ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

感動!!

2022年06月12日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
気がついたら結構ご無沙汰していました。
元気です。
忙しくしておりました。
いろいろ書きたいことがたまってますが、まずは感動が醒める前に昨日のことから。

行ってきました!宮本浩次さんのライブ!!




まずライブというもの自体が最後に行ったのがいつなのか記憶がないくらい前です。多分25年くらい前!!その後ベトナムに行ったり、子供が生まれたりで、音楽から遠ざかり、ここ4~5年でまた音楽に目覚め、エレカシを改めて聞いて、改めて好きになり、宮本浩次さんのソロ活動が始まり、ソロアルバムを聴いてさらにファンになり・・・という流れで今日まで来ています。

その流れに思いっきりムスメも乗っていて、完全に私の影響を受けてエレカシ好きなロック少女が育っております。ただ、ムスメが聴覚過敏気味ということもあり、生のライブはちょっとハードルが高く、なかなか行けずに、配信ライブで盛り上がっていました。でも、この間のフェスで意外と大丈夫なことが判明。ミヤジさんのライブは野外ではないので逃げ場がないけれども、結構平気かもしれない・・・っというわけで、職場のお友達と誘い合わせていざ代々木体育館へ!!


満席です!

久々のライブだということもあるのかもしれませんが、心が揺さぶられる2時間半でした。あまりの素晴らしい歌声に何度か涙が流れてしまいました。ライブで泣いたのは初めてかも・・・歳なのかな。でもミヤジさんのストレートな歌と姿勢には本当にしびれました。

55歳という年齢を感じさせないパワフルさは驚異です。常にまっすぐに歌と向き合っている気持ちが聴く者にもバシバシ伝わり、感動の波がどんどん会場に渦巻いていると感じました。

アリーナ席の最後列で、ほぼ見えないのですが(笑)、そんなことを感じさせないくらい満足度が高いライブでした。照明もすばらしく、会場全体がミヤジワールドに染まっていました。やはり配信で観るのとは当たり前ですが全く違いますね。本当に行ってよかったです。

そしてこれだけ好きになれるものがある幸せをヒシヒシと感じていました。ミヤジさんに感謝です。

ムスメも終始ノリノリで楽しんでいました。一応お守りで持ってきていた耳栓を付けていたみたいですが、なくても大丈夫だったかも。

突然スタッフさんが来て、「よかったら、どうぞ。」ってステージに舞っていた花びら(ハート?)とムスメにくれました。




最後列で懸命に見ている子供への心遣いがとても嬉しかったです。まぁそれをもらって喜んだのは大人たちですが(笑)

今日が本当のファイナルです。あぁ・・・行きたい。もう一度見たい・・・

しばらくはミヤジ熱が続きそうです。
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あしたのねこ

2022年03月09日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
ムスメは読書が嫌いです。

私は若い頃、本無しでは生きていけなかったので、読書の面白さを知って欲しいと思うのですが、文字を読むのが面倒くさいみたいです。。。

夜寝る前の読み聞かせも嫌がります。

ただ、毎週学校で図書の時間があり、2冊借りてきます。それだけはさすがに読んで返すようにしています。

そして、先日借りてきたのがこの本です。




猫が好きだからという単純な理由で借りてきていましたが、この本めちゃくちゃ感動してしまいました。

何の気なく読み聞かせ始めたのですが、途中からあやしくなり、最後には大号泣

涙が止まらなくなってしまいました。

他の兄弟ネコと一緒に捨てられてしまうのですが、見た目が悪いために1匹だけ誰にももらわれる事なく、雨に濡れたり、散々な目に遭いながらも、常に前向きに生きる猫の話です。

その猫が絶望の中で、お母さんから教えてもらった言葉を思い出すのですが、その言葉が本当に沁みるのです。

「お前は見た目は悪いけど、気持ちだけはいつも明日をみているんだよ。たとえどんな目にあったって、その中にきっといい事があるから、それを見つけて幸せだって思うんだよ。そうすれば必ずもっと幸せな明日がやってくるから。」

もう読みながら泣けて泣けて。。。


この言葉、私の胸の中にもしっかりとしまっておきたいと思い、本の写メを撮って保存しました。

どうにも辛い時、この言葉を思い出したいと思います。

ちなみにムスメには全く響いてなかったようです。まだ、難しかったかなぁ。

とりあえずいい本を借りてきてくれたムスメに感謝です。
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やったぁ~~!!

2022年03月06日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
去年、アウトドアに目覚め、そこからフェスにも行ってみたいと思い始めていました。あまりフェスのことは分かっていなかったのですが、知れば知るほど楽しそう!広い屋外で気持ちのいい空気を吸いながら好きなバンドの音楽を聴けるなんて最高ではないですか!!
コロナでなかなか行けませんでしたが、今年こそはと思っていました。

そしたら、なんと大好きなバンドが千葉で開催されるフェスに出ると言うではないですか!!しかもゴールデンウイーク!
フェスって夏のイメージですが、夏のフェスは暑さが厳しくてへばりそうだなぁと思っていたので、ゴールデンウイークの開催はありがたいです。
これは!!行くしかない!!

初めて応募してみました。
そしてそして、当選しましたぁ~!!



わ~いわ~い!人生初のフェス!楽しみすぎる~~!!

お天気さえよければきっと最高の時間が過ごせるはず!
敷物と小さい椅子を準備しておかなきゃ。

もちろんムスメも一緒です。
ムスメも私の影響で同じバンドが好きなので、観に行ってみたい~と言っていたものの、聴覚過敏気味なので、ホールだとあまりの爆音に耐えられないのではないかと心配。フェスなら屋外だし、逃げ場はいくらでもありそうなので、ライブ初体験にはいいかなと期待しています。
ムスメも今からワクワクが止まらない様子です。

この年になって、こんな楽しいことが見つかるなんて幸せです。


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梅切らぬバカ

2021年12月02日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
只今上映中の「梅切らぬバカ」を観てきました。





まず、このタイトルいいですよね。

「桜切るバカ、梅切らぬバカ」

ということわざは、桜は切るとそこから衰弱してしまい、梅は逆に余計な枝を切らないといい実がつかなくなるということで、樹木の剪定は特性に応じて対応することが必要だと言う意味で、人間においても相手の特徴をよくみながら向き合っていくことが必要だという意味が込められているそうです。

映画では枝が伸び放題の梅の木が植えられている一軒家に住んでいる自閉症の息子(50歳)とその母親の親子の話です。

我が身に置き換えて観てしまうので、身につまされる想いで観てしまいました。ずっと二人で住んでいたけれど母親も歳をとり息子をグループホームに入れることにするのですが、これも確実に我が身に降りかかる問題なので、切ないやら、寂しいやら、母親への感情移入が止まらなかったです。

そして理解がない近所住民の存在が悲しすぎました。

一人一人ちゃんと関われば悪い人なんていないし、怖くもないのに、関わろうともせず、拒絶して怖がる人たちにやるせない気持ちになりました。でも、このような現実もあるんだろうな。

悲しすぎて、涙が止まりませんでした。

そして、お隣さんとの関わりが暖かくてほっこり。子供は心のバリアフリーが出来てていいなぁ。

一番印象的なのは、母親が息子を抱きしめながら、

「ありがとう。」

と言うシーン。

ムスメに対しても常に思います。私が今こうして楽しく過ごせているのもムスメのおかげです。

現実を突きつけられて切なくなったり、ほっこりしたり、クスっと笑えたり。

いい映画でした。




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テンプルグランディン 自閉症とともに

2021年08月03日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
テンプルグランディンという実在する動物学者の映画を観ました。テレビ映画らしいです。

彼女は自閉症をもち、4歳まで言葉を話さなかったようです。それが理解ある教師との出会いから、どんどん才能を伸ばし、大学へ進学、動物学者として成功しました。人間、出会いは大切ですね。いい出会いがあるとそこから人生がガラリと変わることがあります。

テンプルグランディンは生きづらさを持ちながらも、興味を持った事に対しては一途に、貪欲に追求します。そのエネルギーは凡人の私には想像も出来ないパワーです。特殊な才能も持っていて、その才能を発揮しまくります。

難関があるたびに、新しいドアを開いて行こう!と自身を鼓舞するシーンは、私自身も勇気づけられます。彼女は自分の目標のためなら、どんな事でも強い意志ではねのけて、前に進みます。

自閉症に対して今ほど認知されていなかった時代に、どれだけの苦労があったのだろうと想像しますが、彼女は決して負けないのです。

「私は人とは違うけれど、劣ってはいない。」

というスピーチは、自閉症の彼女の言葉ではありますが、我々、健常者と言われる人間にも響く言葉です。

ぜひ色んな人たちに観てもらいたい映画でした。
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旅立つ息子へ

2021年07月27日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
「ギルバートグレイプ」以降、映画鑑賞にまたハマっています。その中でも、この「旅立つ息子へ」は自分と被るところもありなかなか面白かったです。

自閉症の息子と二人暮らしの父親。別居中の母親が、息子の将来を案じて入所施設を探し、入所させようとします。息子との生活に満足している父親は入所に消極的。

でも、息子はちゃんと成長していて、子離れ、親離れの時がやってきます。観ながら、

「うん、うん。そうだよね、そうだよね。」

って言いたくなるくらいよく分かる心境でした。

イスラエル映画で文化は全く違う国だと思いますが、親が子を思う気持ちはどこの国も同じですね。

いずれ私にも訪れる子離れの時。今から想像しても寂しいですが、その時がきたらちゃんと旅立たせてあげないとなぁと改めて思いました。

ほっこりしていて、暖かな気持ちになれる映画でした。
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アウトサイダーアート展

2021年07月07日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
アウトサイダーアート展

と言う展覧会を見に行ってきました。






障害があるアーティストの方々の作品をたくさん拝見することが出来ました。

この鳥は



よぉーく見ると、全部音符なんです!!!



凄くないですか?コレ!
 

こんな細かいデザインも!




気が遠くなりますね
もの凄い集中力がないと無理です。

他にも可愛らしかったり、パワフルだったり、エネルギッシュだったり、いろんな作品がありました。










表現することに全力を注いでいるような作品ばかりで圧倒されます。


7月25日までやっています。
ご都合のつく方はぜひ!


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ギルバートグレイプ

2021年07月03日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
もう25年くらい前に観た映画で、私が好きな映画ベスト3に入るのですが、最近観たという友人の話を聞いたら、久々に観たい衝動にかられ観ました!!

いやはや、20年以上の時を経ても全く感動色褪せませんね!!

知的障害がある弟、アーニーをレオナルドディカプリオが演じていて、お兄ちゃんのギルバートがジョニーデップという豪華キャスト!

アメリカの田舎町が舞台で、過食症のお母さんと妹、姉、末っ子のアーニーと暮らすギルバートの話です。

母と弟を介護しながらの日々に疲弊するギルバートの心情は20年以上たって、色んな経験をした今、さらにリアルに想像が出来ました。

と同時に、弟アーニーの尊さもダウン症のムスメがいる今、ひしひしと感じられました。介護しながらの日々は大変だけれど、そこには愛が溢れてて、とてつもなく愛おしい存在。

本当に久しぶりに観ましたが、25年前の感動からさらに心に沁みる深い感動がありました。
改めて、やはり名作でした。
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僕が跳びはねる理由

2021年05月28日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
ずっと見たかった映画「僕が跳びはねる理由」をようやく配信で見ることが出来ました。

自閉症の東田直樹さんの著書が原作となっている映画です。東田さんは重度の自閉症者でありながらご自身の気持ちを文章で記されていて、それまで誰も分からなかった自閉症のある人、当事者の気持ちを世の中に知らせてくれました。そして現在世界34か国以上で翻訳されています。それだけ多くの人が自閉症者が抱える世界を知りたいと思っていたという現れだと思います。

私も著書を読み、このブログでも紹介させていただきました。納得するところがあったり、驚くことがあったり、いろんな気づきを与えられました。それが映画化されたとなればぜひぜひ見てみたい!!っが、なかなか時間が取れず、緊急事態宣言もあり、映画館で観ることは叶いませんでしたが、今日から配信されると知って早速観ました。

映画はとても美しく、限りなく自閉症者の目線に近づいているんだろうなぁと思う映像が多く、少しだけ、本当に少しだけですが、自閉症者の人の世界に入り込めたような気持になりました。

心の中ではいろんな感情が渦巻いているのにそれを言葉で表せないって本当にストレスだと思います。一生懸命伝えようとしても、伝わらず、「知性がない」なんて言われる苦しみは計り知れないものだと思います。発展途上国ではさらにひどく、「悪魔の子」と言われたりしているようです。想像するだけでも悲しい気持ちになります。

映画には東田さんのように文字盤で言葉をつなげている人たちも出てきました。彼らの言葉がゆっくりと文字盤で紡ぎだされると、口頭でスラスラ出てくる言葉に比べ重く、意味深く感じてしまいました。

最後に

「僕の未来がみんなの未来とつながる。」

という言葉が出てきます。そう、みんなつながっている。私自身、つい忘れがちになってしまいますが、利用者さんに寄り添う気持ちを忘れずに、仕事をしていきたいと改めて思いました。

6月24日まで配信されています。



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おしゃべりな人見知り

2021年05月03日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
大好きな山本ゆりさんがエッセイ本を出版されたのは知っていたのですが、レシピ本ではなかったので、買おうかどうしようか迷っていました。

そしたら、この間の言語指導でムスメが

「山本ゆりさんの料理をする。」

と言った時に、先生がたまたまその本を読んでいて、

「面白いですよ。」

とおっしゃったので、買ってみました。




いや、ホント面白い
絶対、電車で読めない本です。
声出して笑っちゃいます。
料理だけでなく、文才もありますね。

山本ゆりさんってこの間も「情熱大陸」に出てたし、今、大人気ですごい人なのに、庶民的感覚を絶対に忘れてなくて、共感できる事がいっぱいです。

レシピも少し載っていて、お得な感じがします。

常に、自分主体ではなく、我々読者主体で考えてくれているのがレシピ本でもエッセイ本でも感じられるのが山本ゆりさんの魅力かなと思います。

自粛ばかりでつまんないーって方、この本読むと楽しい時間が過ごせますよ😁


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