JP吉祥寺駅前です。
イルミネが派手です。
前回は公園口の名店を紹介したけど、今回は、その反対側。
アニメ『幻魔大戦』にも出てきたアーケード(SUNROAD)のすぐ近くに、この「中央通り商店街」という所があります。
けど、ここをだれも「中央通り商店街」とは呼びません。
そう、ハーモニカ横丁とか、ハモニカ横丁と呼ばれているんです。
そうそう、
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この映画にも登場した有名な横丁です。
これがハモニカ横丁です。
*新しいのに懐かしい。迷宮の奥の酒呑み天国。“てっちゃん”【吉祥寺】
横丁に入って行くのは、どこか酩酊するのにも似た感覚がある。明るい表通りからヒョイと足を踏み入れ、ワクワクしつつ歩を進めるうちに、次第に自分のいる場所がわからなくなり……わからないことが楽しく感じられ、そうすればしめたものだ。
吉祥寺西口、駅前通りから眺めたかつての闇市は、ポカリポカリとこちらに狭い入り口を開けて、ハモニカ横丁とはよく名づけたなぁと、しばし納得。その一角、中央通り商店街に見つけた「てっちゃん」の提灯は、勢いよくあがる煙の向こう、昼の月のような風情でぶら下がっていた。
聞けば、店ができたのは十年ほど前のこと――ご他聞にもれず、再開発なる野暮の極みにさらされ危機に瀕した横丁で、「もうひと遊び」と、土地っ子のオーナーが開いたのだそう。泣かせるね。
キッチンを取り巻くようにカウンターがめぐり、横丁に面した火の前の特等席は立ち呑みスペース、ここはあえて角打ちにこだわる先輩が集まるとのことで、まずは奥のカウンターにかけ、ホッピーを注文。すぐさま大ぶりのジョッキに氷がカラリ、グラスになみなみの〝中〟と〝外〟の瓶がカウンターに置かれて……割り方はお好みで、ということらしい。うんうん、コーヒーでいうならベターハーフ、相性抜群のキンミヤとホッピーは、どう割ろうが黄金比率ってもんだ。
とはいえ、そこは呑兵衛いやらしさ、ちょい濃いめをガブリとやったところで、出された牛すじに練り辛子をチョイと。煮込み鍋の中でトロトロになったひと串は、瞬く間に口腔深くへ溶け去ってしまう。続けてつまんだ豆腐(半丁まるごと!)入りモツ煮込みともども、わずかにこってりな味付けはホッピー呑みにゃヤバいってもん。
たちまち空になった〝中〟のグラスを未練げに一瞥し、さて次はと見回せば、おや?――続きは買って読んでね――
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ということで、“てっちゃん”です。
角打ちコーナーはすでに埋まってます。
ので、焼き場のすぐそばのカウンターに腰を落ち着けました。
無論、
煮込み探検隊の仕事は忘れません。
このスタイルのホッピーがいちばん好きです。
焼き場の傍だったので、ぐつぐついってる煮込みが目の前にあります。
ひと口食べて……マイウー!
やっぱコレだよなぁ。
でも、さすが吉祥寺。
客筋が、普段ぼくが行く店とはだいぶ違います。
思った以上に若いヒトたちが多かったです。
煮込みの鍋で、
トロトロになった牛すじも忘れずに頼みました。
うま杉!
近所にあったら、まずまちがいなく週三日ペースで通う店です。
そしてレバ刺。
シンプルだけど、これでいいんです。
おろしニンニクじゃないのは珍しいですね。
煮込みもレバ刺も、どちらも300円。
この安さは、飲み屋横丁の値段じゃありません。
いい店発見です。
吉祥寺に来たら、まずは“てっちゃん”ですね。
さて、気分もいいので、ちょっとハモニカ横丁をぶらぶらついてみますか。
なんか、どこもオープンで、
健康的な飲み屋横丁です。
ふらふら歩いてるだけで、
幸せな気分にさせてくれます。
そんな時には、やっぱ脳内ジャズです。
本日の気分は、
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このアルバムの一曲目「Danny Boy」などいかがでしょうか?
この曲は、12/5北とぴあ飛鳥ホールで行われた、木住野佳子クリスマスライブでアンコール曲として使われました。
ちなみにこのアルバムの最後の曲「Stranger In Paradise」も大好きです。
【くりす的全国名酒場/てっちゃん】←詳細
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