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・・・🌺 春はそこまで 🌺・・・

乙川優三郎

2020年08月22日 | 日記

乙川優三郎作品にはまっています。

略歴:1953年東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒業後、国内外のホテルに勤務。

96年、「藪燕」でオール読物新人賞。97年、「霧の橋」で時代小説大賞。

2001年、「五年の梅」で山本周五郎賞。2002年、「生きる」で直木賞受賞。

著書に「喜知次」「椿山」「屋烏」「蔓の端々」「かずら野」がある。

                         ※赤は既読

📷州浜草:安房高山

ある日、何の構想もなく書き始めたその一行が、たまたま時代小説だった。

市井に生きる人々の暮らしと想いをしっかりと描いている。

📷桜と妙義山

時代小説だが、歴史上の人物は殆ど登場しない。

あるとすれば時代背景の説明のみ。

悪人は出ない、庶民の貧しい生活の中から人間らしく生きる姿が

誇張もなく描かれている。

📷金剛山(奈良)のカタクリ

生きる:直木賞受賞作から

「いつでしたか奥様がこう申されたことがございます。

何を幸せに思うかは人それぞれだと、

たとえ病で寝たきりでも日差しが濃くなると

こころも明るくなるし、風が花の香を運んでくれば

もうそういう季節かと思う、起き上がりその花を見ることができたら、

それだけでも病人は幸せです」

📷赤城山鈴岳シロヤシオ

とことん諦めることに馴れてしまうと、

生きることにも無精になるのが人間であった。

                 【椿山から】

📷旧笹子隧道

封建の世を生き抜く侍たちの凛とした気構え。

運命の惨めさに負けぬ魂

            【闇の華たちの帯より】

今読んでいるのは「露の玉垣」

”あの輝きを取り戻せないか。

窮乏にあえぐ越後の新発田藩。若き家老は二百余年にわたる

名もなき家臣の歩みを辿ろうとした。【帯から抜粋】

(すべて実在した人物を通して真の「品格」を問う歴史小説)

📷八国見山(神奈川県)サンショウバラ

恵まれない境遇に生まれ、生き方を変えることなく、一途に生きる。

最後に小さな幸せが訪れる、それは決して臨んではいない、小さな出来事だが。

(短編なのもいい)

今年のその原因は・・・・・。

各地で猛暑日となった17日、浜松市で.度を記録し、

 2018年7月に熊谷市で観測された国内最高気温に並んだ。

今回の猛暑は、二つの高気圧が二層に重なっていることが原因という。

一つは、「太平洋高気圧」。もう一つが、上空の高い所に広がる「チベット高気圧」。

偏西風が北上してチベット高気圧が東に張り出し、日本付近を覆っている。

二つの高気圧は広がる高度が違うため、

 重なり合う形で背の高い一つの高気圧のようになっている。

高気圧の中では、空気が下がりながら圧縮されて温度が上がる。

雲が出にくいため日射量も増え、地上付近はさらに温度が上がりやすいという。

(昨年もこの話があった) 【朝日新聞から】