7月8日「水晶体再建術(白内障)」を受けました。
2015年までは左右同じ視力でしたが、右目の視力が徐々に落ちはじめ、
直近の視力は0.06と下がり、左目で視ている状況でした。
右眼視力回復の為、手術を受けた経緯にあります。
わかりやすい説明です。
:朝顔
以下が白内障手術の説明です。
手術時間は5~10分
濁った水晶体を吸い出し、その代わりに人工水晶体を挿入します。
全長は約13mmで、柔らかいアクリル樹脂などでできているので、
折りたたんだ状態で小さな切開から挿入します。
手術中は、照明が「万華鏡」を見ているような感じで、痛みもなく
「濁った水晶体を除去しましたよ」
「これからレンズを挿入します」
「終わりました」
と先生の声を聞いて無事終了しました。
執刀医は山根 真(山根アイクリニック)先生、名医だそうです。
人間の水晶体は、厚さを変えて見るものに焦点を合わせられますが、
「眼内レンズ」は、あらかじめレンズそのものに焦点距離を設定しており、
それによっていくつかの種類があります。
1)単焦点レンズ:ある一点の距離に焦点を合わせている。
⇒保険適用・・・これを入れた
2)2焦点レンズ:2点の距離に焦点を合わせている。
⇒一部保険適用
3)3焦点自然視覚レンズ:3点の距離に焦点を合わせている。
⇒一部保険適用
費用は1.8万円でした。
翌日の術後検診で右眼の視力は0.8まで回復していました。
この治療で一番怖いのが「感染症」いまも目薬を点眼中です。
術後1週間は要注意!!
右目保護の為、外出は眼鏡着用、就寝時は眼帯着用
登山復帰は2~3週間後を予定していますが・・・・・。
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>>空海22
「何者かが、自分を手厚くもてなしている」という実感があったのではないか。
(少し話をもどします)
この実感へ到達するまでのあいだ、空海の心身を無数の異変が襲いつづけている。
『文明の成熟の遅れた風土に存在しがちな巫人能力(超自然的な力に感応しやすい能力)
をも持っていたかと思われる』
最(ほつ)という地の涯をもとめて室戸の山塊のなかを彷徨しているとき、
とくにそうであったかもしれない。
ごく通常のこととして宇宙に無数の悪霊がただよっている。
岩にも草木にも霊が棲むということを、彼は知っているし、彼の時代の常識でもある。
夜陰、岩の雲がにわかにそそり立って彼を脅したりすることや、
振り向けばそこにある樹木の霊が急に炬(ほ)のような目をひらいて彼に
せまろうとしたり、目の前の闇に沈んでいる峰そのものが黒い翼をひろげて
虚空に舞い立つというようなこともあったであろう。
谷がたえず咽喉をひらいて声を発した。
あるいは地から湧き上がってきた死者の霊が彼のえりつかんでひきよせようと
したこともあったに違いなく、それらの妖怪はことごとく虚ではなく、
日本の社会に同居する者たちであった。
(幼名「真魚」が「空海」になる状況を推測し、その舞台設定を
司馬遼太郎さんが書いています。さすがとしか言葉が出ない表現に驚いています)
続く>>>