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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

サンケイスポーツ 梶原しげる 上手く話して賢く操る

2006年07月02日 13時30分08秒 | 日常
 <賢い若者操縦法5カ条>

★若者の緊張をほぐす
★若者にしゃべらせる
★相づちは上手に
★プライドを配慮する
★前向きに評価する
 
 四番目の「プライドを配慮する」の説明文のなかにある一節、

「根拠のないプライドを支えにしている若者が多い。彼らは鼻っ柱をへし折られることを非情に恐れる」

というのに同感です。こういう状況になって、逆ギレして怒鳴りまくった人が居たんですけど、周囲の大人がポカーンとしていたのが印象的でした。その人は自分の価値観が一番大事なんだけど、それが社会で通用すると思っている事を、そこに居た人たちは理解出来なかったんですね。

 同じく文章中に、

「一般的に大人は、他人と協調して生きていこう、全体の中で自分の立場を考えて生きようとするが、若者たちは、個性、自分らしさを尊ぶ、と梶原さんはみる」

とあります。昭和の社会が、個人の人格を無視して成功した時代だったのに対して、間違いだったと感じている平成の大人たちですが、一方では、確かに結果が出ていたはずと、そのシステムを続けた方が良いのでは?と思っている部分もあるのですね。

 そんな相反する大人と若者の両者を生かすには「若者を理解するのを諦めて、賢く操ろう」と、梶原さんは進めているのです。


 でも、私的には、この5カ条は丸々「お年寄り」相手でも使えますね。

★お年寄りの緊張をほぐす→若い人相手だと緊張します

★お年寄りにしゃべらせる→とにかく話したくてうずうずしているので、いくらでもしゃべってくれます。

★相づちは上手に→ちゃんと話を聴いていないと怒ります。

★プライドを配慮する→今は物忘れが激しくても、しわしわのおばあさんでも、よろよろしたおじいさんでも、昔は凄かったというプライドにすがり付いているので、それを否定すると落ち込みます。

★前向きに評価する→電話を受け取って、伝言は忘れたけど、名前は覚えていた等


 ほら、当てはまるでしょう?私たち実働年代は、上の世代にも下の世代にもあらゆる事に配慮していかないと、やって行けないんですよ、しんどいですよねぇ。だからビールが美味しいのでしょうね・・・。


 梶原さんのお話を初めて読んだのですが、もっと掲載された事があったのでしょうか?もうちょっとお話を伺いたい気持ちです。勿論、こんなの可笑しいと思われる方もおいででしょうけど、私には結構実情にあっているお考えだと思います。
ちなみに、やってはいけない5カ条もありますよ。当然の事ばかりですが、思い当たる人はご注意下さいね。


 <こんな行動はNG!やってはいけない5か条>

★若い頃の武勇伝を語る
★若者に対抗意識を持つ
★否定的な言い方をする
★成果の横取りと責任逃れ
★根性主義
コメント (2)
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