Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

タイカレー チキンイエロー

2010-02-17 07:50:34 | ざ・かれー

タイカレーにイエローなんてあったんですね。
グリーンとレッドしか知りませんでした。

それはいいけどさぁ、そのチビクマ誰なんだかそろそろ紹介とかしない?


失敗しないように、よーく説明書読まないとね。

レトルトで失敗するな!


穏やかな辛さなんだって。
アテクシむきのカレーね。

お子ちゃまだからね。


函には書いてないけど、こういうところに、こっそり書いてあるのよねぇ。
つーことで、

カレーとライスは分けてみました。
なるほど、これって湯島の“デリー”方式ね。
カレーがスープ状なので、ライスにかけて食べる方がいいみたい。
“デリー”のカレーは辛すぎるけど、これはマイルドで、辛いの得意じゃないヒトでもオッケー。
おいしかったので、今度このシリーズのグリーンとレッドも試してみたいです。

1998 カスティーリョ ディ カラトラバ グラン レゼルヴァ

2010-02-16 08:35:04 | お酒のようなもの

ラ・マンチャから、蔵出し長期熟成ワイン。

お、ちょっとだけ顔見えた。


前回の安いワインと同じブドウ品種なんだけど、こっちのほうが当然おいしい。

シールナンバーまだ入ってるんだもの。
といってもスペインワインですからね、値段もお手ごろ価格。

1998 カスティーリョ ディ カラトラバ グラン レゼルヴァ(スペイン)
《赤》【ミディアムボディ】
生産地域:DO ラ・マンチャ 
品種:テンプラニーリョ 100% 熟成 グラン・レゼルバ(最低60カ月、うち18か月は樽熟)

ガーネット色で、腐葉土やハーブ、紅茶などの香りが広がります。柔らかい果実感にほのかにタバコやコーヒーなどのニュアンスが現れ、さらに樽の印象が感じられます。タンニンは溶け込み、穏やかな酸と丸みのある果実味が心地よく感じられます。まさに今飲み頃を迎えたワインで、様々な表情を見せてくれます。

今回も餌なしか?


これってヒヨちゃん?

『とりぱん』読んでるやつ限定でしか分らんこと書いてんじゃねえ!

2007 テンプラニーリョ ドラゴン ビノ デ ラ ティエラ

2010-02-16 07:54:28 | お酒のようなもの

めっさ安いんだけど、おいちいワイン見つけちゃった。

2007 テンプラニーリョ ドラゴン ビノ デ ラ ティエラ(スペイン)
《赤》【ミディアムボディ】
生産地域:リオハ 
生産者:ボデガス ベルベラーナ  
品種:テンプラニーリョ 100% アメリカ産オーク樽で6ヶ月間熟成。

ベルベラーナが総力をあげ、リオハに匹敵するテンプラニ-リョを見つけ出しました。ブドウは9月の終わりに手摘みされ、冷却装置付きのステンレスのタンクでゆっくりと発酵されます。深いルビー色、豊潤で濃厚なフルーツのブーケがあります。バランスは素晴らしく、長くて調和の取れたフィニッシュ。

おい、今日は餌無しか?


じゃあ、オマケにかわいい写真で。
井の頭自然文化園にいます。
フェネックっていうんだって。
この寝姿、チョー可愛くない?

これは井の頭自然文化園の近くの教会に咲いてた花。
チョー可愛くない?

つーか、ワインとのつながりがわからん。

朝カレー

2010-02-16 07:45:57 | ざ・かれー

“めざめるカラダ 朝カレー”

あさめしは、パンもいいけどカレーも捨てがたいですよね。

いつまで、そのネタつづけるんだ?


めざめるカラダってよりか、めざめる脳ミソといったほうが正確よ。
ほんと、カレーのスパイスは脳の活性化に役立ちます。
頭脳労働者さん、朝はカレーを食べましょう。

どうでもいいけど、飯の量が多いつーの。

クマルのミサキベーカリー

2010-02-15 11:02:11 | くつろいじゃうもの

本日のあさめしは、北千住で知るヒトぞ知る“ミサキベーカリー”。

おい、その抱き枕みたいなやつ、反響がものすごいぞ。そろそろ正体あかせよ!


うめそうでしょ?
とくにこの左のパン。
これ、タイミングがよくなきゃ買えないのよ。

どっちの料理ショーなど、各種TV・雑誌で採り上げられた「チーズフォンデュ」なんだそうです。
うま杉!
これは、

ぜひワインでいただいてみてください。
最高です。
これを買うためだけでも、北千住行く価値があるってもんよ。
“大はし”で、煮込みの皿を何枚も重ねてる、そこのオトウサン、お土産に買って帰りなさい。

お、顔が見えそう。もう少し角度、こっちむきで。



パンの顔じゃねえよ!!

ミサキベーカリー】←HP(チーズフォンデュは何時に出来上がるか問い合わせしてから行くといいよ)

今日は何の日?

2010-02-14 16:05:46 | スペ~シャルのようなもの

2月14日、今日はなんの日か知ってますか?
え、バレンタインデー?
きみ、フツーやね。
では、こう書きましょう。
平成二十二年二月二十四日は何の日?

ああ、じれったいわね。
今日は旧正月よ

クマルさん、観音さまがうしろで見てますよ。


あッ……。
でもさぁ、ニホンジンって初詣だけは積極的に参詣するけど、あとはほったらかしよね。
どっちかっつーと、今日はチョコあげることで盛り上がってるし。

でも、

ぼくたちが今日ここ(曹洞宗大本山總持寺)来たのには理由があります。

実は納経しにきたんです。

ぼく、毎朝5時半に起きて写経してるんだよ。
今回は、

200巻。
どう、200枚もあるとすごい厚みでしょ。
これを

太宰治さんのご実家で買った風呂敷でつつんで、

よいしょっと。
けっこう重いです。

さすがに総本山だけあって、中めっさ広いです。

こんにちは。

おじゃまします。
写真じゃ伝わりにくいけど、

建物全部が、

みな重厚な造りで、

しかもでかい!
ほんと圧倒されます。

中もすごいんだよ。
やっぱ修行の場は、見た瞬間それとわかります。
畳とか見ると、嗚呼、ここで修行してるんだぁ。ってすぐわかるよ。

さて、納経も済ませたことだし、品川に寄ってラーメンでも食べて帰ろうかなぁ。

ここのお寺のいいところは、こんなのくれること。
平成19年は100巻納経しました。そのときも書いてもらったよ。
けどね、平成20年。がんばって365枚書いたのに、ここじゃないお寺に納経したのね。
どことはいわないけど、ものすごーくイヤーな顔されたんだよね。
世界的に有名なお寺なんだけど、あれはないよなぁ。
納経できる日は決まってるとかいわれて、しぶしぶ受け取ってもらえたはいいけど、なんか嫌味いわれたのでショックを受けました。
でも、

ここのお寺はいいよぉ。
ものすごーく、感じのいいヒトたちばかりで、最後に合掌までされちゃった。
だから總持寺のリンク貼っとくね。
機会があったら参拝するといいよ。

曹洞宗大本山總持寺】←HP

B級グルメ対決

2010-02-13 08:09:07 | スペ~シャルのようなもの

B級グルメ好きは見て見ぬふりができないシロモノ発見。
そのシロモノはシロコロ……なんつって。
でも、

うそではありません。
左が厚木シロコロ。右が横手やきそば。
東京のセブンイレブンでGETしました。

厚木名物シロコロ@Chris's monologue】←本物はここ

横手やきそば@Chris's monologue】←本物はここ

スナック菓子のほうは厚木シロコロのほうがおいしかったです。

さて、B級グルメといったら、富士宮やきそば。
富士川サービスエリアでたこ焼なんかと売られているのを発見したぼくは、当然買いました。
けれど、そのときいっしょにいたぼくの御友人(つけナポリタン食べたあとに、さらにやきそばも食べた、いわば変人)。「なんかコレ、フツー」
え???
どういうこと?
聞けばその御友人、以前コンビニで買った富士宮やきそばのほうが断然うまい、と申すではありませんか。
ちょ、ちょっと待って。

買っちゃったんですけど。
でも、ここでへこたれないのが、ぼくなんです。
飽くなき探究心。それがB級グルメを究める道なのです。

おまえアホやろ。

しかし、わざわざ高速をおりたのに、どこのコンビニでも富士宮やきそばは置いてません。
フツーのやきそばはあったけどね。
でも、やっと見つけました。

富士宮駅前の、

セブンイレブンで。

お前、やっぱアホやろ。

富士宮に行ったんなら、どうして本場で食べないの?


うわ、なんだこれ?
みるくラーメンだって。
ううう、B級魂がくすぐられるぅ!
調べてみたら、すごいサイト見つけちゃいました。

富士宮市地域力再生総合研究機構】←web site(真剣にやってるところがすごい!みるくラーメンについても書かれてるよ)


さて、それでは食べ比べです。

同時に食べられるように盛り付けてチン(電子レンジ)してみました。
左が富士川SA。右が富士宮駅前通り商店街のセブンイレブン。

湯気がたってるの見える?

いや、それよりかやきそばに日本酒かよ?


やきそば用の日本酒なんだよ。
富士宮やきそば学会と富士高砂酒造(株)との共同プロジェクトなんだそうです。

限定ブランド(やきそば だいびんじょう)】←富士高砂酒造web site内


富士宮のしぶーい酒屋さんで買いました。

では、結果発表いってみたいと思います。
B級グルメの祭典、B-1グランプリを二回連覇した富士宮やきそばは、セブンイレブンに決定!(あ、あくまでも個人的意見です)

つーか、本場のやきそばと比べろよ!
追伸:富士宮に行ったら富士山本宮浅間大社に寄って、お宮横丁に行ってみましょう。B級ソウルがくすぐられる横丁です。

お宮横丁】←web site

つけナポリタン

2010-02-12 07:43:17 | お出かけのようなもの

富士川SAの富士川楽座です。
去年の12月以来です。
前回は、ひつまびしを食べました。
けれど、それはあまりにもフツーだったと反省しました。
なぜならば、ぼくはB級グルメ研究家。
厚木名物シロコロも食べました。秋田名物横手やきそばも食べました。
だったら、コレも食べないと。

1日限定20食。
海鮮つけナポリタン。
前回の日記にも少し書きました。(つけナポリタンの公式ウエブサイトのリンクも貼ってます)

富士川楽座@Chris's monologue】←2009/12/02の日記

では前回同様、まる鮮食堂で食べてみましょう。

え!……?
うどん?
ショーケースのはパスタに見えるんだけど……。

そして、これがつけダレ。
え!……?
缶詰のスープ?
あきらかにショーケースとちがうでしょ。
ていうか、これだったらスープスパでいいじゃん。
しかもつけダレなまぬるいし。そこに冷たいうどん?入れたら……想像してみて。
だいたいお昼時はとうに過ぎてるのに、なんで残ってんの?

限定20食なのに誰も注文しなかったってことだよ。

ううう……これはイケマセン。
食べてて悲しくなってきました。
フツーにラーメンたのんでおけばよかった。
悲しい気分で食べ終わり、パーキングに戻ると……。
あ!!あれは!?

富士宮やきそば!
食べられるんですかぁ!?
この日記でも何度かとりあげた、B-1グランプリで、

第一回と第二回のグランプリを見事制覇したやきそばです。
B級グルメ研究家がこれを見てほっとけるはずがありません。

次回、B級グルメ・パラダイスでは、とんでもないことが起きるよ。
お楽しみに!

なんだそのB級グルメ・パラダイスってのは?

もちもちの木

2010-02-11 11:21:46 | ざ・らーめん

もちもち、もちもちの木だって。

お餅でも入ってるのかな?

餅は入ってませんでした。
けどこれ……ものすごい鰹だし。
こんだけすごい鰹だしが効いたラーメンは初めてかも。
ということで、

“もちもちの木”です。
上蓋には、[埼玉・白岡]って書いてあったけど、実は新宿にもあります。

ん?……おまえ、チャイロ系ちゃんか?ビミューに顔形ちがうような気がするんだけど……。


ラーメンとつけ麺があって、大中小が選べます。
ぼくは小さいやつ(140g)をたのみました。
店内は、コンクリート打ちっぱなしの小洒落たレストランみたい。
天然目のカウンターは、西麻布あたりのお洒落な居酒屋の様。
それにしても、店内暗すぎ。
これじゃぁ、どんなもの食べてるかわかんないよね。
でも、鰹だしは、カップ麺よりもすごかったです。
しかも上蓋に謳ってるように、熱々醤油スープ。てか熱杉!
これは完食は無理だなぁ。
しょっぱいし熱いし、途中で飽きてくるし。
あ、でも、おいしかったですよ。
でも「小」で十分かな。
鰹だしが好きなヒトにお奨め。

もちもちの木@新宿店
東京都新宿区西新宿7-7-25 ワコーレ第2ビル B1F
03-3368-1751
11:30~22:00
無休

上の写真と下の写真は別熊だと思うんだけど、みなさんはどう思われます?

大喜(再び)

2010-02-11 10:55:18 | ざ・らーめん

久しぶりに、カップらーめんでおいしいやつ見つけちゃいました。

塩とりそば。
でも、岡山じゃないと食べられないみたい。
調べてみたら、通販もやってるみたいよ。

元祖岡山とりそば太田】←HP(通販やってます)

いや、カップ麺食べんだからよくね?


ぼくの手づくりおにメシ付き。

これ、めっさおいしいです。
ハッカクの味が台湾を思い出させます。
今は無き、銀座の“客家”も……。
あ、でも塩とりそばならアレがある!

大喜@Chris's monologue】←湯島の“大喜”はとりそばがうまい!


ということで、再び“大喜”にやってきました。

クマルもクマルも!

おい、チャイロ系ちゃんの帽子奪い取ってんじゃねえ!


さっそく醤油ラーメンをたのんでみました。

っておい!とりそばはどうした!?


クマルはうめしお!
梅と塩味がうまス!
だって梅の季節なんだもん。

まだちょびっと早いけど、ぼちぼち咲きはじめてたわよ。

これステキじゃね?
周りが白でなかピンク。
まるでクマルみたい?イヤ~ン。

うちのポワンさんの親戚、見驚梅も咲いてました。

湯島天神をバックにパシャ!

なんか世間じゃ、「くまる」って言葉がはやってるみたいね。
けどさぁ、「くまる」って寝不足のこというんだって。
アホくさ。
ちなみにアテクシの名前は「Kumal」で「クマル」。
え、可愛い名前ねって今いった?

らーめん天神下 大喜@くりすのラーメン道場】←ラーメン屋の詳細(住所その他)

七福神 岩手屋

2010-02-09 07:35:55 | ビバ☆オヤジ酒場

東京で、ぼくが遊ぶ場所として、もっとも好きなのが湯島天神下。
ここは東京でも数少ない江戸情緒を感じられる場所なんです。
といっても建物のことではありません。江戸を感じさせてくれるのは、ここに集まる「ヒト」がそう感じさせてくれるんです。
今回のテーマは「粋」。
他の街ではなかなか見なくなりましたね、粋なオトナを。
ぼくは、ここ“七福神 岩手屋”に来る前に、不忍池を眺めながら屋台でおでんを肴にをやってました。
ぼくが屋台に来る前に、なんか言い合いしてる、妙なふたり連れのおじさんが、おでん屋からでてきます。
聞くところによると、ご主人が追いかえしたのこと。
「勘定はいらねえから、とっとと帰ってくれ!」
くー、聞きたかったなぁ。(そんなの、むかしのドラマでしか見たことないもん)
どうやら、値段が高いと、散々飲み食いしたあとに、ぶーたれたらしいんです。
どう見ても70歳は越えてるようなおじさんたちが。
信じられないですよね。
その話を肴に(男山)をチビチビやっていると、ひとり店主を相手に飲んでいたお客さんがお勘定をしたさい、「こちらに一杯ご馳走してやって」と、お釣りからよれよれの千円札を店主に渡し、ぼくに奢ってくれました。
かっこいい!まるで映画『男はつらいよ』に出演してる気分です。
つまり、見ず知らずの無銭飲食者の飲み代を、少しでも肩代わりしようと見栄を張ったわけです。
不景気のこの時代に、なんとも勇ましい。
こんな粋なオトナが、まだ日本にいてくれるのがうれしいかぎり。
世知辛い世の中になればなるほど、こんな粋なオトナが必要とされるのでしょう。
あとにつづくぼくたちの世代は、こういうオトナを見て、それを「粋」と感じ、後世に残していかなければならないのでしょう。
そういうオトナを実際に身近に感じられる場所(少なくなりましたね)は、ここ湯島がベストポイント。

ちょっと話が長くなりました。
では、店主が惚れ込むこの一本!
看板酒で一献。


【酒豪が惚れた岩手の地酒にとっぷり酔いしれる】
 岩手屋は湯島に2軒ある。こちらはいわば支店で、菊の司酒造の酒を専門にする。七福神は菊の司酒造の銘柄のひとつだ。お店の創業は昭和47年、3年後から菊の司の酒だけで今日まで来た。この酒を置くようになったのは、ドイツ文学者にして元横綱審議委員長の高橋義孝氏に「この酒が旨いから」と薦められたことがきっかけだという。すると脇の常連が、芸大の教授でもあった建築家・六角鬼丈氏の推薦もあったと付け加えてくれた。東大と芸大、共に近い立地なのである。蔵とは、先代がすでに付き合いがあって、話はすすみ、今は全銘柄を揃えている。
 店の一番人気はてづくり七福神(大吟醸)。お燗もしてくれる。きれいに使われている古い燗付け器で店主がつけてくれる。

上部横についている注ぎ口から酒を入れて、すぐに下の蛇口をひねるとお燗になって出てくる。瞬間技なのに温まっているのかと聞くと、燗付け器の上蓋を開けて、店主は中を見せてくれた。たっぷりの――(あとは買って読んでね)
古典酒場 Vol.8 (SAN-EI MOOK)古典酒場 Vol.8 (SAN-EI MOOK)(2009/10)不明商品詳細を見る



8人も座ればいっぱいになるカウンターはL字型。
テーブル席もあり、天上には所狭しと杉玉が吊るしてある。
変わっているのは杉玉に、紙垂をつけた注連縄が巻かれていること。
菊の司酒造の特徴なんだそうです。
そしてカウンターについていた常連客たち。
これがすばらしい。
今そこの寄席をはねたあと一杯やってます。――といわれても疑わなかったと思います。
誰某師匠やタレソレセンセイなど、まあ、口はわるいが、人情味溢れる、まさに江戸っ子ばかり。
むかしの遊び人風情は、シモネタでさえ粋に感じるのが不思議。
ぜんぜん嫌らしさを感じさせないんだから、そこがまたおもしろい。
まあ、80歳を越えて現役の遊び人っていうんだから、もう拍手喝采ものですよね。
カウンターには、若輩者のぼくを除けば、みな貫禄のある大先輩ばかり。
だからといって、邪魔にするわけでもなく、粋な江戸っ子口調で語り合う常連さんのやりとりを聞いているだけで、なんともいえない心地よさ。
最後にお会計を済ました現役の遊び人さん(80歳以上)が、「ここにいるみんなに一杯ずつ差し上げて」といいだしたものだから、ほかの大先輩方がみな恐縮しちゃって、「ダメダメ先輩からそんなことされたら店にこれなくなっちゃいますよ」と、丁重に断っていました。
昼3時から寿司屋で飲んでいた遊び人さん、次はどこへハシゴ酒かな。(何度もいうけど80歳を越えてるそうです)

さて、ぼくはここで飲んで、ただヒトの話を聞いただけなんだけど、ひとつ思うことがありました。
それは、日本語の響きっていいなぁ――って思ったんです。
こんなきれいな言葉を、なぜ日本人は忌み嫌うのでしょうか。
だって朝のニュースとか見てるとそうでしょ。
どうして日本人ってニホンジンなのに、やたら横文字で話したがるのかな。あれ、とっても不思議。
ト○タのリコール問題だって。
アメリカのニュースでいうんならともかく、日本のニュースでリコールって単語使う必要ある?
なんかブレーキに問題があったみたいだけど、それの無償点検するっていえばいいだけじゃない。
しかも、それを「第一プライオリティで」なんていってたけど、プライオリティなんて長い単語使う必要性ってあるのかなぁ?しかも、車を買った購入者に対してだよ。
「第一優先で」でなにがわるいの?かっこわるいとか?いいかたの優劣を気にしてるヒトが謝罪文読み上げても、信憑性に欠けると思わない。
「優先」って二文字で短くいえるのに、わざわざ「プライオリティ」って長々しくいう理由が、ぼくにはまったく理解できません。
なんか日本語に劣等感あるのかなぁ。
そんなヒトたちは、ぜひ湯島で遊んでみてください。
日本語のリズムがいかにすぐれているかを再認識できると思うよ。

アテを注文するのも忘れ、話に聞き入ってたけど、なにかほしくなって、湯豆腐をたのんでみました。
実は、隣りに座ってた常連さんが頼んだのを見て、どうしても食べたくなったんです。
柚子が半分丸ごと入っているのは、その常連さんがやった真似。
多分、ポンズに絞って食べるのがほんとうのやり方。
けどね、ここには新兵器があって、九州の柚子胡椒(唐辛子入り)をつけて湯豆腐を食べることができるんです。
食べた瞬間、いつもならマイウー!と叫ぶんだけど、「うめーなこんちくしょうが!」っていいそうになってしまいました。
ほんとおいしいです。ぜひやってみてください。
ちょっと今回は話が長くなってしまいました。
久しぶりに、おもしろい体験をしたので、うれしくなっちゃったんだなぁ。

目印はこの赤い提灯。
東京で粋な遊びをするなら、ここがお奨めです。

さ~て、本日の脳内江戸っ子は、
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四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姐ちゃん立ちションベン。白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い。
やけのやんぱち火事場のナスビ、色は黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯がたたないよ――とくらぁ!

くりす的全国名酒場/七福神 岩手屋】←店の詳細

居酒屋