瀧蔵神社 桜井市瀧倉字権現
長谷寺の北約3km、標高430mに鎮座する瀧蔵神社は、長谷寺の奥の院として知られ、長谷寺へお詣りしても瀧蔵神社へもお詣りしないと、御利益は半減すると伝えられる古社
歌碑 柳井道弘作「花の宴」 この里のおほみたからの よろづ代に祭りゆかむと真実(マメ)ごころ代々に伝えて まつりこしこの神垣の 繚乱の花の下かげ 友どちと宴をすれば天つ日に匂ひかがよひ 時じくの春風に舞ふ 日の本の大和の国の うるはしきさくら花はも
拝殿
拝殿内
本殿
本殿 三間社・流造で朱塗り
中殿・伊弉諾尊
左・速玉命
右・伊弉冊尊
本 殿 三間社・流造で朱塗り
本殿 昭和三十年の開扉記録によれば、本殿内には六体の神像がある。中殿内には女神坐像、右殿内には半身の女神坐像と童子像の二体、左殿内には男女神坐像と童子坐像の計三体、ならびに中殿神像前に桐箱があり、箱裏に享保九年(1724)の重修墨書銘。中に絹本着色・瀧蔵権現画像(長さ1.21m、幅42.4cm「応永十一甲申九月十八日」の墨書銘)が、一幅入っていた。また、左殿内に「痘瘡神」<とうそうじん>と墨書した厨子があり、高さ20cm前後の立像(木造)が六体納められていた。このほか、中殿に木造漆箔虚空菩薩坐像、左殿内に木造漆箔聖観音坐像が納められていた。
今昔物語 滝蔵礼拝堂倒数人死語第四十二
<たきくらのらいはいだうたふれてあまたのひとしぬることだいしじふに>