乙川優三郎作品にはまっています。
略歴:1953年東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒業後、国内外のホテルに勤務。
96年、「藪燕」でオール読物新人賞。97年、「霧の橋」で時代小説大賞。
2001年、「五年の梅」で山本周五郎賞。2002年、「生きる」で直木賞受賞。
著書に「喜知次」「椿山」「屋烏」「蔓の端々」「かずら野」がある。
※赤は既読
📷州浜草:安房高山
ある日、何の構想もなく書き始めたその一行が、
たまたま時代小説だった。
市井に生きる人々の暮らしと想いをしっかりと描いている。
📷桜と妙義山
時代小説だが、歴史上の
人物は殆ど登場しない。
あるとすれば時代背景の説明のみ。
悪人は出ない、庶民の
貧しい生活の中から人間らしく生きる姿が
誇張もなく描かれている。
📷金剛山(奈良)のカタクリ
生きる:直木賞受賞作から
「いつでしたか奥様がこう申されたことがございます。
何を幸せに思うかは人それぞれだと、
たとえ病で寝たきりでも日差しが濃くなると
こころも明るくなるし、風が花の香を運んでくれば
もうそういう季節かと思う、起き上がりその花を見ることができたら、
それだけでも病人は幸せです」
📷赤城山鈴岳シロヤシオ
とことん諦めることに馴れてしまうと、
生きることにも無精になるのが人間であった。
【椿山から】
📷旧笹子隧道
封建の世を生き抜く侍たちの凛とした気構え。
運命の惨めさに負けぬ魂
【闇の華たちの帯より】
今読んでいるのは「露の玉垣」
”あの輝きを取り戻せないか。
窮乏にあえぐ越後の新発田藩。若き家老は二百余年にわたる
名もなき家臣の歩みを辿ろうとした。【帯から抜粋】
(すべて実在した人物を通して真の「品格」を問う歴史小説)
📷八国見山(神奈川県)サンショウバラ
恵まれない境遇に生まれ、生き方を変えることなく、一途に生きる。
最後に小さな幸せが訪れる、それは決して臨んではいない、小さな出来事だが。
(短編なのもいい)
*
今年の猛
暑
その原因は
・・・・・。
各地で猛暑日となった17日、浜松市で.
度を記録し、
2018年7月に熊谷市で観測された国内最高気温に並んだ。
今回の猛暑は、二つの高気圧が二層に重なっていることが原因という。
一つは、「太平洋高気圧」。もう一つが、上空の高い所に広がる「
チベット高気圧」。
偏西風が北上してチベット高気圧が東に張り出し、日本付近を覆っている。
二つの高気圧は広がる高度が違うため、
重なり合う形で背の高い一つの高気圧のようになっている。
高気圧の中では、空気が下がりながら圧縮されて温度が
上がる。
雲が出にくいため日射量も増え、地上付近はさらに温度が上がりやすいという。
(昨年もこの話があった) 【朝日新聞から】