパスポート(水着の湯も裸の湯も入れる)だったが、森の湯で温まる。
ここはゆっくり温まり時間をつぶすところではないようだ。
15:30 のバスで小田原まで下り、帰途に着いた。
http://www.yunessun.com/enjoy/yunessun/
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標高差:653m、約10km、4時間
9:10 小田急湯本駅 ⇒9:15 あじさい橋 ⇒9:30 早雲寺 ⇒ 9:40 正眼寺
⇒9:50 台の茶屋から石畳 ⇒10:15 葛原坂 10:15 天狗神社
⇒10:30 霊泉の滝 ⇒10:35 須雲川自然探勝道 ⇒10:50 石割坂(江戸時代の石畳)
⇒11:12~11:20 畑宿・休憩 ⇒11:30 七曲り(橿の木坂・猿滑坂)
⇒12:10~12:20 昼食 ⇒12:30 (追込坂)甘酒茶屋 ⇒12:45 (白水坂・天ケ石坂)
⇒13:10 元箱根 (芦ノ湖畔) =14:30~15:30 箱根ユネッサン =16:25小田原駅
twins
これわかる人。 hina-bou ”
ブー”です