What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

ハーレクイン・ロマンスに挑戦

2006年07月13日 09時04分23秒 | 
 湿度にやられてふらふらしております・・・室内の湿度計が63%を超えると、てきめんに食欲が落ちて、やる気ががた減り致します。こんなんで今年の夏は越えて行けるんでしょうか?(この時期は毎年そう思っていますが)

 さて、本好きとしては(しかも偏りっぱなしな)色んなジャンルに挑戦してみなきゃいかんなと思いまして、生まれて初めて「ハーレクイン・ロマンス」を読んで見る事にしました。

 今はいささか下火になっておりますが、大ブームを巻き起こしたくらいのジャンルですから、ありましたよ図書館に。しかも一つの書棚丸々びっしり並べてありました。

 さて、何がなにやらと考えていると、何故でしょう?視線が痛いじゃないですか。「うわァ、ハーレ選んでるよ」とでも言いたげな視線が、つかつかと背中に刺さって来ます。人もまばらな地方の図書館ですから、私の思い込みのなせる技かもしれませんが、さァそう思ったとたんに、冷汗が出で来ました(笑)

 なんで、本を選ぶのにプレッシャーを感じなきゃいかんのだと思いつつも、居たたまれない思いがつのってしまいます。
本の題名を見れば、なんとまた似たようなモノばかり。シリーズも色々あるし、名作選や作家さんの特選シリーズなどもあって、目移りします。えい、どれでも良いから二冊借りようと思い、上棚から一冊下棚から一冊選んで、貸し出しの場所まで行きました。

 なんと、ここでも視線が痛いのです。「この二冊だけですか?」という司書さんの問いかけに「ハーレ二冊しか借りないの?」という圧力を感じてしまい、またもや冷汗が出て来ました。恐るべしハーレ・・・読む前の段階で、すっかり消耗してしまいました(笑)

 さて、借りたのは歴史モノと現代モノですが、題名を忘れてしまいました(汗)

 歴史モノの方は、領主の妻のヒロインは若くして未亡人になってしまい、新しい領主に領地と共にモノにされそうになりますが、この新領主が暗い過去を持つ野生味たっぷりな男前で・・・という始まりから、怒涛のごとくヒロインが翻弄されるお話です。ヒロイン設定が若い乙女なので、初体験なアレコレがしっかり書いてあって、あはははとなってしまいました。一応衝撃の急展開なラストもあって、まぁ読めましたよ。

 現代モノは、美人で仕事もばりばりこなすヒロインですが、男性にはちっとも興味がなくて、彼女を狙う仕事場の男性上司は、あれやこれやとスキンシップをはかっては、彼女の心を寛げようとしますが・・・ありがちとお思いでしょうが、ここからが様相外の展開となって、上司の女性への愛情の示し方や崇高な愛の儀式へのこだわりが語られ、彼女は感動して彼へとダイブするんです。でもね、どう考えても、フェチ?というか夢見すぎ?な彼なんですよね~。彼女は今までの反動でぼうぼうに感動して運命の相手だわ!と思うんですが、私はどうにも引いてしまいました(笑)

 二冊しか読んでないのでなんですが、ハーレクイン・ロマンスは「大人向け夢小説」なんですね。自分をヒロインさんに置き換えて「有り得ない設定&夢のような展開&幸せな結末」を楽しむんですよ。だから、本当に色々なパターンがあって、次々にはまって行く人がおられたんだと思います。
 それと読んでみて判ったのは「恋愛の対象になる男性像は様々である」ことでしょうか。つい自分の好みの男性ばかりと話してしまう方(ゲームなら尚更ですが、好みのキャラばかり攻略してしまう方)は、なんでも良いから、ハーレを何冊か選んで読んでみると、思いのほか面白いと思いますよ。

 ただし、ハーレがブームになったのは、ここまでネットが普及する以前の事で、ブームが下火になったのは、ネット上で手軽に創作が読めてしまう事が大きいのでは、と思いました。創作系のサーチや18禁のサーチ、女性作家さんのリンクなど、様々な手段で自分好みのお話を選んで探して、読むことが出来るようになりましたからねぇ。膨大な冊数を、家にどう収納するかという現実問題も大きいかしら?でも、書店のコーナーを見ると、確実に毎月新作や名作集が発売されているので、まだまだ愛読者さんは大勢おいでなのでしょうね。

 「図書館で借りて読む」というのは、小心者の方にはオススメしづらいですが(笑)書店で買うよりは、良いかな~?ペーパーブックを楽しむ感覚を体験したい方は、ぜひ挑戦してみて下さい。はまるかもしれませんよ(笑)

コメント (2)
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