【芥川賞】
伊藤たかみ 「八月の路上に捨てる」
*その他候補作
鹿島田真希「ナンバーワン・コンストラクション」
島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」
中原昌也「点滅……」
本谷有希子「生きてるだけで、愛。」
【直木賞】
三浦しをん 「まほろ駅前多田便利軒」
森絵都 「風に舞いあがるビニールシート」
*その他候補作
伊坂幸太郎「砂漠」
宇月原晴明「安徳天皇漂海記」
古処誠二「遮断」
貫井徳郎「愚行録」
森さんの「DIVE!!」が好きなので、受賞されて嬉しいです~。ただ受賞された作品は未読なので、図書館に予約を入れてこようかなと思いますが、しばらくは回って来そうにないでしょうね(笑)
しかし、伊坂さんの「砂漠」を除いては、全然読んだ事のない作家さんや作品ばかりで、私の小説雑誌チェック度の低さがバレます。小説に関しては、いつか読めれば良いというスタンスなので、雑誌を追ったりしないんですよ。
ところで「メッタ斬り!直木賞予想レース」というのをご存知でしょうか?
大森さん(翻訳家)&豊崎さん(ライター)のお二人のお話が、業界裏を含めて大変赤裸々で面白いんですが、今回の受賞作に対してのコメントも強烈でした。
>以下、大森さんのお言葉を引用。
サイトのアドレス http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/literaryawards/060713_6th/
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幻滅……。
もうね、候補作読んだりせずに版元だけ見て予想しろってことですよ。
芥川賞はともかく、直木賞が森絵都と三浦しをんのダブルとは…。
ボイルドエッグズからついに直木賞作家が…という意味では感慨深いけど、まさか「まほろ駅前」で受賞するとはねえ。いよいよBL(ボーイズラヴ)の時代が来るってことですか。だったら鹿島田真希も 同時に受賞してれば完璧だったのに。
漏れ聞くところによれば、芥川賞は最初に落ちたのが中原・鹿島田の三島賞コンビ。しかも「点滅……」には見事に1票も入らなかったらしい。中原昌也の受賞可能性は最初からゼロだった模様。ちぇ。ただの空騒ぎかよ!
一方、直木賞はこれで5回連続文春のみの受賞。そんな狭いところには来ないという思い込みが悪かった。単純に文春は強かった。しかし伊坂幸太郎はこれで落選5回、いよいよあとがなくなりました。そして津本陽が欠席だっ たにもかかわらず、古処誠二は落選。解せず。今回はぜったい当たると思ったのになあ…。
……幻滅。
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「出版元の影響大」と言うのは、大昔からあった事ですが、受賞作品のデータを見ると如実なので、あらあらと思わずにはいられないです。しかし、芥川賞候補の”1点も入らなかった「点滅・・・・」”は逆に読んでみたくてしょうがないくなりました、へそまがり発動!(笑)