称念寺 枚方市長尾元町2丁目33-の28
当山に伝わる古記録『称念寺来由』によると、1649年(慶長2年)久貝家家臣岡田嘉兵衛が細谷善兵衛と長尾村(旧福岡村)開拓の仕事にかかり、仏道に深く帰依し、林の中に一小庵を営んでいた。厳島光明院の阿念上人が諸国を旅の途中、当地(福岡村)に来錫、嘉兵衛の小庵に滞在した。 嘉兵衛は阿念上人に教えを受けること多く、遂には上人が暫時この小庵に留錫するように願って許された。上人の不断の精進やその人格の高潔さを目の当たりに見た嘉兵衛は、上人を師と仰ぎ、財を投じて一寺院を建立し、上人を開祖とした。その後、津田村にあった平松山称念寺という古跡を当地に移し、その山号、寺号を踏襲したという。大阪再発見より
山門
本堂
扁額
この観音堂は1982年(昭和57年)の大改修の折、「寛延4年(1751年)上棟」棟札が発見され、当山ではもっとも古い建物と判明。同じく本堂が「安永6年(1777年)」に再建されたことが判明した。
内陣
境内
楠木 樹齢300年
飛天 庫裏内
旅立ちの法然様